「とう(10)はつ(20)」の語呂合わせで、10月20日は頭髪の日。公益社団法人毛髪科学協会が制定した。また、全国理容生活衛生同業組合連合会では、毎月18(トーハツ)日を頭髪の日としている。
理容室の発祥は江戸時代の髪結い床で、“床屋”という名前もここから来ている。江戸時代の武士や町人は、まげを結っていたから床屋にはひんぱんに通っていた。
まげを結うのは、聖徳太子の肖像画にもあるように大和時代からあったが、前頭部を半月形にそりこむ月代(さかやき)というスタイルは、中世の武家社会の中で生まれたものだ。戦でかぶとを着用すると頭皮が蒸れるので、頭頂部が当たるところに通気孔を開けてその下の額をそったという。
戦乱のない江戸時代には、成人男性のマナーとして、また身分を怪しまれないためにもいつもきれいに月代をそり上げておく必要があった。そこで、4、5日に1回は髪結い床に通い、情報交換にもいそしむ。町人文化に欠かせないサロンであると同時に、市中の治安を守る役割もしていたのだ。
□南雲つぐみ(医学ライター)「頭髪の日 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年10月18日)を引用
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理容室の発祥は江戸時代の髪結い床で、“床屋”という名前もここから来ている。江戸時代の武士や町人は、まげを結っていたから床屋にはひんぱんに通っていた。
まげを結うのは、聖徳太子の肖像画にもあるように大和時代からあったが、前頭部を半月形にそりこむ月代(さかやき)というスタイルは、中世の武家社会の中で生まれたものだ。戦でかぶとを着用すると頭皮が蒸れるので、頭頂部が当たるところに通気孔を開けてその下の額をそったという。
戦乱のない江戸時代には、成人男性のマナーとして、また身分を怪しまれないためにもいつもきれいに月代をそり上げておく必要があった。そこで、4、5日に1回は髪結い床に通い、情報交換にもいそしむ。町人文化に欠かせないサロンであると同時に、市中の治安を守る役割もしていたのだ。
□南雲つぐみ(医学ライター)「頭髪の日 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年10月18日)を引用
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