学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

疲れ持ち越し

2007-11-15 22:57:25 | 仕事
現在、展示替え休館日で、体力勝負の日々を過ごしています。

具体的に展示替え作業とは何をやるの?という方に、当館の作業を箇条書きでご紹介しましょう。

1.前回の展示作品及びパネル、展示金具などをすべて撤去。
2.壁面に糸を張って、作品の高さの目安とする。
3.展示プランをもとに、作品を配置。
  (作品の配置をめぐって学芸員同士が話し合う)
4.作品間隔などを調整したあと、壁面に展示金具を設置。
5.看板、パネル、キャプションの貼り付け。
6.ライティング、照度を調整します。
7.見直し作業。

およそこんな内容でしょうか。ここに挙げた例は、常設の場合ですので、他館や個人の方から作品をお借りしてきた場合には、作品点検などの準備が加わります。

このなかで特に大変なのが、壁面に展示金具を取り付ける作業と、ライティングです。脚立の上り下りを繰り返したり、丁寧に金具を打ち付けないといけませんので、体力を使います。この作業で体力のほとんどを奪い取られます(笑)近頃はなかなか疲れも取れず、明日まで持ち越すときが多い状態。

しかし、今日でほぼ展示作業は終了し、あとは明日チェックをするのみとなりました。ほっと一安心、けれどやっぱり明日まで疲れは持ち越し?