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20070121開設/中学高校国語授業指導案/中学校学級経営案/発達症対応/生活指導/行事委員会指導

東日本大震災十三週後・自衛隊福島県内での捜索終了

2011-03-20 05:32:34 | 東日本大震災
2011/6/9up全ページ目次
東日本大震災十三週後・自衛隊福島県内での捜索終了
作成日20110609/2011-03-20 05:32:34へ

0604被災3カ月水道復旧早く住民が町に嘆願書南三陸町
 ■宮城県南三陸町
 水道の復旧率が約2%
 ■飲料水はペットボトルで支給されるが、
 洗濯や風呂に使う生活用水は不十分。
 被災者は川で洗濯したり、登米市のコインランドリーで洗濯したりしている。


06050232収入見込めぬ求人ばかり貯蓄も底宮城
 ■住居より仕事「先見えない」
 被災生活も70日以上が過ぎ、必要なのは
 「住居より仕事」


0606届かぬ生活再建支援金
 ■生活再建支援金
 東北3県の支給率は3日現在、4.8%~32.5%にとどまる。
 ■支援金の支給が遅れているのは、
 市町村が罹災証明のための現地調査に時間がかかっている上、
 支給事務を受託している財団法人都道府県会館(東京)も、
 続々と届く申請に処理が追いついていないためだ。
 ■東日本大震災の被災者が
 罹災証明書なしで生活再建支援金を受け取れる
 「長期避難世帯」の認定は、
 被害が甚大な宮城、岩手、福島3県のうち
 宮城、岩手の計7市町村にとどまっている。
 ■「長期避難世帯」に認定されると、
 該当する地域の被災世帯は自宅の被害程度にかかわらず、
 全壊世帯と同様、最大300万円の支援を受けることができる。
 ■[生活再建支援金] 
 ■全壊または大規模半壊した住宅の
 (1)被害程度に応じた支給(基礎支援金)
 (2)再建方法に応じた支給(加算支援金)―で構成する。
 ■家族世帯の場合
 (1)は全壊で100万円、大規模半壊で50万円
 (2)は全壊・大規模半壊とも50~200万円。
 (1)と(2)の合計で300万円が上限。
 ■給付申請には罹災証明書の添付が必要。
 原則的に罹災証明書に記載された被害程度で判断する。


06091532倍にして返せ被災地に暗躍するヤミ金
 ■宮城県東部の40代の男性は何度か携帯電話に
 ヤミ金業者から「借りませんか」と勧誘を受け、つい借りてしまった。
 自宅は半壊し、勤務先も営業を休止。
 生活資金が底をつき始めていたところで、1万5000円を借りてしまったという。
 その後も携帯電話に別のヤミ金業者から次々と電話がかかってきたという。
 数社から計7万5000円を借りた。
 1週間後に最初の業者から
 「倍にして返せ」
 「被災地でも生きている限り取り立てる」


06091730原発銀座福井で高まる不安福島事故余波関西も電力不足か1
 ■福井県は、阪神工業地帯などを抱えた関西電力が供給する電力の約55%を担う拠点。
 同社の全原発のほか、
 日本原子力発電や日本原子力研究開発機構も福井県内に原発を保有しており、
 若狭湾を中心とした狭い地域に14基の原発が密集していることから
 「原発銀座」

 との異名を持つ。
 ■福井県の原発14基中、定期検査中は6基。
 このほか2基が不具合で停止している。

 ■福井県おおい町の時岡忍町長は3日、福島の原発事故について
 「地震の影響がどれぐらいあったのか、津波の影響がどれだけあったのか、
 老朽化の影響がどれだけあったのかが全くわからない」
 と不安を明かす。
 ■時岡氏は
 「地震は明日起きるかもしれない。
 安全対策を最小限でも整えてもらわないといけない。
 そういうものが出ないと、議会や住民にどうですかとは言えない」
 ■運転再開までには
 「1年ぐらいかかるかもしれない。
 関西でも電力消費の削減を要請しなければならなくなるだろう」
 ■原発は13カ月ごとの定期点検を義務付けられており、
 ブルームバーグの調査によると、
 今夏に稼働している全国の原発は54基中14基にとどまる見通し。
 6月9日時点では19基が稼働


06091912東日本大震災自衛隊福島県内での捜索終了
 ■防衛省は9日、
 自衛隊による福島県内での行方不明者の捜索活動を、
 市町村長の承諾を得て8日で終了したことを明らかにした。
 自衛隊は福島県内で537人、
 うち福島第1原発半径30キロ圏内では62人の遺体を収容した。


06091927行方不明者いまだ8千人11日で3カ月
 ■東日本大震災から11日で3カ月。
 いまだに8千人以上が行方不明で
 収容遺体のうち約2千人の身元が判明していない。
 震災の不明者は簡略化した手続きで法律上、死亡認定できるようになったが、
 家族にとっては「身内の死」を認めることにもなり、苦しい決断を迫られている。
 ■警察庁によると、
 9日現在の死者数は12都道県で1万5401人。
 ■このうち被害の大きい3県では
 宮城9210人、
 岩手4532人、
 福島1594人。
 ■一時、1万7千人を超えた行方不明者数は9日現在、6県で8146人。うち
 宮城4954人、
 岩手2811人、
 福島377人
 で、時間の経過とともに微減傾向にある。
 ■自衛隊は9日、
 岩手、宮城両県の一部を除いて、不明者捜索をほぼ終了させたと明らかにした。


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東日本大震災十二週後・義援金支給宮城県405億円のうち19億円

2011-03-20 05:32:33 | 東日本大震災
2011/6/2up全ページ目次
東日本大震災十二週後・義援金支給宮城県405億円のうち19億円
作成日20110602 2011-03-20 05:32:33へ

0527義援金受付額格差浮き彫り岩手宮城福島
 ■岩手、宮城、福島3県の各市町村に直接寄せられた義援金
 68億円に上る
 ■5億円を超す市がある一方、
 100万円台にとどまる市町があり、
 自治体間で差が大きい。
 ■最多額は仙台市の5億1000万円
 相馬市4億8517万円
 宮城県南三陸町4億4000万円
 いわき市3億5000万円
 宮古市3億4300万円
 ■宮城県七ケ浜町(4189万円)
 大船渡市(5553万円)などは
 沿岸部で津波被害が大きかったのに額が比較的少ない。
 ■宮城県は
 「額の違いは被災状況や報道の影響があるのではないか。
 被害規模に差があり、一概に額が多い、少ないとは言えない」


0528東日本大震災魚介類の腐敗臭深刻岩手
 ■津波で打ち上げられた養殖設備や
 水産加工施設から流れ出るなどした魚介類の腐敗臭が、
 岩手県内の被災地で深刻な問題になっている。
 ■大量発生したハエが避難所に入り込んだり、
 悪臭で被災者が頭痛を訴えるケースも
 ■腐敗臭は港から1キロ以上離れた避難所まで漂う。
 ■女性(60)
 「最近は臭いが気になって洗濯物を外に干せなくなった。
 ■菅野征一さん(66)
 「頭痛を訴える人もいる。暑くなるのに、窓も開けられないような状況はつらい」


05220304義援金支給3県の3割だけ手続き追いつかず
 ■岩手、宮城、福島3県で、
 被災者への義援金支給が約3割にとどまっている
 ■岩手県は中央と県分の計約145億円のうち13日までの支給済みは約10億円
 宮城県は約405億円のうち約19億円
 福島県は約293億円のうち約195億円


05261324政府の福島原発事故関連情報信用できない73パーセント
 ■政府の情報発表のタイミングについて
 「遅い」と感じている人は8割を超えている
 ■情報の信用性について、7割以上の人は
 「信用できない」
 「信用できないものが多い」
 ■「すべて信用できる」
 と回答した人は1%内外
 ■調査は2011年4月15日に
 無料メール転送サービス「CLUBBBQ」の会員に対して
 インターネット経由で行われたもの
 有効回答数は1193人。


05271300ボランティア2000円温泉宿提供宮城県蔵王

05280800人手不足の被災役場証明書発行進まず義援金早く届けて
 ■全国から寄せられた義援金の給付が遅れている。
 ■窓口となる自治体も被災し、膨大な対象者の確認作業に手間取るなど、
 被害の大きな地域ほど行き渡るまでに時間がかかっている。
 「もう食べていけない」
 仕事や家族を失った被災者からは悲痛な声が上がる。
 ■宮城県南三陸町。
 5月27日、初めて義援金の振り込みが行われた。

