
今朝も御稽古日で、お一人来られました。
立冬を過ぎ、温かいですが、雨模様で暗く、
光を入れるため、障子を開けてのお稽古になりました。

まだ三回目のお稽古、初めての炉です。
炉開きのご挨拶は
『開炉おめでとうございます』なのですよ。
炉開きとは、茶人の正月。
炉壇を塗り直し、障子、畳を張替え
竹垣も青竹に・・・・
我が家はそうはいきませんが
炉開きについての、話を交えながら
御善哉で、お祝いの印とし
重ねて、亥の子餅もお出ししました。
亥の子餅とは、
12番目の亥から初めの子にもどることより
無病息災のまじないとした中国の俗信に基づいて、
平安時代に宮廷の禁裏にて行われたのが始まりとされ、
イノシシの多産にあやかり、子孫繁栄をも意味しますが、
『源氏物語』第九巻の「葵」巻に登場しています。
光源氏と紫の上の新婚2日目はちょうど亥の子餅を食べる日で、
その亥の子餅を源氏が見て、
「この餅を、明日の暮れも用意してくれ」と命じ、
家来はすぐその意を察し、亥→子をしゃれた言い方で
「“子(ね)の子(こ)”はいくつご用意しましょう」と
正式な結婚成立を表す三日目の「三日の餅(みかのもちい)」が
導き出され、人生の大きな区切りとなる菓子となりました。
しかし、紫の上は子を産むことなく、亡くなり、
「おくと見る程ぞ 儚きともすれば
風に乱るる萩の うは露」
と最後に詠っております。

時代は明治になっても、この風習は続いており、
夏目漱石は、
『花嫁の喰わぬといひし亥の子哉』と詠み
もうこの頃から食べ過ぎに注意、ダイエット?ですか。
炉開きに合わせ、亥の子餅(うりぼう)を作りました。
耐熱容器に白玉粉をつぶしながら水で溶き、
それに上新粉、素精糖粉末を入れよく混ぜ、

蒸します。蒸し上がったら

濡れ布巾に取、ゴマを入れてこね、
適量をとって餡を包み、”うりぼう”様に
手粉をつけて成形し、完成です。

黒ゴマをいれたかったのですが、白ゴマで代用、シナモンを入れ忘れましたが、
ことのほか、上出来で、手ごたえありでした。
立冬を過ぎ、温かいですが、雨模様で暗く、
光を入れるため、障子を開けてのお稽古になりました。

まだ三回目のお稽古、初めての炉です。
炉開きのご挨拶は
『開炉おめでとうございます』なのですよ。
炉開きとは、茶人の正月。
炉壇を塗り直し、障子、畳を張替え
竹垣も青竹に・・・・
我が家はそうはいきませんが
炉開きについての、話を交えながら
御善哉で、お祝いの印とし
重ねて、亥の子餅もお出ししました。
亥の子餅とは、
12番目の亥から初めの子にもどることより
無病息災のまじないとした中国の俗信に基づいて、
平安時代に宮廷の禁裏にて行われたのが始まりとされ、
イノシシの多産にあやかり、子孫繁栄をも意味しますが、
『源氏物語』第九巻の「葵」巻に登場しています。
光源氏と紫の上の新婚2日目はちょうど亥の子餅を食べる日で、
その亥の子餅を源氏が見て、
「この餅を、明日の暮れも用意してくれ」と命じ、
家来はすぐその意を察し、亥→子をしゃれた言い方で
「“子(ね)の子(こ)”はいくつご用意しましょう」と
正式な結婚成立を表す三日目の「三日の餅(みかのもちい)」が
導き出され、人生の大きな区切りとなる菓子となりました。
しかし、紫の上は子を産むことなく、亡くなり、
「おくと見る程ぞ 儚きともすれば
風に乱るる萩の うは露」
と最後に詠っております。

時代は明治になっても、この風習は続いており、
夏目漱石は、
『花嫁の喰わぬといひし亥の子哉』と詠み
もうこの頃から食べ過ぎに注意、ダイエット?ですか。
炉開きに合わせ、亥の子餅(うりぼう)を作りました。
耐熱容器に白玉粉をつぶしながら水で溶き、
それに上新粉、素精糖粉末を入れよく混ぜ、

蒸します。蒸し上がったら

濡れ布巾に取、ゴマを入れてこね、
適量をとって餡を包み、”うりぼう”様に
手粉をつけて成形し、完成です。

黒ゴマをいれたかったのですが、白ゴマで代用、シナモンを入れ忘れましたが、
ことのほか、上出来で、手ごたえありでした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます