朝ドラの話。
「まんぷく」が大好評のうちに終わり、ロスになるのを懸念したがそれが杞憂に終わるほどに「なつぞら」の出足が好調だ。
なつの幼少期を演じる子役・粟野咲莉の演技がとにかく素晴らしいが、それ以上に「おんじ」こと柴田泰樹を演じる草刈正雄がいい。
先週木曜の、泰樹となつでアイスクリームを食べる第4話は、いわゆる「神回」として語り継がれる事であろう。
「それは、お前が絞った牛乳から生まれたものだ。よく味わえ。ちゃんと働けば、必ずいつか報われる日がくる。報われなければ、働き方が悪いか、働かせる者が悪いんだ。とっとと逃げ出しゃいいんだ。だが、一番悪いのは、ひとがなんとかしてくれると思って生きることじゃ。ひとはひとを当てにする者を助けたりはせん。逆に、自分の力を信じて働いていれば、きっと誰かが助けてくれるものだ。
お前はこの数日、本当によく働いた。そのアイスクリームはお前の力で得た物だ。お前なら大丈夫だ。だからもう、無理に笑うことはない。謝ることもない。お前は堂々としてろ。堂々とここで生きろ」
には、列島が号泣した(はずだ)。
翌日の第5話でも、兄に手紙を書きたいなつが富士子(松嶋菜々子)に切手代の十銭を貸してほしいとお願いするシーンで
「…なによそれ!」
と、水くさい事を言うなつをたしなめるシーンにも目頭が熱くなった。富士子は、なつの本当の親になりたいと強く願っていたのだ。
そんな連日感動をくれる「なつぞら」だが、BSプレミアムではその直前の7:15からなんとあの不朽の名作「おしん」の再放送をやっているのだ。
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「なつぞら」が朝ドラ通算100作めにあたり、歴代ヒロインが数多く出演する事でも話題になっているのだが、同じく100作を記念し歴代の中でも社会現象化したほどにヒットした1983年の「おしん」を再放送しているのだ。
私は「おしん」には、人一倍思い入れがある。
当時高1だった私は、通学時間での放送のため観られるはずはない。
ところが当時の日曜夜の大人気番組「久米宏のTVスクランブル」で、故・横山やすしが
「『おしん』はエェで。泣くぞ!」
と発言した事でにわかに注目され、国民的大ヒットとなった。
「我が子に『おしん』を見せたい!」
という親がこぞってNHKに投書した事などがキッカケで、なんと夏休みに連日2話ずつ再放送され、私はそれを毎日正座して観ていたのである(笑)。
そして秋の学園祭のクラス発表で、担任がどうしても我々に人形劇をさせたかったようで、脚本を書ける生徒は名乗るように命じた。
私は率先して挙手し、ルーズリーフ64枚の超大作脚本を書いたのである(笑)。
ノベライズを買って熟読し、脚本を書いた私は当然、今放送している少女篇のセリフは身体に染み込んでいるのだ。
そんな当時の思いを重ねつつ、すっかりオッサンになってしまったもう一人の私が
「こんなもん、労基法と児童福祉法違反やろ!この材木屋は行政処分や!」
などとシニカルなツッコミを入れ、最高に楽しい朝の15分なのである(笑)。
「なつぞら」も終戦直後の北海道の開拓者らの厳しい時代を生き抜いてきた人達の暮らしを描いており、単体で充分感動出来るのだがさすがに「おしん」と連チャンで観るとかすんでしまう(笑)。
ま、とか何とか言いながら結局両方毎日観るのだが…
さて明日の競馬は牡馬クラシックの第一関門・皐月賞。
ホープフルSの強さを見る限り、休み明けでも本命はサートゥルナーリアで仕方ない。先週のグランアレグリアしかり、近年の競馬はローテなどほぼ関係ない。
相手筆頭に、今年からリステッドレースに格上げされた若駒S・若葉Sを連勝したヴェロックス。さらに近年なぜか皐月賞と相性のよい共同通信杯の上位であるダノンキングリー、アドマイヤマーズ、トライアル組で唯一人気と着順のどちらも良いファンタジスト、2歳実績を評価しニシノデイジーまでが本線。
穴は、毎日杯を勝っているのに人気がないランスオブプラーナと、ホープフルでサートゥルの2着なのに人気がないアドマイヤジャスタ。