 「町民から『早くしてほしい』と言われ続けた。何とか支給にこぎ着けた」
 と、同町保健福祉課の担当者
 ■震災でこれまでに寄せられた義援金は日赤で約2088億円、
 中央共同募金会で約300億円に上る。
 すでに約725億円が被災15自治体に送金されたが、
 南三陸町のように被害が大きい市町村ほど支給が遅れている。
 ■岩手県は県に直接寄せられた義援金を含む
 計約144億円のうち、給付はまだ30%。


05280800人手不足の被災役場証明書発行進まず貯金尽き食べていけない
 ■70日以上、缶詰中心の食生活が続いている。
 津波でアパート2階の自宅が流された宮城県石巻市の雁部富士子さん(56)
 一家は貯金が尽きた。
 市役所から罹災証明書は交付されたが、
 義援金の給付は
 「7月以降になる」
 と担当者に言われた。
 「もう食べていけない。死ねと言っているのと同じ」

 ■「サバ、サンマ。もう見たくもない」
 高血圧に悩む雁部さんだが、おかずは缶詰だけの偏った食生活が続く。
 一家は、以前に自衛隊から支給された缶詰で食いつないでいる。
 ■運送業を営んでいた夫の勝博さん(61)、
 長女の理紗さん(24)、次女の由紀さん(18)の4人で暮らす。
 アパートには毎日、避難所から弁当が支給されるが、
 雁部さんは町内会が違うので支給されない。
 ■3月末に市から借りた10万円の無利子融資はアパートの修理代や生活費に消えた。
 海水に漬かった畳を剥がし、
 漏電を防ぐためコンセントの差し込み口を交換しただけで1万8千円。
 震災で無料だった医療費も6月からは有料になる。
 高血圧の治療費、月約6千円が重くのしかかる。
 雁部さんは
 「仕事も金もなくては生きていけない。
 一刻も早く義援金を支給してほしい」


06020137川で洗濯・トイレは仮設入浴週2回水なき南三陸
 ■津波で流された衣類などを川で洗う三浦しげみさん(76)。
 仮設住宅の水は塩分が多く、生活用水としては使えないという=5月25日宮城県南三陸町
 ■宮城県南三陸町では、震災から3カ月近くたった今も水道が使えない。
 復旧率はわずか1%。
 ■新井田川の上流では昼間、女性たちが集まって洗濯物や食器を洗っている。
 ある主婦(46)は、洗濯物で膨れ上がったスーパーのポリ袋四つを胸に抱え、
 1日おきに川へと通う。
 ■宮城県によると、県内被災地の水道の復旧率は1日現在で94%。
 これに対し、南三陸町は1.24%で、被災地の自治体の中でも極端に低い。
 ■約600人が避難生活を送っている「南三陸ホテル観洋」
 1日約300トンの水が必要だが、給水車で運び込めるのは約80トンだけ。
 入浴は週2回。
 トイレは屋外の仮設トイレを使用し、
 洗濯物は川の水を使うか、石巻市などのコインランドリーで洗う。


06021000陸前高田6000戸なお断水関西から給水支援
■約6000戸の断水がいまなお続く陸前高田市
 ■大阪市水道局総務部の大塚久征さん(38)
 「まだ多くの方が水を待っておられます。
 1日も早い復旧を行うとともに、それまでの間、応急給水を確実に行っていきたい」
 ■陸前高田市気仙町の熊谷厚子さん(72)
 「大阪や京都など他県から毎日給水に来ていただいています。
 地震で水のありがたみがよく分かりました」


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東日本大震災十週後・原発受入れ麻薬と同じ

2011-03-20 05:32:32 | 東日本大震災
2011/5/19up全ページ目次
東日本大震災十週後・原発受入れ麻薬と同じ
作成日20110519

03231500原発事故最も憂慮すべきは遺伝子変異
 ●swissinfo.ch : 
 ■正確な情報が伝えられないことで
 日本国民の命が危険にさらされているということはありますか。
 ●ヴァルター : 
 ■それはない。急性被曝は免れている。
 ■しかし、原発内で原子炉の冷却作業をしている作業員たちを取り巻く環境は別だ。
 ■つまり、心配のいらない吸収線量というものはない。
 わずかな摂取でもがんを引き起こし、乳がんや大腸がんなどから死に至ることもある。
 今後日本では確実にがん死亡率が高まるだろう。
 たとえ完全な炉心溶融に至らなかったとしてもだ。

 ●swissinfo.ch : 
 ■専門家によれば
 3月17日と18日の2日間が原子炉冷却の鍵を握る最後のチャンスとされ、
 成功しなければ炉心溶融が決定的になるとのことでした。
 世界が日本に対して抱く不安は当然のものですか。
 ●ヴァルター : 
 ■当然だ。
 先述したがんの増加を恐れてのことだ。
 ■例えば、チェルノブイリでも急性被曝で死亡した人は多くなかったが、
 事故後にがんで多くの人たちが亡くなった。
 ■しかし、がんのリスクの増加以上にもっと深刻な問題は遺伝子への影響だ。
 それも世代を越えた影響だ。
 最新の研究では、少量の吸収線量でも継代的な影響がありうることが分かっている。
 ■イギリスにあるセラフィールド ( Sellafield ) の
 使用済核燃料の再処理工場に勤務する人たちの子どもには
 白血病のリスクが高い。
 これは父親の吸収線量と関係があり、
 子どもたち自身は放射線にさらされていない。
 ■原発事故だけでなくこうした通常の場合でも、
 人間ならび動植物の遺伝子に損傷が発生する。
 こうした事実を知った上で、あえて原子力に頼るかどうかはむしろ倫理的な問題だ。

 ●swissinfo.ch : 
 ■放射能汚染
 どれも危険ですが、特に危険なものはどれですか。
 ●ヴァルター : 
 ■まず、危険度は半減期によって変わってくる。
 ■ヨウ素は8日間でほぼゼロになる。
 つまり、スイスの子どもたちにヨウ素剤を与えても意味がないと言える。
 さらに大人が服用すると逆効果になりかねない。
 ■セシウムの半減期は30年なので
 セシウム汚染は日本からスイスにまで行き渡るが、
 スイスでの危険度はごくわずかだ。
 セシウムはカリウムのように体内で代謝されるため、
 一回限りの摂取なら数カ月後にはなくなる。
 ■ストロンチウムは体内に蓄積され、死ぬまで残る。
 ここでも人体への影響は半減期に左右される。
 ストロンチウムはカルシウムのように骨に蓄積されるため消えることはなく、
 骨髄は絶えずβ線の影響を受けることになる。
 子どもの骨髄は脂肪が少ないため、
 のちのち白血病になるリスクが大人よりも高い。
 ■プルトニウムは一度体内に入ったら決して消えない。
 ごく微量の摂取でもがんを引き起こす。

 ●swissinfo.ch : 
 ■チェルノブイリの場合、子どもへの医療行為はどの程度可能でしたか。
 ●ヴァルター : 
 ■普通なら子どもが甲状腺がんにかかることはない。
 事故前のウクライナでは住民5000万人に対し年間3人ほどだった。
 しかし、事故後1500人の子どもが甲状腺がんを患った。
 4000人という話もある。
 ■それまでこうしたことはなかった。
 これはヨウ素131の影響だった。
 もし事故直後に政府が子どもたちに安定ヨウ素剤を与えていれば避けられただろう。
 当時の子どもたちに急性被曝があったとは思えない。

 ●swissinfo.ch : 
 ■原爆を経験した唯一の国である日本
 当時の医療的な経験は今回の役に立ちますか。
 ●ヴァルター : 
 ■それはないだろう。
 当時は特別な治療を施すことがまったくできなかった。
 その上、被曝の影響は異なる。
 ■広島と長崎で被曝した父親を持つ子どもたちと
 チェルノブイリで被曝した父親を持つ子どもたちを
 イスラエルの研究者たちが調査した。
 その結果、父親が原爆で被曝した後に生まれた子どもたちには
 遺伝子の変異がまったく見られなかったことが分かった。
 ■それに対し、チェルノブイリの事故後に
 解体作業者として入った父親から被曝後に生まれた子どもたちには
 一定の割合の遺伝子 ( ミニサテライトDNA ) に相当数の変異が見られた。
 ■遺伝的な視点で見ると、今回の福島第一原発の事故は深刻なケースだ。


05110700避難所生活者今も11万7085人
 ■避難所生活者 今も11万7085人
 ■死者は10日現在で1万4949人、
 行方不明者は9880人と
 死者・行方不明者を合わせ2万4829人
 ■避難所での生活
 18道府県2412箇所の避難所で、合わせて11万7085人


