ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

西野ジャパンの皆さん、胸を張って帰ってきて下さい!

2018-07-03 20:00:00 | 思うこと

サッカーのFIFAワールドカップ・ロシア大会決勝トーナメント1回戦で、日本は優勝候補と云われたベルギーに後半アディショナルタイムでまさかの逆転負け、2-3で敗れ去る事になった。
私も早めに床に就いて3時に起きて見守ったのだが、原口・乾の神がかり的ゴールで2-0とリードしていた後半20分ぐらいまでは天国にいるかのようだった。
ところがそこからベルギーの本気スイッチが入る。高さのある選手を投入し、日本のアンラッキーもあってアッという間に同点。
幾度となく見られた川島のスーパーセーブが、「赤い悪魔」の闘争心にさらに火をつけてしまった。
本田圭佑のCKからのカウンターで、後半終了間際に決勝点を蹴り込まれジ・エンド。
夢だった8強入りは、またしても次回以降にお預けとなってしまった。

しかし一体誰が、ランキング3位の国を61位がここまで苦しめると予想しただろうか。
今大会は番狂わせが続き、既にロナウドのポルトガルもメッシのアルゼンチンもいなくなってしまった。
それだけに日本にもチャンスはある、と思っていたのだが、もう本当にあと少しのところで勝利が手のひらからこぼれ落ちてしまった。
2ヶ月前になってのハリルホジッチ監督解任などドタバタもあったが、予選リーグのポーランド戦を除けば西野監督の選手起用もズバズバと当たった。
コロンビア戦でいきなり相手が退場で数的優位に立った、という運も味方した。
堂々たる戦いを見せてくれた西野ジャパンには、どうか胸を張って帰ってきてほしい。

今大会から採用された「フェアプレーポイント」のシステムを利用した対ポーランド戦のラスト10分のボール回しは世界的に物議を醸し、意見が二分した。
「フェアプレーをしなかった国が、フェアプレーポイントで勝ち上がるとは悪い冗談だ」
という厳しい批判もあった。
しかしコレは、1992年夏の甲子園で星稜・松井秀喜を5打席連続敬遠した明徳義塾と同じで、ルールには全く違反していない。
負けたら次がないという状況でのリスクマネジメントを考えれば、当然の選択だ。

別会場で同時に行われていたコロンビアとセネガルの試合でコロンビアが後半勝ち越し、セネガルが追い付かないと踏んでボール回しを指示し、カードをもらわない事に徹した西野監督の覚悟を私は讃えたい。

そして今朝の熱闘は、それらの雑音を封じるには充分すぎるものだったのではなかろうか。

本田圭佑や長谷部は「4年後の代表には出ない」と宣言しており、岡崎・川島・長友らもおそらくもう選出されないだろう。
今回経験を積んだ大迫・原口・乾・柴崎らが中心に4年後は代表が組まれるだろう。今からものすごく楽しみである…