「まんぷく」が大好評のうちに終わり、ロスになるのを懸念したがそれが杞憂に終わるほどに「なつぞら」の出足が好調だ。
なつの幼少期を演じる子役・粟野咲莉の演技がとにかく素晴らしいが、それ以上に「おんじ」こと柴田泰樹を演じる草刈正雄がいい。
先週木曜の、泰樹となつでアイスクリームを食べる第4話は、いわゆる「神回」として語り継がれる事であろう。
「それは、お前が絞った牛乳から生まれたものだ。よく味わえ。ちゃんと働けば、必ずいつか報われる日がくる。報われなければ、働き方が悪いか、働かせる者が悪いんだ。とっとと逃げ出しゃいいんだ。だが、一番悪いのは、ひとがなんとかしてくれると思って生きることじゃ。ひとはひとを当てにする者を助けたりはせん。逆に、自分の力を信じて働いていれば、きっと誰かが助けてくれるものだ。
お前はこの数日、本当によく働いた。そのアイスクリームはお前の力で得た物だ。お前なら大丈夫だ。だからもう、無理に笑うことはない。謝ることもない。お前は堂々としてろ。堂々とここで生きろ」
には、列島が号泣した(はずだ)。
翌日の第5話でも、兄に手紙を書きたいなつが富士子(松嶋菜々子)に切手代の十銭を貸してほしいとお願いするシーンで
「…なによそれ!」
と、水くさい事を言うなつをたしなめるシーンにも目頭が熱くなった。富士子は、なつの本当の親になりたいと強く願っていたのだ。
そんな連日感動をくれる「なつぞら」だが、BSプレミアムではその直前の7:15からなんとあの不朽の名作「おしん」の再放送をやっているのだ。
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「なつぞら」が朝ドラ通算100作めにあたり、歴代ヒロインが数多く出演する事でも話題になっているのだが、同じく100作を記念し歴代の中でも社会現象化したほどにヒットした1983年の「おしん」を再放送しているのだ。
私は「おしん」には、人一倍思い入れがある。
当時高1だった私は、通学時間での放送のため観られるはずはない。
ところが当時の日曜夜の大人気番組「久米宏のTVスクランブル」で、故・横山やすしが
「『おしん』はエェで。泣くぞ!」
と発言した事でにわかに注目され、国民的大ヒットとなった。
「我が子に『おしん』を見せたい!」
という親がこぞってNHKに投書した事などがキッカケで、なんと夏休みに連日2話ずつ再放送され、私はそれを毎日正座して観ていたのである(笑)。
そして秋の学園祭のクラス発表で、担任がどうしても我々に人形劇をさせたかったようで、脚本を書ける生徒は名乗るように命じた。
私は率先して挙手し、ルーズリーフ64枚の超大作脚本を書いたのである(笑)。
ノベライズを買って熟読し、脚本を書いた私は当然、今放送している少女篇のセリフは身体に染み込んでいるのだ。
そんな当時の思いを重ねつつ、すっかりオッサンになってしまったもう一人の私が
「こんなもん、労基法と児童福祉法違反やろ!この材木屋は行政処分や!」
などとシニカルなツッコミを入れ、最高に楽しい朝の15分なのである(笑)。
「なつぞら」も終戦直後の北海道の開拓者らの厳しい時代を生き抜いてきた人達の暮らしを描いており、単体で充分感動出来るのだがさすがに「おしん」と連チャンで観るとかすんでしまう(笑)。
ま、とか何とか言いながら結局両方毎日観るのだが…
さて明日の競馬は牡馬クラシックの第一関門・皐月賞。
ホープフルSの強さを見る限り、休み明けでも本命はサートゥルナーリアで仕方ない。先週のグランアレグリアしかり、近年の競馬はローテなどほぼ関係ない。
相手筆頭に、今年からリステッドレースに格上げされた若駒S・若葉Sを連勝したヴェロックス。さらに近年なぜか皐月賞と相性のよい共同通信杯の上位であるダノンキングリー、アドマイヤマーズ、トライアル組で唯一人気と着順のどちらも良いファンタジスト、2歳実績を評価しニシノデイジーまでが本線。
穴は、毎日杯を勝っているのに人気がないランスオブプラーナと、ホープフルでサートゥルの2着なのに人気がないアドマイヤジャスタ。