05130121東電1号機メルトダウン認める
 ■東京電力は12日、
 福島第1原発1号機で、
 燃料棒(長さ約4メートル)が冷却水から完全に露出して溶け落ち、
 圧力容器下部に生じた複数の小さな穴から
 水とともに格納容器に漏れた可能性がある
 と発表した。
 ■東電は、この状態を
 「メルトダウン(炉心溶融)」
 と認め
 冷却作業に遅れが出るのは確実
 ■格納容器内にも水はあるため、
 漏出した可能性のある溶融燃料は冷やされて発熱しておらず、
 水素爆発の危険性は低いとみている。


05130537福島第一原発1号機でメルトダウン東電が認める
 ■東京電力は12日、
 福島第一原子力発電所の
 1号機で、原子炉内の燃料が溶け、圧力容器の底にたまる
 「メルトダウン(炉心溶融)」
 が起きていることを認めた。


05140533宮城県警警察官精神疲労訴え夢の中で遺体数える
 「夢の中で遺体を数えている」
 ■署員ら延べ305人を診察
 ■約1割が
 「遺体が夢に出てくる」
 「3、4時間で目が覚めてしまい、その後眠れない」


05160602メルトダウン1号機津波の15時間後に起こっていた福島第一原発

05161038震災後孤独不安感訴え怖い眠れない心のケア重要に千葉いのちの電話

05161431自衛隊派遣手当引き上げ原発敷地内は13倍1日4万2千円
 ■自衛隊員の「災害派遣等手当」と「死体処理手当」をそれぞれ2倍に引き上げる
 ■原発敷地内での活動では約13倍の1日4万2000円
 ■3月11日にさかのぼって適用
 ■現行の災害派遣等手当
 通常の捜索救助活動で1日1620円
 原発事故で退去命令が出ていたり、被曝(ひばく)の恐れがある区域など
 特に困難な任務が伴う場合は同3240円
 死体処理手当は1日1000円
 遺体の損傷が激しい場合は同2000円


05191300原発受入れ麻薬と同じ浜岡原発静岡御前崎
 ■「なぜ原発を5基も受け入れたか? 
 一基を受け入れれば多額のお金が入りますが、完成後は段々減る。
 この街から原発を取ったら、入るお金なんて微々たるものですからね。
 結局、一基また一基と依存せざるを得なかった。
 もう麻薬と同じなんですよ」

 ■ナイター設備付き野球場やウオータースライダーのある市民プール、
 ガラス張りの図書館、
 5階建ての近代的な市立総合病院などが建ち並ぶ。
 人口約3万5000人の健康や文化を支える公共施設群。
 「麻薬」であっても、その「効果」は夢でも幻でもなかった。
 ■市の11年度一般会計予算167億8000万円のうち、
 原発関連の交付金71億2000万円が42%を占める。


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東日本大震災九週後・フクシマがスイスで起きたら

2011-03-20 05:32:31 | 東日本大震災
2011/5/12upわかる目次
東日本大震災九週後・フクシマがスイスで起きたら
作成日20110512
自分のための記録だから新規公開はしない。

05041741被災者病気予防に段ボールベッド宮城の避難所に導入
0507仮設住宅入居進まず団体10世帯以上が壁仙台
0508原発10キロ圏想定の避難検討人口50キロ圏なら17倍静岡浜岡は214万人
05080800見つからぬ安住の地賃貸物件不足高倍率の仮設住宅
 ■「余震で住めなくなった分が1割以上。
 住めなくなった人が別の住居を借りたことでまた1割以上減ったのではないか」
 ■しかも残った物件の6割以上が1Kや1Rといった単身者用で、家族には向かない。
 石巻市によると、賃貸物件の借り上げ申請に訪れるのは、
 多くが全半壊した家に住み続けたり、親族の家を転々としたりする被災者だった。
 ■市の担当者は
 「このような人の賃貸需要は考えていなかった。さらに避難所だけで1万人がいる。
 今後、どのくらいの人が賃貸物件を求め、何人が入居できるのか。把握も予想もできない」

05080800惨事ストレス限界長引く遺体捜索自衛官らPTSD懸念
 ■遺体の捜索・収容に当たっている自衛隊員や警察官、海上保安官らの
 「惨事ストレス」が問題となっている。
 過酷な作業が長期化するのに伴い、
 心的外傷後ストレス障害(PTSD)発症の懸念が増しているほか、
 “奇行”に走るケースすらあり、関係機関は対策に乗り出した。
 ■「もう限界です。家に帰していただけませんか」
 遺体の捜索を続ける30代の男性自衛官のもとには、
 部下からこんな訴えが寄せられている。
 ■がれきの下から傷だらけの若い女性と幼い子供を発見した日には
 「もしこれが自分の妻と子だったら…」
 と、夜になってうなされた部下もいたという。
 ■これまでに計約9200人の遺体を収容。
 今も遺体は発見され続けており、
 肉体的な疲労に加えて、損傷のひどい遺体を扱う精神的なストレスは日に日に増している。
 ■広川進・大正大准教授(臨床心理学)
 保安官らからは
 「涙が止まらない」
 「現場の光景がフラッシュバックする」
 ■「最初の1カ月程度は使命感と興奮状態の中で業務に没頭するが、
 作業の長期化が予測されるこれからが一番危険。
 まとまった休息をとって頭のスイッチを強制的にオフにするなど、十分なケアが必要」

05090308土地なく松島に廃棄物処理施設
0509福島のニュース原発に戻る戻れぬ避難した作業員苦悩
 ■「原発でまた働けるのだろうか」
 「もう原発は怖い」
 福島第1原発が立地する福島県大熊町
 ■住民は会津若松市などに避難している。
 その中には東京電力の下請け企業の社員として、原発で働いてきた人たちも。
 ■警備会社に所属し原発で働いていた男性(50)
 仕事を続ける理由を
 「(勤務する場所の)放射線量は危険がないレベル。
 年齢を考えれば、一から仕事を探すのは無理。
 補償はいくらになるのか分からず、当てにできない。だから働かないと」
 ■東電の下請け男性(41)
 許容被ばく量に達したら働けなくなるという心配もある。
 1日8万円という話があった。
 10日働けば80万円。

 だが仮にそれだけで1年間に許容されている被ばく量に達したら、
 あとはほとんど仕事ができなくなる」

 ■第2原発で働いていた男性(45)
 「会社はずっと『原発は安全』と言ってきた。
 原発内にある設備などを知っているだけに、
 事故現場の映像を見ると余計に怖い」

05090502海からストロンチウム初検出福島第一敷地内でも
 ■放射性物質ストロンチウム90を初めて検出した
 ■半減期が約29年と長いうえ、
 化学的にカルシウムと似ていて、体内に入ると骨にたまる傾向がある。
 ■原発から大気中に放出されたものが海に落下したか、
 原発から海に流出した高濃度汚染水に含まれていたとみられる。

05091125義援金申請に未明から列岩手大槌で1日100人
 ■岩手県大槌町
 東日本大震災の義援金と、被災者生活再建支援金の申請受け付けを始めた。
 ■申請者用の整理券は午前8時前には100人分を配り終わった。
 ■義援金は死亡・行方不明者、住宅全壊が各50万円など。

