学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

善光寺参り その1

2007-08-19 20:39:39 | Weblog
外はまだ暗かった。街灯がまだ点っていたし、
市内のほとんどの信号は、赤がしきりに点滅を繰り返していた。
車内のラジオをつけると、まだNHKラジオ深夜便が流れている。
番組のなかで、アナウンサーが千葉県の地震を何度も伝えていた。
ここのところ、日本各地で強い震度が観測されている。
まったく恐ろしいが、天災であるがゆえ、こればかりはどうにもならない。
私たちは常にその用心をするしか手立てがない。

群馬県の伊勢崎から高速道路に乗って、ひたすら長野県へ向かう。
道中、予想通り霧が濃くなってきた。
このまま進むと、どこか別な世界へ行ってしまうのではないか。
そう思うほどに、濃い霧だった。
写真は群馬県と長野県のほぼ県境、横川PA.で撮影したもの。
途中、高速道路の標識に何匹ものカラスが止まっていた。
こんな高所までカラスが来るのは少し意外な気がした。

幾度となく続くトンネルを抜けると、目の前に青空が開けてきた。
長野県は暑くなりそうな予感があった。
長野IC.で降り、ひたすら善光寺を目指す。
まだ朝が早いこともあって、往来は車の通りが少ない。
もちろん気は抜けないが、周りの景色(ビルがほとんどだが)を
見ながら、のんびりと運転をしていた。

そのうち、善光寺に着いた。
予想通り、朝が早いため、参拝客はほとんどいなかった。
ただ、そこには本殿に圧倒された私が居るだけだった。