ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

「森昌子コンサート」に、行ってみる。

2018-07-05 22:00:00 | No Music,No Life.

「年に一度、ワケあって大御所のコンサートのご招待を受ける」シリーズである(笑)。
毎年この季節には大御所を観させてもらっている。ここ数年でも五月みどり、香西かおり、八代亜紀と紅白歌合戦級の有名どころをナマで体験させてもらっており、TVではわからない魅力の発見に毎年驚かされる。

森昌子を知らない人は、昭和生まれならおそらく一人も居ないであろう。
言わずと知れた、山口百恵・桜田淳子と「花の中3トリオ」として歌謡史に大きな足跡を残している。

あれだけヒット曲があるのを、どう散りばめるか?に最も関心があったのだが、序盤は黒の振袖でシックに始めて最初の衣装替えはなんとセーラー服。女学生(→死語)モードになって「せんせい」「中学三年生」「おかあさん」と畳み掛け、会場を大きく沸かせた。

そして今ではあまり観る事もなくなったが、森昌子は他の歌手のモノマネがヒジョーに上手い。
デビューした70年代にヒットしていた女性歌手はほぼ網羅しているようで、中3トリオの他の2人はもちろんあべ静江、天地真理、小柳ルミ子、アグネス・チャンなど立て続けに披露し、拍手と笑いを得ていた。

なかでも美空ひばりは森昌子が慕い、ひばりもも森昌子に目をかけたという事で思い入れが強く、ひばりのヒット曲を5曲しっかり歌うコーナーも設けられていた。
「愛燦燦」「みだれ髪」は特に反応が大きかったように思える。

これだけのビッグネームであり、ステージも星の数ほどこなしているので客のあしらいも抜群だ。
いかにも演歌のエイギョーな、頭髪の潔い男性司会者も付いていたのだが、掛け合いもよく練られておりエンターテイメントとしての完成度は高かった。

ただバックバンドはキーボード、ギター、バイオリンのみでドラムとベースは全てテープ。演奏の妙味が楽しめるコンサートではなかったのは残念だ。
また今日は西日本全体が大雨で警報も出ており、客の携帯の緊急警報がひっきりなしに鳴って音楽に集中出来なかったのも残念だ。
別に戦争を引き合いに出すつもりはないが、音を楽しめるのは平和あってこそなのだ…