桜を楽しむのは「花見」というのに対し、秋の紅葉はなぜ「紅葉狩り」なのだろう。
諸説あるようだが、桜は天皇や貴族の邸宅内に植えられていたが、紅葉を楽しむ樹木は邸内にはない。そこで、紅葉を見るため狩猟と同様に山へ出かけていったのが由来といわれる。
広葉樹の葉には、もともと緑の色素であるクロロフィルと黄色い色素のカロテノイドが含まれている。そういえば、針葉樹の深い緑に比べて、イチョウの葉にはもともと緑と黄色が合わさった黄緑色をしている。
秋になり、次第に気温が低くなると、クロロフィルが分解されて緑色がなくなる。すると残ったカロテノイドにより、葉は黄色くなるのだ。
一方、カエデなど、赤くなる葉は、クロロフィルの分解とともに葉の中に赤い色素のアントシアニンが作られていく。日光が当たり日中の気温が上がると、葉の中にため込まれていた糖分とタンパク質が化学合成してアントシアニンがたくさんできる。そこで、秋晴れが続き寒暖の差がある年は、紅葉がきれいになるそうだ。
□南雲つぐみ(医学ライター)「紅葉のメカニズム ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年10月14日)を引用
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諸説あるようだが、桜は天皇や貴族の邸宅内に植えられていたが、紅葉を楽しむ樹木は邸内にはない。そこで、紅葉を見るため狩猟と同様に山へ出かけていったのが由来といわれる。
広葉樹の葉には、もともと緑の色素であるクロロフィルと黄色い色素のカロテノイドが含まれている。そういえば、針葉樹の深い緑に比べて、イチョウの葉にはもともと緑と黄色が合わさった黄緑色をしている。
秋になり、次第に気温が低くなると、クロロフィルが分解されて緑色がなくなる。すると残ったカロテノイドにより、葉は黄色くなるのだ。
一方、カエデなど、赤くなる葉は、クロロフィルの分解とともに葉の中に赤い色素のアントシアニンが作られていく。日光が当たり日中の気温が上がると、葉の中にため込まれていた糖分とタンパク質が化学合成してアントシアニンがたくさんできる。そこで、秋晴れが続き寒暖の差がある年は、紅葉がきれいになるそうだ。
□南雲つぐみ(医学ライター)「紅葉のメカニズム ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年10月14日)を引用
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