05091901被ばく100ミリ30人がれき撤去防潮堤設置も福島原発事故2カ月
05101800テロの危険が気になる原発と最も危険な日本の原発
 ■警備体制の脆弱なハイリスク施設という意味では
 日本の原発ほど狙い易いところもそうはないのではないかと思います。
 ■東京のアメリカ大使館が2006年から2007年にかけて打電した公電によると、
 「日本の原発を訪れ安全訓練を見学したアメリカ外交官たちは、
 民間テロリストのゲリラ攻撃や北朝鮮奇襲部隊の攻撃に
 日本は対応できるのか懸念していた」
 ■2007年2月26日付の公電によると、米当局者が
 「大規模なプルトニウム保管所」と呼ぶ東海村に武装警備がないことを指摘したところ、
 監督官庁の文科省は
 「武装警官を配置するに足りるほどの脅威はない」し、
 法律上、民間の警備員に武器を持たせる訳にはいかない
 と回答していた
 ■2006年1月発の公電は、
 福井県の美浜原発で行われた対テロ訓練は
 「いささか台本どおりで完璧すぎた」
 と批判。
 ■同年11月発の公電も、
 東海村でのテロ訓練について、参加者たちが
 「進行表を事前に渡されていた」
 と批判していたと。
 ■笑い事ではありませんが、
 日本の様々な組織における[○○訓練]というものに参加したり取材したりことがあるので、
 このくだりには笑ってしまいました。
 ■なんだったら「○○訓練」の予行演習
 までやりかねないのが、日本的組織の伝統的な発想でしょうから。
 ■『ニューヨーク・タイムズ』記事は冒頭で
 「福島第一原発の事故は、大気や海に放射能をまき散らし、
 何万人もの人を家から退避させただけでは留まらない。
 事故は日本のエネルギー政策に大きな穴をぶち上げた。
 日本はそれまで、国の需要の拡大部分を原子力で賄うつもりでいたのだが、
 福島事故以前の政策目標を日本が実現するのは今や難しいだろうと多くの専門家は言う」
 ■ポラック記者は
 ■「日本の原発依存度が大きいのは、日本がエネルギー的に不安定だからだ。
 自前の石油や天然ガスをほとんど全くもたない日本は、
 輸入する化石燃料にほぼ完全に依存しているため、
 たとえば揺れる中東情勢など、
 外部の動揺に対して国として脆弱だということになる」
 ■「原子力エネルギーは数十年来、
 政府と電力会社と原子炉メーカーの密接な同盟関係によって育てられてきた」
 と記者は続け、
 大きな発電能力のある原発をもつことで日本の10大電力会社は
 「送電網に対する支配力を維持してきた」


05101538福島原発事故もしフクシマがスイスで起きたら1
 ■里信邦子 ( さとのぶ くにこ), swissinfo.ch
 ■「スイスでフクシマのような事故が起きても、
 許容される年間の放射線量は1ミリシーベルトだ」
 とスイスの連邦保険局 ( BAG/OFSP ) 放射線防護課主任、
 クリストフ・ミュリット氏は強調する。
 この1ミリシーベルト ( mSv ) は、外部被曝 のみならず
 食べ物摂取による内部被曝の場合も厳守される。
 ■特に妊婦、胎児、子どもの場合は絶対だ。

 ■もし、スイスで福島のような原発事故が起きたら、どう対処するのでしょうか。
 ■ミュリット : 
 放射線の当たらない家屋などに避難、
 あるいはその地域からの退去、
 安定ヨウ素剤の配布などを行う。
 3時間後に原子炉が爆発すると分かれば、基本的には退去だ。
 事故の初めが特に重要で放射性ヨード131を避ける必要がある。
 甲状腺がんを引き起こすからだ。
 世界の基準は、
 甲状腺の器官そのもので50ミリシーベルト以上の放射線が計測されないのが原則。
 これ以上は許されない量だ。

 ■とにかく事故の第1段階では「外部被曝」と「放射性物質の吸引」を避ける。
 この2点が大切だ。
 被曝時間を制限する、
 放射線を浴びないような建物に避難する、
 また放射線を出す物体から距離を取ることだ。
 例えば放射性物質から1ミリメートル、
 つまり触ってしまう距離と1メートルの距離とでは、被曝線量が全く違う。
 100万倍違う。
 距離を取ることは肝要だ。

 ■第2段階で少し落ち着けば、食料摂取などによる体内への取り込みが問題になってくる。
 スイスではこの内部被曝でも
 外部被曝と同様の被曝線量1ミリシーベルトの基準は守るようにする。
 以上はスイスが特殊というのではなく、世界の基本的対策はほぼ同じだ。
 ただスイスが厳しくしている点は、この年間の被曝量を1ミリシーベルトに限定し、
 特に妊婦や胎児、子どもには絶対にこの1ミリシーベルトを守る点だ。
 中でも胎児の場合は放射線によるダメージが大人の3、4倍だからだ。

 ■しかし、放射能事故現場の作業員たちの最大被曝線量は、
 スイスでも250ミリシーベルトだ。
 一人一人が計器を携帯するのは義務で、
 250ミリシーベルトになったらアラームが鳴るようにしておき、
 鳴ると放水中であろうと作業の途中であろうと、その場を去らなければならない。
 この数値は欧州連合(EU)や世界保健機構(WHO)でも同じだ。

 ■フクシマの原発内は
 毎時1シーベルト ( 1000ミリシーベルト ) の高い放射線が観測されていると聞く。
 つまり1人15分しか作業できないという訳だ。
 1000人の作業員がいれば、
 10人が15分作業して終了し、
 また10人が入るという方法を取らなければならないだろう。

 ■非常時だから250ミリシーベルトだが、
 実は100ミリシーベルトが重要な基準値になっている。
 多くの研究が100ミリシーベルトから、
 ガンや胎児の奇形、知能障害などの危険性が高まると証明しているからだ。
 30年後にこうした症状が現れる場合もある。

 ■この積算放射線量による影響とはどのようなものでしょうか?
 ■ミュリット : 
 長期にわたって浴びた放射線量が、
 ある値を越すとこうした症状を引き起こすという目安がある。
 ■例えば500ミリシーベルトから1 シーベルト ( 1000ミリシーベルト) では、
 がんにかかる可能性が高まり、
 1シーベルトから2シーベルトではさらにこの可能性が高まる。
 5シーベルトで100人中50人が死ぬ。
 瞬間に浴びても500ミリシーベルト からリンパ球の減少が現れ、
 50シーベルトでは2、3時間後に死ぬというものだ

 ■結局、長期間の被曝では、
 被曝後10年から30年後にがんに、
 2年から10年後に白血病に
 かかるリスクが高まると言われている。
 ただ、1シーベルトを浴びたから必ずがんになるというわけではなく、
 可能性が高まると言うことだ。

 ■食べ物や水などによる内部被曝の積算放射線量ですが、
 スイスの基準はどのようなものでしょうか。
 ■ミュリット : 
 スイスでは先に述べたように、国際基準に従い放射能事故の場合、
 一般の人の被曝線量は年間1ミリシーベルトに限定されており、
 汚染された食品消費量の総数がこの1ミリシーベルトを超えないように、
 含有放射能量が決定される。
 それは1キログラムにつき何ベクレル ( Bq ) が上限かという値になる。

 ■具体的には二つ基準がある。
 世界の限界基準値とスイスの許容基準値で、
 後者は世界の基準値が高すぎるため、スイス独自で決めたものだ。
 これは健康管理という観点からではなく、
 食品の品質を消費者に保障する目安としてあり、
 世界基準の1~10% の数値にあたる。
 例えば放射性ヨード131では、
 世界基準値は食品全般で1キログラム中2000ベクレル、
 液状食品で500 ベクレル。
 これに対し、スイスの値は両方ともわずか10ベクレルにしている。

 ■現在日本では野菜が2000ベクレル、
 液状食品が300ベクレルで、
 欧州連合 ( EU ) が日本に基準を合わせようとしているため、
 スイスの許容基準値も、もう少し高い値に変えざるを得ないだろう。

 ■管理すべき食品中の主な放射性物質は
 ヨード131、セシウム137、ストロンチウム90、
 だが、こうした基準値に沿って計測することで、内部被曝は制御できると思う。

 ■ただ、その場合、それぞれ半減期が違うため、対策はさまざまになる。
 例えばヨード131は半減期が8日だが甲状腺がんを引き起こす。
 半減期が30年のセシウム137は筋肉に、
 半減期が30年のストロンチウム90はカルシウムと同じ働きをするため、骨に吸収される。
 骨に残ったストロンチウムは骨髄細胞を侵すため、白血病を発病させやすい。

 ■そのため大切なのは、
 食品中にどの放射性物質がどれほどの量あるのか、
 さらにその国の食文化によって
 何を主体に、
 一年に何キログラムの放射線汚染食品を食べるか
 という4点。
 スイスでは乳製品の消費が多いので、
 こうした食品の放射線量レベルの上限は低くしている。
 日本では魚や米など消費量の多いものの基準に気をつけるべきだろう。
 ■里信邦子 ( さとのぶ くにこ), swissinfo.ch

05111548福島原発事故もしフクシマがスイスで起きたら2
 ●swissinfo.ch :
 ■スイスもチェルノブイリの放射線で
 汚染されました。そのときの対策は?
 ●ミュリット : 
 ■当時ティチーノ州に放射能汚染された雲が着いたとき大雨が降り、
 放射能性物質がすべて牧草地に落ちた。
 スイス連邦保険局 ( BAG/OFSP ) は、これらを食べる牛や羊を殺さない方針を取った。

