書店の棚は世相を反映する。なぜなら、ベストセラーや新刊本のコーナーを見れば、世相がどんなことに関心があるのかわかるためである。近頃は、「私(性格)を変える」というテーマが多いように見受けられる。それだけ自分を変えたいと思っている人がいるのであろう。
かく言う私も20代の頃、自分に自信がなくて、毎日のように性格を変えたいと思っていた。前述したような本は当然読んだし、盛んに旅行へ行って「自分探し」なるものをやってみた。だが、何の実感も得られぬまま、30代になる。すると、それなりに年を重ねてきたせいか、だんだん性格が図々しくなってきた。それで自分を変えることに時間を費やすより、心配性で神経質なこの性格とうまく付き合っていくほうが得策だと考えるに至ったのである。
私の場合、自信がないことがそもそもの問題であった。だから、30代で図々しくなったのは、それなりに人生の経験を積み、自信を得てきた成果なのだろう。性格は変わらないが、その向き合い方が変わったのである。変化を期するならば、ドラゴンクエストやファイナルファンタジーなどのロールプレイングゲームと同じで、色々なことに挑戦して経験値、すなわち自信の積み重ねが最も大切なのかもしれない。とすれば、まんざら、20代の読書や旅行も無駄ではなかったようである。これからも自分の性格と正直に向き合いつつ、自信を高めてゆきたい。
かく言う私も20代の頃、自分に自信がなくて、毎日のように性格を変えたいと思っていた。前述したような本は当然読んだし、盛んに旅行へ行って「自分探し」なるものをやってみた。だが、何の実感も得られぬまま、30代になる。すると、それなりに年を重ねてきたせいか、だんだん性格が図々しくなってきた。それで自分を変えることに時間を費やすより、心配性で神経質なこの性格とうまく付き合っていくほうが得策だと考えるに至ったのである。
私の場合、自信がないことがそもそもの問題であった。だから、30代で図々しくなったのは、それなりに人生の経験を積み、自信を得てきた成果なのだろう。性格は変わらないが、その向き合い方が変わったのである。変化を期するならば、ドラゴンクエストやファイナルファンタジーなどのロールプレイングゲームと同じで、色々なことに挑戦して経験値、すなわち自信の積み重ねが最も大切なのかもしれない。とすれば、まんざら、20代の読書や旅行も無駄ではなかったようである。これからも自分の性格と正直に向き合いつつ、自信を高めてゆきたい。