8月中の13日間、東京の両国国技館で「相撲健康体操」が行われていた。朝7時半、正面広場には地域の子どもたちだけでなく、遠方からの相撲ファンや観光客も集まった。指導役である新弟子の力士たちの動きに合わせて、四股など、相撲の動作を取り入れた体操に取り組んでいたそうだ。
相撲は日本の伝統的な格闘技で、日本相撲協会の資料によれば、鎌倉時代から戦国時代にかけては武士の戦闘訓練として相撲の稽古が行われてきた。片足を高く上げ、ドシンと地面におろす四股は、足腰の筋肉を養うだけでなく、足の裏側に刺激を与え、血液循環を良くして、冷え性を和らげるのにも良いそうだ。
相撲には神事としての側面もある。「四股を踏む」ことは土中の邪気を踏み固め、大地を鎮める動作だという。
また、膝を開いて深く曲げ、かかとをあげた姿勢で上体をまっすぐにする「仕切りの前のポーズ」がある。この姿勢でバランスを取り、ゆっくりと深呼吸を行うことを「気鎮め」という。高ぶった気持を安定させるのだ。
□南雲つぐみ(医学ライター)「相撲健康体操 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年9月16日)を引用
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相撲は日本の伝統的な格闘技で、日本相撲協会の資料によれば、鎌倉時代から戦国時代にかけては武士の戦闘訓練として相撲の稽古が行われてきた。片足を高く上げ、ドシンと地面におろす四股は、足腰の筋肉を養うだけでなく、足の裏側に刺激を与え、血液循環を良くして、冷え性を和らげるのにも良いそうだ。
相撲には神事としての側面もある。「四股を踏む」ことは土中の邪気を踏み固め、大地を鎮める動作だという。
また、膝を開いて深く曲げ、かかとをあげた姿勢で上体をまっすぐにする「仕切りの前のポーズ」がある。この姿勢でバランスを取り、ゆっくりと深呼吸を行うことを「気鎮め」という。高ぶった気持を安定させるのだ。
□南雲つぐみ(医学ライター)「相撲健康体操 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年9月16日)を引用
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