 ■ドイツでは牛を全て殺した。
 しかしセシウム137を筋肉に含む牛肉は食用にならない上、
 焼却しても半減期が30年であるため、その灰の処理に困る。

 ■スイスでは、殺さず牛や羊に前年の干し草を食べさせ、
 また羊の群れを汚染されていない西部のフリブール州に移動させた。
 ■セシウム137は確かに半減期が30年だが、
 体内に入るとおよそ半分が40日~60日間で排出される。
 従って羊肉の1キログラムあたりのベクレルの値が減少する。

 ■こうして、年間の摂取量が
 1ミリシーベルトを超えないようなベクレルの値で
 肉を生産させ出荷を許可した。
 農家への補償もいらない上、家畜を殺さずに済んだ。

 ●swissinfo.ch : 
 ■しかし、たとえ羊をフリブールに移動させても
 セシウム137は羊の糞尿中に排出され、
 最終的にまた牧草地にたまるのではないでしょうか?
 ●ミュリット : 
 ■確かに排出されるが量の問題だ。
 まったく汚染されていない牧草地に
 セシウム137が多少排出されても問題にならない。
 ■またセシウム137は地下深くに染み込むため、草の根はこれを吸い取らない。
 ■ただ、このセシウムも染み込む途中で粘土層にたまる場合がある。
 従って30年間はフリブール州でもティチーノ州でもこの量を測り続けている。

 ■ところで、現在の日本のような場合だが、
 もし汚染された土地で農作や牧畜を行う場合、二つの方法がある。
 ■一つは表層の土を取り除くことだ。
 そうすれば栽培は可能になる。
 ただその土をどこに持っていくかという問題は残る。
 ■もう一つは30センチメートル分の深さで表層の土と下の土を入れ替えるように掘り返す。
 そうすれば表層部の高濃度の部分が核散され、1キログラムあたりの放射能濃度が薄まる。

 ■だが、こうした手段が取れず一番問題の多い場所が森だ。
 土を掘り返せない上、キノコは放射能を吸収しやすく、
 野生の動物や木の実など多くの生物が放射能を持ち続けるからだ。
 チェルノブイリのせいで、
 ドイツの森では今でも高い放射線量が観測されている。


 ●swissinfo.ch : 
 ■福島では農作のために土地をどうすればよいと思われますか?
 ●ミュリット : 
 ■現在原発事故が収束してない段階では何もできない。
 ただ半径30キロ圏はとにかく触わらない。
 その後状況が安定してきた時点で、
 ガンマ線を出すセシウム137と
 アルファ線を出すプルトニウム239の量を各場所で計測する。
 その後、汚染を完全に取り除くのか、削減させるだけなのか、
 つまり土を取り除くか掘り返すかを決めることになるだろう。

 ■場所によっては、農作が永久にできない所もあるだろう。
 例えば半減期が2万4000年のプルトニウム239が検出される場所だ。
 わたしだったらそれでも一応掘り返して、
 多少拡散させコンクリートなどで覆いをするだろう。
 だが、ここでは栽培はおろか人も住むわけにはいかない。

 ■ところで、こうした農村地域にはまだ対処の方法がある。
 しかし、都会の場合は難しい。
 もし最悪の事態が起き、フクシマの原子炉3基とも制御できず、
 しかも風が東京方面に吹き雨が降ったとしたら・・・
 もちろん都民はすぐ避難するので問題はないが、
 放射性物質を即刻除去しなければ、建物などに染み込んでしまう。
 消防団が直ちに放水し洗い流す必要があるだろう。

 ■福島県の学校の校庭でかなりの放射能が確認されたと聞いたが、
 これも放水して、水路を付けて流したらどうだろう。
 また、ほかの場所で生徒を遊ばせるなどしてはどうか。
 子どもたちは非常に放射線の被害を受けやすいからだ。

 ●swissinfo.ch : 
 ■チェルノブイリから国境を挟んですぐそばのベラルーシの村々では、
 事故後も村に住み続けたという話ですが。
 ●ミュリット : 
 ■ベラルーシの幾つかの村では事故の情報がほとんど入らず、
 また国が対策を行わなかったため村民はそこに住み続けた。
 そこでスイスを含め他国からNGOが入り住民を指導した。

 ■住民は食べ物も体も、計器を使って放射線量を計る方法を学んだ。
 この遊び場は大丈夫だが、
 森は放射線量が高いのでその傍では遊ばないように子どもたちを指導し、
 汚染の少ない牧草地に牛を移動させもした。
 ある家族で妹の体のセシウム137の線量は低いのに兄の方は高い。
 なぜか。
 兄はキノコが大好きだが妹は嫌い。
 そうか、キノコは放射線量が高いのかと言う風に少しずつ学んでいった。


 ■現在、現地の支援者が年間の被曝量基準を
 1ミリシーベルトないしは0.1ミリシーベルトに徹底するよう活動を続けている。

 ■もちろんこうした対策は本来、国が行うものだ。
 そして、国がこうした事故後の対策を行う場合に気を付けなければならないのは、
 まず状況を分析し、それに応じて決定を行う。
 それは経済をマヒさせるものであってはならないだろうし、
 とにかく状況や場所によってさまざまに異なるだろう。
 ●里信邦子 ( さとのぶ くにこ), swissinfo.ch

05101538スイス連邦内務省保健局被曝量と健康被害一覧
 ■スイスの連邦内務省保健局 ( BAG/OFSP ) の被曝 ( ばく) 量とその健康被害の一覧
 ■0~100ミリシーベルト(mSv):
 短期、長期の被曝でも健康被害はほぼ観測されない。
 ■100 ~500mSv :
 100mSvから、がんになる可能性が高まる。
 また数分の間に 500mSvを浴びると、リンパ球の数の減少が現れる。
 ■500mSv~1シーベルト(Sv)/ミリシーベルト(1000mSv ) :
 短期に被曝する健康被害が現れる。
 長期ではがんになる可能性が高まる。
 500mSv以上から血液中のリンパ球の数の減少が現れる。
 ■1~2Sv :
 短期間に被曝すると嘔吐や疲労感を感じる。
 長期ではがんになる可能性が高まる。
 ■2~3Sv :
 短期に被曝すると24~48時間後に吐き気を催す。
 医者の治療が必要になる。
 ■3~5Sv :
 短期に被曝すると嘔吐感、吐き気、下痢の症状が現れる。
 1週間後に抜け毛や食欲の減退が現れる。
 医者の治療が必要になる。
 このレベルでは手当を受けられない場合、5割の人が死亡する。
 ■5~12Sv :
 短期間の被曝で数日間で死亡する。


 ■クリストフ・ミュリット氏の略歴
 1953年生まれ。
 フリブール大学の放射線物理学で博士号取得。
 1980年、連邦保険局 ( BAG/OFSP ) に入局。
 2005年以降、放射線防護課主任及びスイス連邦政府放射線防護委員会の科学事務長。
 環境中の放射線量の監視と放射能事故処理を専門とする。
 放射能防護に関する基準値や技術的問題について、国際原子力機関 ( IAEA ) 、
 国際保健機関 ( WHO ) 、国際放射線保護委員会 ( ICRP ) などと協力。
 北半球の放射生態学グループとスイスフランス語圏の放射能線防護学協会の会長を務める。

05111846足柄茶に基準値超のセシウム神奈川の農産物で初
 ■9日に採取した「足柄茶」の生葉から、
 1キログラム当たり500ベクレルの暫定基準値を超える
 550~570ベクレルの放射性セシウムが検出された

05112038高濃度の汚染水流出3号機海水に1万8千倍セシウム
05112209東日本大震災発生2カ月当たり前がうれしい
 ■発生から2カ月を迎えた東日本大震災の被災地。
 ■「水だけでも希望がわく。
 やっと思い切り顔が洗える。
 当たり前だったことがこんなにうれしいなんて」
 ■宮城県石巻市渡波(わたのは)の神山(かみやま)勲さん(69)宅、妻日出子さん(62)
 津波の被害を免れた2階で家族4人で暮らしてきたが、
 泥だらけとなった台所の蛇口から久しぶりに水が出たからだ。
 ■震災数日後から、給水車の水をペットボトルにためて使ってきたが、
 風呂は被災を免れた親類宅で使えるようになるまで約2週間入れなかった。
 トイレは庭に掘った穴で代用。
 照明は親類からもらったソーラーパネル付きランタン二つだけだ。
 ■電気は早ければ20日にも復旧する。
 日出子さんは
 「散々泥にまみれた。少しずつ生活を取り戻していきたい」
 ■6872戸(11日現在)で断水が続き、
 岩手県内で最多の陸前高田市。
 市内3カ所にある地下水の水源地は津波にのまれ、
 海水の排水作業が必要で、
 市内全域の復旧は7月末にずれ込む見込みだ。
 ■避難所では、風呂やトイレで不便な状態が続く所も少なくない。
 宮古市の市立山口小では、水道が復旧したものの敷地に風呂がない。
 1回390円の近くの銭湯か、
 約2.5キロ離れた市民総合体育館にある自衛隊の仮設風呂に行くしかない。


