今日は久しぶりの快晴。夜、仕事を終えて美術館の事務室を出ても、まだ外はぽかぽかする。いよいよ暖かくなってきましたね!嬉しい限りです。
先日のブログで詩集を読んでいると書きましたが、群馬県出身の詩人に萩原朔太郎(1886~1942)が居ます。口語自由詩の可能性を限りなく広げた詩人ですが、萩原朔太郎にまつわる思い出を1つ。思い出といっても、もちろん、私は萩原朔太郎に会ったことはありませんけれども(笑)
私には小説が大の苦手という友人がいます。彼いわく、文字が羅列しているのにとても耐えられないとのこと。ページを開くだけでうんざりするのだそうです。そんな彼ですが、このままではいかん!と思ったのでしょう。私に何かオススメの小説はないかと聞いてきました。私は簡単に読める本がいいかなと、岩波文庫の萩原朔太郎『猫町』(他17篇)を貸しました。かなり薄い本で、しかも短編が17篇入っている。これなら読みやすいだろうと思ったのです。
数週間後、彼に本を読んでみたかと尋ねました。すると、『猫町』はわけがわからないけれども『ウォーソン夫人の黒猫』は面白すぎるという答え。この『ウォーソン夫人の黒猫』は、家の中にいつのまにか黒猫が入りこんできて、排除しても、家に鍵をかけても、何事もなかったかのように存在(あるいは存在していない?)している、という話。彼にとって、この話はよほど面白かったと見えて、未だに『ウォーソン夫人の黒猫』の話題をします。本を貸したかいがあったというか、なんというか(笑)
きわめて個人的な萩原朔太郎にまつわる思い出でした。私は萩原朔太郎の詩がとても好きです。かつては仕事へ出勤する前に、毎朝朗読していましたから(笑)私も、私の友人も、どっちもどっちなのかもしれません(笑)
先日のブログで詩集を読んでいると書きましたが、群馬県出身の詩人に萩原朔太郎(1886~1942)が居ます。口語自由詩の可能性を限りなく広げた詩人ですが、萩原朔太郎にまつわる思い出を1つ。思い出といっても、もちろん、私は萩原朔太郎に会ったことはありませんけれども(笑)
私には小説が大の苦手という友人がいます。彼いわく、文字が羅列しているのにとても耐えられないとのこと。ページを開くだけでうんざりするのだそうです。そんな彼ですが、このままではいかん!と思ったのでしょう。私に何かオススメの小説はないかと聞いてきました。私は簡単に読める本がいいかなと、岩波文庫の萩原朔太郎『猫町』(他17篇)を貸しました。かなり薄い本で、しかも短編が17篇入っている。これなら読みやすいだろうと思ったのです。
数週間後、彼に本を読んでみたかと尋ねました。すると、『猫町』はわけがわからないけれども『ウォーソン夫人の黒猫』は面白すぎるという答え。この『ウォーソン夫人の黒猫』は、家の中にいつのまにか黒猫が入りこんできて、排除しても、家に鍵をかけても、何事もなかったかのように存在(あるいは存在していない?)している、という話。彼にとって、この話はよほど面白かったと見えて、未だに『ウォーソン夫人の黒猫』の話題をします。本を貸したかいがあったというか、なんというか(笑)
きわめて個人的な萩原朔太郎にまつわる思い出でした。私は萩原朔太郎の詩がとても好きです。かつては仕事へ出勤する前に、毎朝朗読していましたから(笑)私も、私の友人も、どっちもどっちなのかもしれません(笑)