ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

懐かしく、新しい味。「老松うどん」の中華そば。

2019-04-02 20:00:00 | うまいもん
おなじみ、
「その見せの前を何百回と通っていながら、一度も行った事がない店をつぶす」
コーナー。 

今回はこちら。


老松通り沿いの「老松うどん」。
このあたりは、電車でのアクセスがヒジョーに中途半端だ。
梅田でもない、淀屋橋でもない、南森町でもない。
京阪中之島線はあるが、深すぎて乗り降りに時間がかかるうえ本数が少なく、補完になっていない。
敢えて言えば、大阪シティバスの「西天満」バス停留所だがそれでも歩かねばならぬ。 
このあたりは大阪地裁があり弁護士の先生方も沢山いらっしゃるのだが、ご不便には思われないのだろうか?

店外の、メニュウを見やる。


安いではないか。
立ち食いか?
おもむろに店内に入ると、カウンターのみ10席の店で、立ち食いではなかった。
なるほど、コレから回転もいいのでこの値段で商売が出来る。

カウンターの上には、1個100円のおにぎり。


なるほど、麺プラスこれで調整してくれという事か。
和歌山ラーメンの「早寿司」と似ている。

私は奇をてらって、「中華そば」500円をオーダー。


メニュウに「肉・しょうが天入り」と書いてあったのでそそられたのだが、見事にそうなっている(当たり前か)。

箸を上げてみる。


なんとこの麺が、思いのほかコシがあってウマいのだ。
普通このような「うどんメインの店で、One Of Themとして存在する中華そば」の場合はスーパーなどで売っている安物の蒸し麺が少なくないのだが、ちゃんとした乾麺でしかも長浜ラーメンのように細いながらもコシがあるではないか。

そしてスープにも驚いた。
煮込まれた肉の甘みがスープにマッチし、まるで「播州ラーメン」のような甘いスープに仕上がっている。
そこに天ぷらから沁み出したしょうがの風味・酸味がアクセントとなり、まさにクセになる味である。

懐かしい風情のうどん屋さんながら、これまでどこでも味わえなかった新しい味の中華そばがいただけ、何とも言えずトクした気分になれたのであった…