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東日本大震災八週後・きれいにしていただけませんか

2011-03-20 05:32:30 | 東日本大震災
2011/5/8upわかる目次
東日本大震災八週後・きれいにしていただけませんか
作成日20110508
自分のための記録だから新規公開はしない。

04260131今になって公表した放射性物質の飛散予測
04281010節約節電省エネ震災で生まれた消費者の意識の変化とは
0429自衛隊奮闘災害派遣10万人態勢1ヵ月半
 ■牧野桂治1尉(43)
 「遺体の傷みも激しくなっている。傷つけないよう気を使う」
 ■震災から1カ月以上が過ぎ、同地区では遺体はほとんど発見されなくなってきている。
 現場の隊員には「もう捜す所はほとんどない」との思いもにじむ。
 ■下条拓也3曹(27)
 「遺体を見続けると精神的につらいし、いつまで続くか分からない任務は苦しい。
 でも、被災者の痛みはこんなものではない。音を上げるわけにはいかない」
 ■これまでの活動実績
 /9100遺体収容
 /給水220トン
 /食事300万食提供
 /仮設風呂43ヵ所
 ■東日本大震災で、自衛隊が全国から派遣している人員は
 1日当たり約10万6000人に上る。
 自衛隊員約23万人弱のほぼ半数を投入する「10万人態勢」を3月19日から維持。
 阪神・淡路大震災の約4倍の規模だ。

04301300新教育の森東日本大震災心に傷負う子供も接する教員もケア岩手県教委
 ■講師は、チームのメンバーで臨床心理士の佐々木誠さんと三浦光子さん。
 震災直後は「急性期」と呼ばれ、
 ▽寝付けない
 ▽食欲がない
 ▽落ち着きがない
 ▽乱暴になる
 ▽やる気が出ない
 ▽ひきこもる
 ――と、多様な反応が出てくる。
 だが、佐々木さんは
 「これは自分を守るための自然な反応。大切なのは安全と安心感を与えること」
 ■95年の阪神大震災では、机を揺らして遊ぶ「地震ごっこ」がみられた。
 今回は「津波ごっこ」も出てくるかもしれないが、しからずに見守ることが必要という。
 遊びを通して子供たちは安全と安心感を再確認するのだという。
 ■震災の話題をあえて避けるのも良くないという。
 三浦さんは
 「避けて通るとしゃべってはいけないと心の中に抱え、逆に残ってしまう可能性がある」
 と注意を呼びかける。
 ■「笑っちゃいけないと思っている人がいるかもしれないが、それは間違い。
 力を抜く時に抜かないと力を入れる時に入れられない」
 ■阪神大震災の時、感情を素直に出し「泣き虫先生」と呼ばれた教員のクラスでは
 ストレスの回復が早かったという。

05010009遺体を拭った警察学校生仕事の重さ知った使命感胸に捜索続ける
 ■警察官の卵として初めての仕事は、収容された遺体をきれいに拭くことだった。
 ■髪の泥を拭った女の子の遺体、母親から差し出された小さな男の子…。
 「警察官の仕事の重さを知った」。
 ■3月14日夕方、竹谷信宏さん(25)=現巡査=を含む41人の宮城県警察学校生
 ■『遺体はどんな状態なんだろうか』
 『苦しそうな表情をしているのだろうか』

 前日の夜は恐怖心で眠れなかった」
 ■最初に対峙(たいじ)した遺体はまだ5~6歳の女の子。
 悲しみを通り越してしまうほどの衝撃を受けた。
 厳しい寒さの中、黙々と水でぬらしたタオルで体と髪に付いた泥を拭った。
 竹谷さんとペアを組んだ警察学校生の女性は涙をこぼしていた。
 検視の手伝いは約半月続き、70~80人の遺体をきれいにした。
 ■仕事中に声をかけられ振り向くと、放心状態の女性がたたずんでいた。
 両腕に3~4歳くらいの男の子の遺体を抱えていた。
 「息子なんです。きれいにしていただけませんか」

 ■休日はこれまで1日もなく、体力は限界を超えている。
 それでも、「住民の方から『ごくろうさま』『ありがとう』といわれると力がわいてくる」。
 いつ街が元の姿に戻るのか、想像もつかないが、
 「とにかくやるしかない。一人でも多くの不明者を見つけたい」
 とがれきに立ち向かっている。

05011703死亡・不明2万5673人5月1日午後4時現在
0502福島・校庭放射線20ミリシーベルト国に不信感
 ■学校などでの屋外活動を制限する放射線量
 をめぐり、福島県内で困惑が広がっている。
 ■「1年間に20ミリシーベルト」という目安に対して、内閣官房参与が反発して辞任した上、
 原子力安全委員会がたった2時間で「妥当」と結論付けていたことが分かったためだ。
 ■内閣官房参与の小佐古敏荘東大大学院教授(放射線安全学)が
 放射線量基準の厳格化などを求めて辞任した
 ■年間の積算被ばく放射線量20ミリシーベルトは、
 国際機関が示した非常時の被ばく許容線量(1~20ミリシーベルト)の上限に当たるため
 「子どもに認める放射線量としては大きすぎる」との批判が出ている。

05020945学校放射線基準は安全でないノーベル賞受賞の米医師団
 ■政府が、福島県内の小中学校などの屋外活動制限の可否に関する放射線量の基準を、
 年間20ミリシーベルトを目安として設定したことに対し、
 米国の民間組織「社会的責任のための医師の会(PSR、本部ワシントン)」が2日までに
 「子供の発がんリスクを高めるもので、このレベルの被ばくを安全とみなすことはできない」
 との声明を発表した。
 ■声明
 ■「放射線に安全なレベルはなく、子供や胎児はさらに影響を受けやすい」
 ■「年間20ミリシーベルトは、子供の発がんリスクを200人に1人増加させ、
 このレベルでの被ばくが2年間続く場合、子供へのリスクは100人に1人となる」
 ■「子供への放射線許容量を年間20ミリシーベルトに引き上げたのは不当なことだ」

