ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

網走の、エェとこめぐり。

2016-06-18 17:26:35 | 旅行・レジャー
てなワケで、出来心で北海道へやってきた。
新千歳から朝イチの便で、女満別へ。


当然だが、千歳よりさらに涼しい。
最高気温は、17℃だった。

クルマは田園風景を快走し、網走市内へ。

天都山から見るオホーツクと、反対の網走湖。


一度来てみたかった、網走監獄。

北海道開拓の歴史は、屯田兵とこの網走刑務所に収監された受刑者の過酷な労働だった、という歴史を学ぶ。
特に網走〜旭川の220kmあまりの道路は、当時のロシアからの守りを固めるため冬が来るまでのたった8ヶ月という超・突貫工事で進められた。そのため全受刑者の1/6にあたる200人以上が過酷な労働や事故、栄養失調や不衛生ゆえの病で命を落としたという…

もう一つ印象的なのは、ニオイだ。
すえたような、鼻の奥にツンと来るある種ケモノ臭いニオイが館内に立ちこめている。強いて言えば、豚骨ラーメン屋の特にニオイの強い店のような。
これは、長年染み付いた雑居房のトイレであろう。穴を開けた汲み取り式にすると脱獄を招くので、雑居房のトイレは桶に用を足して捨てるというのを長年やっていたらしい。
よく服役する事を「臭いメシを食う」と言うが、これは食事が匂うのではなく部屋のニオイなのだとか。今でこそ文明が発達して衛生的な暮らしが出来ているが、やはり人間も糞便を垂れ流すケダモノなのだというのを思い知らされるニオイである。

クルマは、能取岬(のとろみさき)へ。

あいにくの雨だが、背中に大牧場、目の前にはオホーツクの大パノラマ。
この景色は、なかなか味わう事が出来ないのではなかろうか。

…さて、これから網走のウマいもんをいただきに夜の街へ。
今日はこのへんで(笑)…