学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

雨、挽歌、アメフリ

2010-04-05 18:25:10 | その他
月曜日でしかも大雨は気が滅入りますね…。天気のせいか、今日は何をする気にもならなくて、一日中ぼんやりしていました。本を読んでも頭に入らず、美術館へ行きたいけれども、今日はどこも休館日。ああ、思う存分に絵が見たい!!

気が滅入っているときに文章を書くと、どうしても暗い話題になる。しかし、暗い話題は文章を読む人の心まで暗くさせてしまう。ゆえに明るいことを書きましょう(笑)

近頃は論文作成のために詩集をやたらに読んでいます。そのなかで、とても好きな詩を書く詩人を見つけました。竹中郁さんです。日常の何気ない生活が主題となっているのが多いようですが、私が最も好きな詩は『竜骨』の「挽歌」、ことに最後の二行は絶品です。悲しさ、寂しさ、どうにもならない運命への憤り、それが集約された二行です。二行だけ紹介してもなんの面白さもないので、ぜひ『竜骨』をお読みいただければ、と思います。

こんな雨降りの日には、詩を読んで元気を出すことにいたしましょう。雨を主題にした明るい曲だってある。北原白秋の「アメフリ」ですね。「雨雨降れ降れ、母さんが…」。子どもの頃に何気なく歌っていた曲ですが、歌詞がとても良いです。さあ、明日からまた頑張ります!
コメント
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