05032147原発沖海底の土から放射性物質通常の百から千倍
0504東日本大震災福島第1原発事故放射線健康への影響は正しく知って行動しよう
 ■放射性物質を含む水を飲めば体内に取り込まれる。
 これを「内部被ばく」と呼び、食べ物や呼吸でも体内に入る。
 ■ヨウ素131は甲状腺に集まりやすく、放射性のセシウム137は全身に分布する。
 ヨウ素131は8日で量が半分に、セシウム137は30年で半分になる。
 半分になる時間を「半減期」と呼ぶ。
 ■内部被ばくの場合「時間とともに体外に排出される」
 (稲葉次郎・元放射線医学総合研究所研究総務官)
 ので、実質的な半減期は異なってくる。
 ヨウ素131は成人で約7日、セシウム137で約90日という。
 ■普段、私たちは自然界から絶えず放射線を受けている。「自然放射線」だ。
 大地の岩石から気体状の「ラドン」が放出され、宇宙からも降り注ぐ。
 航空機の乗務員の被ばく量が高いのはこのためだ。
 ■日本人は1人当たり年間約1・5ミリシーベルトの自然放射線量を浴びている。
 ■世界には大地からの放射線量が高い地域があり、
 イラン・ラムサールやブラジル・ガラパリでは年平均10ミリシーベルトで、
 日本(同0・43ミリシーベルト)の20倍高い。
 ■エックス線検査などによる医療被ばくは、
 日本人1人当たり年間2・3ミリシーベルトで、自然放射線量より多い。
 ■放射線は、細胞や核の中のDNAを傷つける。
 1000ミリシーベルト以上の高い線量の放射線を浴びると、
 脱毛や不妊などの急性障害が出る。
 最悪の場合は死亡する。
 それより少ない線量では、急性障害は起こらないが、
 被ばく後、数年から数十年たって発症するがんや、
 子や孫の代に生じる先天性異常などが心配される。
 ■広島・長崎の原爆被爆者約9万3000人の半世紀以上にわたる追跡調査から、
 100ミリシーベルト以上では、被ばく線量が高いほど、
 がん発症率が直線的に増えることが分かっている。
 つまり、線量が2倍になれば、がんになる確率も2倍になる。
 放射線医学総合研究所によると、
 仮に1000人が100ミリシーベルト被ばくしたとすると、
 後にがんで死亡する人は、元々の300人から305人に増える。
 ■100ミリシーベルト未満の低線量では、
 同様にがん発症率が高まるかどうかは、明らかな証拠がない。
 ■Q 放射線って何?
 A すべての物質は原子でできています。
 多くの原子は安定していますが、
 中には不安定でエネルギーを放出して別の原子に変わるものがあります。
 そのときに出る強いエネルギーが放射線です。
 アルファ線、ベータ線、エックス線などがあります。
 アルファ線は紙1枚で遮蔽(しゃへい)できます。
 エックス線は人体の表面を通過するので、その性質を利用して医療に利用されています。
 放射線を出す物質を「放射性物質」といいます。
 放射線を出す能力が「放射能」です。
 ■Q ベクレル、シーベルトという言葉を耳にします。
 A ベクレルは放射線を出す物質の側から見た、放射能の強さを表す単位です。
 放射線を出すのに1秒間に何個の原子核が変化したかを意味します。
 「野菜から○ベクレル検出」というのは、
 「その野菜から○ベクレルの能力を持った放射性物質が見つかった」
 ということです。
 シーベルトは放射線を受ける側を主役にした単位で、
 「放射線のエネルギーをどれくらい吸収した(する)か」
 を表します。
 体への影響を考えるときにはシーベルトを参考にします。
 ■Q 放射線は人間の体に影響を与えるの?
 A 私たちは普段の生活の中でも宇宙や大地などから放射線を受けていて、
 傷つけられたDNAを修復したり、
 異常が生じた細胞を排除して健康に影響が出ないようにしています。
 ただし、一度にたくさんの放射線を受けると修復が追いつかなくなります。
 ■Q 具体的にどんな異常が起こるの?
 A 一度に1000ミリシーベルト以上の放射線を受けると、
 その量に応じてリンパ球減少や脱毛などの深刻な影響(急性障害)が出ると言われています。
 急性障害が出ないような、比較的少ない被ばく量でも将来がんが発症するリスクはありますが、
 「何ミリシーベルト以上で全員ががん発症」とか、
 「何ミリシーベルト以下であれば絶対安全」という明確な境界線はありません。
 ■Q 放射線ってインフルエンザみたいに人から人に感染するの?
 A 放射線は被ばくした人や物から感染するものではなく、
 体の中で増殖することもありません。
 ただし放射性物質が付着した塵(ちり)が風で飛んだりして、
 発生源から離れた場所にいる人も被ばくの可能性があります。
 被ばくを最小限に抑えるのは、外で着た服を着替えたり、体を洗ったりすることでできます。
 この行為を除染と呼んでいます。


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東日本大震災七週後・香山リカのこころの復興

2011-03-20 05:32:29 | 東日本大震災
2011/4/28upわかる目次
東日本大震災七週後・香山リカのこころの復興
作成日20110428

この一週間、東日本大震災に関して、ピックアップすべき記事は激減した。
被災地の状況はおそらく大きな改善はされていないだろう。
しかし、状況は伝わらなくなった。
福島原発がどうなっているのかもだんだんわからなくなった。
原発作業員の被ばく線量を、通常時は年間50ミリシーベルトとする上限規定が撤廃されたという。
そんなことが許されていいのだろうか。
そういう法律を作る人は、自分で原発作業員と一緒に働く覚悟があるのだろうか。
僕の最寄り駅のエスカレーターがニ、三日前大震災後初めて動き始めた。
みんなそれに乗る。
僕は乗らない。
僕が思うに、2011年3月11日に大震災をどこでどう迎えたかは人生に大きな影響を与える。
僕は大都市の真ん中で地震を体験し、五時間近くかけて歩いて帰宅した。
あの時のことを忘れるはずがない。
あの時のことを考えたら、エスカレーターになど乗らない。
大震災の翌日、某有名ドーナツ屋の棚はガラガラで、それでも客が列をなしてドーナツを三個とが五個とか買ってしのいだ。
今は山のように商品が並んでいて列はない。

被災地の方のこんな投稿を読んだ。
「関東地方で節電をしているというが、
 それは関東地方のためであって、東北のためではない。
 関東地方は東京電力の管轄で、東北の生活は東北電力が担っている。
 東北地方で電気がつきはじめたのは、東京電力の力ではない。
 東北電力の職員の努力のかいあってのことだ。
 このことを、関東地方の人間は知らなすぎる」
だから、どうという意見は書いていなかった。
しかし、文章の筋を読むとどうしても、
<節電で、東北のために役に立っているなどと思うな。
 節電は自分たちが一斉停電になったら困るからじゃないか>
と読めてしまう。

僕はそれを読んだあとも、節電は続けている。
これは「共感」の問題だ。
「精神の共有」の問題だ。
役には立たないかもしれない。
しかし、せめて今までの生活は見直したい。
東北の被災地のことを忘れないために、自分の生活も律したい。
そういう過ごし方もある。

僕はまだ募金をしていない。
記事を読む限り、まだ募金活用のシステムが充分だとはとても思えないからだ。
それにしても、亡くなったかた一人あたり35万円の配布とは……
今の僕は35万円を募金すれば、二か月近く寿命を縮めることになる。
しかし、被災地の方にとって35万円はあまりに少額と思える。
いったい幾ら募金が集まれば充分なのだろうか。

僕はこれからも毎日記事は読み続ける。
しかし、優先は仕事だ。
良い授業をし、生徒に力をつける。
それが、長い目で日本に貢献し被災地のためになると信じるしかない。
僕にはそれしかできない。
何億円も募金したり、被災地に行ってボランティアをしたりすることもできない。

できる小さなことを毎日することが大切だと信じている。

このシリーズ投稿は今日で終える。
最後に拾った記事である。

0425東日本大震災避難所9割栄養不足摂取カロリー成人標準の75パーセント宮城
04251132立て坑2号機の汚染水ほとんど減らず
04251238栄養不足・床ずれ・肺炎・高血圧被災地深刻
04252057汚染水濃度1か月前の250倍4号機地下
0426香山リカのこころの復興で大切なこと1~4
4月5日【第1回】「一日も早く」にとらわれない
4月12日【第2回】被災していない人にも「共感疲労」という苦しみがある
4月19日【第3回】大きな出来事があったからといって人は急に変わらない
4月26日【第4回】「かわいそうな被災者」という勝手なイメージを押しつけてはいけない
0428東日本大震災福島第1原発事故作業員年間50ミリシーベルトの上限撤廃を検討

香山リカ氏の記事、第3回まではすでに引用した。
だが、この七週間で香山氏の記事は出色であり、重複して投稿する。

僕の生き方も考え方も、東日本大震災によって変わった。
僕は戦争のない時代に生まれ、戦争を体験しないまま死ぬ稀な世代だと思っている。
しかし、東日本大震災を他人事(ひとごと)と思わない体験として経験した。
神戸の大震災のときも外国の大震災のときも僕は精神的に幼すぎた。
大人ではあったが、我がこととしてとらえる力がなかった。

忘れてはならない。
だが、自分が壊れてもならない。
僕もそう長く寿命が残っているわけでもない。
大きなことはできない。
だが、できることをしていく。
津波で亡くなり、いまだに発見されないかたのことを出勤の途中も頭に置いているつもりだ。
そして、一時間でも多く授業したい。
一人でも多くの生徒に教えたい。
僕にできるのはそれだけだ。 
 元記事が消える可能性があるので引用しておく。
4月5日【第1回】「一日も早く」にとらわれない
現実味が感じられない
 震災から二週間後、山形から陸路で仙台市と名取市の被災地に入りました。現地に足を踏み入れた瞬間、現実味が感じられません。市の中心部に、倒壊した建物は見当たらないのです。大地震が起こったという実感が持てず、最初は「あれ? たいしたことないんじゃない?」と思ってしまったほどです。名取市も同じでした。郊外型の都市によくある、大型スーパーやレンタルビデオ店などが整然と並ぶ道路が走っていました。

 ところが、道路一本隔てたすぐ向こう側の風景に目を転じると、大津波によって舐め尽くされ、何もかもが消失してしまった光景が広がっていました。

 津波の被害を免れた地域も、何事もなかったわけではありません。ガソリンも物資もなく、ライフラインも寸断され、日常の生活は失われてしまっています。そのうえ、街の近代的な建築物である文化会館が避難所になり、娯楽施設のボウリング場が遺体収容所になっているというような状況なのです。

