学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

恩師のメジャー

2010-05-14 22:15:17 | 仕事
暖かくなったり、寒くなったり、不安定な天気が続きます。こう天気の調子が悪いと、体の調子も悪くなってくるような気がしてきます。天気は案外、健康のバロメーターなのかもしれません。

展覧会の準備もおおよそ落ち着き、ある程度余裕をもって仕事を進めることができるようになってきました。がけっぷちで戦うよりも、後ろに余裕を持ったほうが、やはりクオリティの高い仕事ができるような…。

私がいつもカバンのなかに入れているのは、大学時代の先生から頂いたメジャー。そう、モノを測るときの、あのメジャーです。先生によれば、自分の身の丈を知って仕事をすること、のメッセージをこめて下さったのだそうです。私自身は謙虚な気持ちを何時までも忘れてはならないと解釈しています。

先日、ふとメジャーが目に入り、取り出してみました。仕事を始めてから、ずっとそばに持っているので、もう随分長い相棒です。謙虚な気持ちを忘れていないか、自問自答。最近、そんな気持ちを忘れてしまっていたかもしれない、と感じ始めました。いろいろ思いあたることが無きにしも非ずで…。ああ、こんなことではだめだ、と一日大きく落ち込みました。

落ち込んだら、あとは這い上がるだけ。明日も相棒のメジャーをカバンに入れて、仕事へ向かいます。いつまでも落ち込んでばかりは居られません。謙虚な気持ちは常に心のなかに入れておきたいものですね。

ちょっと文章にならない文章でしたが、思うことがありましたので、筆を取ってみた次第です。