(1)失言と失態が続く籾井勝人・NHK会長(72)に決定的なスキャンダルが発覚した。
今年の正月、プライベートでゴルフの初打ちに出かけた際、わざわざNHKの公用ハイヤーを使い、往復料金(税込みで49,585円)を受信料で負担させていたのだ。2月下旬、NHK関係者の内部通報で発覚した。
いま監査委員会(経営委員3人で構成)が籾井会長らに事情を聴取している。
籾井会長は監査委に「あとで代金を払うつもりだった」と弁明。すでにNHKに代金を払ったが、それは監査委の調査開始の後だ。
実は、籾井会長には不正の自覚があったらしく、バレないように「小細工」を弄した疑いがある。プレー当日、東京・小金井市の名門ゴルフ場「小金井カントリー倶楽部」まで往復する際、普段は「白のレクサス」のハイヤーに乗っているのに、「わざわざ別の車種を用意させた」(関係者)。確信犯なのだ。
(2) 「政府が右と言うことに左とは言えない」
「政府のスタンスが見えないので、(慰安婦問題の)放送は慎重に考える」
籾井会長は、昨年1月の就任直後から、安倍政権ベッタリの失言・暴言(「政治的中立」を定めた放送法違反)を重ねてきた。そのたび「個人的見解だ」「アナウンス室で話術の勉強をする」などと言い逃れてきたが、今回の公金スキャンダルは、「見解の相違」では通らない。
(3)籾井会長は、3月18日に民主党の総務・内閣部門会議への出席を求められている。
この会議に前回(2月)出席した時には参加議員から過去の暴言を糾弾され、「くだらん」と反発した。今回出席すれば、(1)のスキャンダルを激しく突っ込まれ、火ダルマとなるのは確実だ。
(4)いま国会は、NHKの新年度予算案審議の真っ最中だ。
国民から受信料を徴収して番組を制作・放送する公共性から、NHK予算は全会一致による年度内承認が大原則だ。ところが、昨年は野党6党が籾井会長の資質を問題視し、反対に回り、原則が8年ぶりに破れた。2年連続で全会一致が崩れれば、NHK史上初の異常事態となる。
経営委員会でも、さすがに会長罷免の声があがるだろう。
後ろ盾の官邸サイドも、籾井会長とは距離を置き始め、後任探しに動き出した。
□「官邸が後任探し 受信料私物化でNHK籾井会長ついに更迭へ」(「日刊ゲンダイ」 2015年3月17日)
↓クリック、プリーズ。↓
【参考】
「【NHK】が危ない! ~組織に漂う負の雰囲気~」
「【NHK】受信料をしゃぶり尽くす「電波貴族」の優雅な生活」
「【NHK】の偏向、政権べったりの報道 ~特定秘密保護法~」
「【NHK】波乱の「籾井新体制」スタート ~「世界」のメディア批評~」
「【NHK】誤報の隠蔽 ~タガのはずれた安部政権~」
「NHK】呆れた新会長会見、幼稚で傲慢な偏向報道」
「【NHK】籾井会長の就任会見発言 ~どこが「間違いだらけ」か~」
「【NHK】支配計画 ~安倍晋三政権の計算がずれはじめた~」
「【NHK】権力と癒着し続けた歴史 ~NHK会長~」
今年の正月、プライベートでゴルフの初打ちに出かけた際、わざわざNHKの公用ハイヤーを使い、往復料金(税込みで49,585円)を受信料で負担させていたのだ。2月下旬、NHK関係者の内部通報で発覚した。
いま監査委員会(経営委員3人で構成)が籾井会長らに事情を聴取している。
籾井会長は監査委に「あとで代金を払うつもりだった」と弁明。すでにNHKに代金を払ったが、それは監査委の調査開始の後だ。
実は、籾井会長には不正の自覚があったらしく、バレないように「小細工」を弄した疑いがある。プレー当日、東京・小金井市の名門ゴルフ場「小金井カントリー倶楽部」まで往復する際、普段は「白のレクサス」のハイヤーに乗っているのに、「わざわざ別の車種を用意させた」(関係者)。確信犯なのだ。
(2) 「政府が右と言うことに左とは言えない」
「政府のスタンスが見えないので、(慰安婦問題の)放送は慎重に考える」
籾井会長は、昨年1月の就任直後から、安倍政権ベッタリの失言・暴言(「政治的中立」を定めた放送法違反)を重ねてきた。そのたび「個人的見解だ」「アナウンス室で話術の勉強をする」などと言い逃れてきたが、今回の公金スキャンダルは、「見解の相違」では通らない。
(3)籾井会長は、3月18日に民主党の総務・内閣部門会議への出席を求められている。
この会議に前回(2月)出席した時には参加議員から過去の暴言を糾弾され、「くだらん」と反発した。今回出席すれば、(1)のスキャンダルを激しく突っ込まれ、火ダルマとなるのは確実だ。
(4)いま国会は、NHKの新年度予算案審議の真っ最中だ。
国民から受信料を徴収して番組を制作・放送する公共性から、NHK予算は全会一致による年度内承認が大原則だ。ところが、昨年は野党6党が籾井会長の資質を問題視し、反対に回り、原則が8年ぶりに破れた。2年連続で全会一致が崩れれば、NHK史上初の異常事態となる。
経営委員会でも、さすがに会長罷免の声があがるだろう。
後ろ盾の官邸サイドも、籾井会長とは距離を置き始め、後任探しに動き出した。
□「官邸が後任探し 受信料私物化でNHK籾井会長ついに更迭へ」(「日刊ゲンダイ」 2015年3月17日)
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【参考】
「【NHK】が危ない! ~組織に漂う負の雰囲気~」
「【NHK】受信料をしゃぶり尽くす「電波貴族」の優雅な生活」
「【NHK】の偏向、政権べったりの報道 ~特定秘密保護法~」
「【NHK】波乱の「籾井新体制」スタート ~「世界」のメディア批評~」
「【NHK】誤報の隠蔽 ~タガのはずれた安部政権~」
「NHK】呆れた新会長会見、幼稚で傲慢な偏向報道」
「【NHK】籾井会長の就任会見発言 ~どこが「間違いだらけ」か~」
「【NHK】支配計画 ~安倍晋三政権の計算がずれはじめた~」
「【NHK】権力と癒着し続けた歴史 ~NHK会長~」