「オマエ、まだそんなオワコン観てるんか!」
と言われそうな年末の風物詩である2番組の重要事項が、相次いで発表された。
まず、その権威が失墜して久しい「日本レコード大賞」。
優秀作品賞10作が発表された。
私の知る限りもう40年以上おかしいが(笑)、今年のおかしさは何と言ってもあの三浦大知がノミネートされていない事に尽きる。
三浦大知は毎年、
「いや、歌もダンスも上手いけど、そんなにヒット曲もないのになんで毎年ノミネートされるの?」
と囁かれてきたが、今年はかの朝ドラ「ちむどんどん」の主題歌「燦々」が大ヒットした。
にもかかわらず、NHKの番組だからという乳児にもわかるオトナの事情で、最優秀歌唱賞でお茶を濁され、大賞の権利を与えられなかった。
続いて、紅白歌合戦の出場歌手が発表された。
毎年同じ事ばかり書いているが、なぜこんなにアイドルをブチ込む必要があるのか。
毎年同じ事ばかり書いているが、なぜこんなにアイドルをブチ込む必要があるのか。
申し訳ないが、TVというメディアそのものがもはや中高年のメディアであり、若者に気を遣う必要などないのだ。
若者はTVを観ないし、まして受信料など払ってもいない。
受信料を払っていない人達を取り込む必要が、どこにあるのか。それによって、受信料を律儀に払っている我々老人がないがしろにされている事がどれだけ罪深いか、わからないのか?
毎週ボロカスに云われるTBS「サンデーモーニング」は、もう完全に老人に舵を切っている。入っているCMも葬儀屋、保険屋、カルシウムの入ったイワシ煎餅などばかりだが良い銘柄が入っており、需要と供給は満たされている。
人気のスポーツコーナーも、老害の権化であった張本勲の卒業後も
「他に国際的な大会のあった競技よりも、何はさておき日本のプロ野球」
というオーダーの組み方は全くブレておらず、もはや伝統芸能の域に達している。
レコ大は「レコードメーカーと事務所の力関係大賞」。
紅白は「受信料を払っている老人のための歌合戦」
でよいではないか(笑)…