今日もいい天気。こんな日は家でのんびり…といきたいところでしたが、作品調査のため、スーツに着替えて、仕事です。車を運転していると、しだいに暑くなって、窓を開ける。そうすると、涼しい風が車内を抜けて、とても気持ちがよいものです。調査のお宅へ伺う途中に藤棚があり、紫の綺麗な色がゆったりとたれている姿は大変美しいものでした。
作品調査については特記することはなし。近頃ブログに書いているようなことです。調査するたびに新しい作家の顔が見えてきて、とても興味深いものがあります。いままであまり取り上げられてこなかった作家なので、年譜もほとんどなく、聞き取り調査が基本になっています。大変ですけれど、やりがいのある仕事です。
昨日から「イギリスの小さな町から」(加藤秀俊著、朝日選書)という本を読んでいます。大手の本屋で購入したのですが、もうカバーも日に焼けて、随分古めかしい感じがします。発行日をみると1974年ですから、無理もありません。本の内容は、著者がイギリスのケント州での暮らしを書いたものです。イギリスの小さな町の人たちはこんな暮らしをしています、というものです。あまり内容については書けませんが、イギリスのいわゆる心が豊かな暮らし。ありきたり?そうかもしれませんが、作者が体験した具体的な事柄や個性的な人たちの話はとても面白いものがあります。しばらくは手放せない本になりそうです。
余談ですが・・・大学時代に「資料特論」なる講義を受講していました。そのとき、先生が教えてくれた話を思い出します。「本の文字をなぞってみると、昔のものはざらざらしている。光にかざすと、文字に凹凸があるのがわかる。私が若い頃はそんな印刷技術だった。そうして本に鼻を近づけるとインクの香りがする。本はこうしたものじゃないといけないね。文字が平坦だと、なんだかね。」とおっしゃっていました。この「イギリスの小さな町から」は文字に凹凸があります。あの先生がご覧になったら、おそらく「これはいいね!」とおっしゃったに違いありませんね(笑)
作品調査については特記することはなし。近頃ブログに書いているようなことです。調査するたびに新しい作家の顔が見えてきて、とても興味深いものがあります。いままであまり取り上げられてこなかった作家なので、年譜もほとんどなく、聞き取り調査が基本になっています。大変ですけれど、やりがいのある仕事です。
昨日から「イギリスの小さな町から」(加藤秀俊著、朝日選書)という本を読んでいます。大手の本屋で購入したのですが、もうカバーも日に焼けて、随分古めかしい感じがします。発行日をみると1974年ですから、無理もありません。本の内容は、著者がイギリスのケント州での暮らしを書いたものです。イギリスの小さな町の人たちはこんな暮らしをしています、というものです。あまり内容については書けませんが、イギリスのいわゆる心が豊かな暮らし。ありきたり?そうかもしれませんが、作者が体験した具体的な事柄や個性的な人たちの話はとても面白いものがあります。しばらくは手放せない本になりそうです。
余談ですが・・・大学時代に「資料特論」なる講義を受講していました。そのとき、先生が教えてくれた話を思い出します。「本の文字をなぞってみると、昔のものはざらざらしている。光にかざすと、文字に凹凸があるのがわかる。私が若い頃はそんな印刷技術だった。そうして本に鼻を近づけるとインクの香りがする。本はこうしたものじゃないといけないね。文字が平坦だと、なんだかね。」とおっしゃっていました。この「イギリスの小さな町から」は文字に凹凸があります。あの先生がご覧になったら、おそらく「これはいいね!」とおっしゃったに違いありませんね(笑)