 人間が営々と作り上げてきた現代の日常のなかに、あるはずのないものがある。そうした現実が、そこかしこにありました。これまで見たことのない事態を前にして、何をどのように感じたらいいのかわからないというのが率直な印象でした。

映像を見過ぎてトラウマに
 いま被災地の人はとても苦痛を強いられる環境におかれています。ですが、かといって元気を失っているというわけではありません。誤解を恐れずに言えば、被災地の人には、迷いがないのです。今日明日の死活問題に直面しているからです。むしろ、直接甚大な被害を受けていない地域の人々には、まったく質の違う問題が起こっています。

 それは、膨大な情報を浴びたことによって生じたようです。

 地震が発生した直後から、テレビやインターネットでは連日のように津波の映像が放送されました。日を追うごとに新しい映像が増え、これまでは目にすることがなかった自衛隊が撮影した映像なども、繰り返し繰り返し流されています。

 東京には津波の被害はなかったのに、津波の夢で目が覚めてしまうという人がいます。自分が津波に呑まれてしまったかのような息苦しさを感じると訴える人もいます。被害の映像を見過ぎたために、ある種のトラウマを受けてしまったのです。

 映像がトラウマになるという現象は、最新の精神医学でも研究されています。「間接的トラウマ」「二次的トラウマ」と呼ばれ、子どもに多く見られる症状とされていました。
子どもは、目で見た映像が目の前で実際に起こっていることなのか、モニターの中の出来事なのかを区別する脳の機能が未熟です。そのため、見たことではなく体験したこととして記憶してしまう危険性があり、それがトラウマを引き起こすと言われてきました。

 私は、脳が処理できる量を超えた映像を見続けると、記憶の貯蔵庫に入れるときに、リアルの体験と同じ場所に分類してしまうこともあるのではないかと考えています。それは何も子どもに限ったことではないと思います。

 さらに、津波の映像を見てショックを受け、自分の過去のトラウマがフラッシュバックしたという人もいます。たとえば、虐待、レイプ、犯罪に巻き込まれたことといった自分の過去が今回の震災の悲惨な映像を見たことから、蘇ったのです。そのような人は、津波の映像を人ごとではなく、自身の「命の危機」と同等の出来事として見たのです。

 今回の震災で特徴的なのは、被災者自身が携帯電話やデジタルビデオで撮影した生々しい映像が、日本全国に流れたという点です。あの映像を、撮影した人の身になって見てしまった人は多いのかもしれません。誰もがすぐに情報を記録し発信でき、膨大な情報を得ることができるような社会になったことが、かえって多くの人が苦しむという皮肉な現象がおきました。

共感し過ぎて疲れた心
 無気力状態に陥ってしまう人もいます。金曜日に地震と津波が起こり、土曜日、日曜日の二日間テレビ、インターネット、新聞で情報に触れ続けた結果、月曜日に会社に行っても仕事が手につかない。やる気も、集中力もまったく出ない。涙が止まらなかったという人も少なくありません。仕事をしなければいけないことはわかっているのに手につかない。それは、被災された人への同情だけではありません。

 映像や被災地に関する情報は、津波の場面だけではなく、肉親を失った人、家を失った人のインタビューや避難所での厳しい生活ぶりを伝えます。それに触れて、被災者に共感し過ぎることで精神が疲労してしまうのです。

 これは、臨床心理学の世界で「共感疲労」と呼ばれています。災害時に被災地に入る医療関係者やボランティアにもよく見られ、相手の境遇に心を寄せて考え過ぎるあまり、自分のエネルギーがすり減ってしまう状態です。

 これまでに起きた災害では、何らかの形で自分が関わっていない限り、多くの人は「被害に遭った人はたいへんだ、でも自分は違う」と、自分の身には起こり得ないことと捉えることで心を守ってきました。

 しかしながら、今回の震災は人ごとと考えようとしても、それができないくらい規模の大きい災害です。相手の身になって考えてしまう期間はこれからも続くので、共感疲労を起こす人がますます増えてくると思います。

「何かしないと」と行動する人たち
 一方で、このような危機的な状況から興奮状態に陥り、かえってエネルギーが漲っている人もいます。それこそ、普段以上に闊達になり、不眠不休でいられる。「いますぐ何かしなくちゃ」と発信し続けたり、すぐに行動に移そうとする人です。これは、人間が危機を直面した際の反応として、極めて自然なことだと思います。

 しかし正直に言うと、私はこういう人に危うさを感じています。それは、普段とは違う人になっているからです。人間は、一つの出来事で劇的に人格が変わることはありません。それまで他人に関心がなかったように見えた人が、震災によって世のため人のために行動するのは悪いことではないですが、長続きするかは疑問です。いつもは心に不安を溜め、無口な人が目を輝かせながら勢いよく震災を語っている姿を見ると、元気になってよかったねという話では済まされない危うさを感じます。

 いま「復興ナショナリズム」という現象が起きています。「あの焼け野原から立ち上がったのだから、こんどもできる」「いまこそ奇跡的な経済復興を遂げるのだ」と叫ぶ人がいます。こういう言葉を口にする人の気持ちはわかりますが、飛躍し過ぎではないでしょうか。

 震災前に悪かった経済状態が、震災が起こったからといってすぐに良くなるはずはありません。まずはこれ以上悪くならないように手を打って、震災前より良くなっていくのには、長い時間がかかると理解するべきです。無理してポジティブな発想に切り替える必要はないでしょう。

ひとときの現実逃避を
 あらためて言うまでもなく、今回の震災は、未曾有の出来事でした。私たちの許容範囲を超えることが起きています。それを自分なりに感じ取り、理解し、解釈し、自分なりに意味を見出すことは、そんなに簡単にできることではありません。動揺したり、パニックになったりするのは同然で、それはその人が弱いからではないのです。

 いま枕詞のように「一日も早い復興を」という言葉が頻繁に使われています。もちろん、私も仮設住宅の建設や原発の問題など一刻も早く復旧してほしいとは思いますが、現実的には、長い時間がかかるのは明らかです。しかし、このような体験をした我々人間は、気持ちをすぐに切り替えられるほど強くはないのです。ゆっくり時間をかけて考えていかなければならないと思います。「一日も早く」という言葉に強迫観念に駆られる必要はないです。

 すぐに切り替えられなくて当然です。答えをすぐに見つけようとし過ぎないことです。今回起こった事態を咀嚼して解釈するには、時間がかかることを認めるべきです。それほど大きな出来事だったのですから。様々に起こることに直面して心が揺れ動くのは、ごく自然な感覚だと認識するべきなのです。

 そのためには、一日のなかで自分を休ませる時間も必要です。30分でも1時間でも、現実から目を背けて、何か楽しいことや好きなことに目を向けるようにするのが効果的です。それぐらいのことをしないと、この現実に向き合って、これから先を生きていくことはできないのではないかと思うのです。

4月12日【第2回】被災していない人にも「共感疲労」という苦しみがある
共感疲労を起こすと、
冷静に話を聞けなくなる
 前回少し触れましたが、今回は共感疲労について掘り下げてみたいと思います。

「その人の身になって考えましょう」
「相手の立場に立って発言しましょう」

 私たちは、親にも学校の先生にもそう教えられてきました。共感するという行為は、本来は褒められて然るべきことです。

 共感する心を待てない人は社会から非難され、人の心がわからない、相手の立場に立てない、相手の痛みに対する想像力がないと言われます。特に若い世代がその批判の対象となっていますが、この大震災ではそうした人たちも被災者の身を案じました。

「なんて可愛そうなんだろう」
「たいへんだろうな」

 津波によって家族を失った人、住むところを失った人の映像を見て、直接被災地に行って被災者に触れたわけでもないのに、思いを寄せ過ぎて精神が疲労しているのです。これが共感疲労です。

 共感疲労はそもそも、介護士、看護師、ボランティアなどといった被害者や被災者を直接支援する人に起こりやすいものだと言われています。

 具体例を挙げると、児童養護施設で働く人たちです。虐待を受けた児童と寝食を共にしながら接していくなかで、その子たちが親から受けた虐待行為を直接聞き、子どもたちの気持ちに感情移入し過ぎてしまい、ストレスとなってしまいます。

 精神科医として仕事をしていると、よく「相手の悩み事を聞いていると精神的に疲れるでしょう」と言われます。けれども、患者さんの悩みを聞いていちいち疲れていたら、精神科医としてやっていけません。

 私たち精神科医は、共感疲労を避けるためのトレーニングを受けています。なるべく相手から距離を置いて、相手の身にならないように話を聞く。私だったらどう思うかとは考えない。基本的に、共感し過ぎない態度を取りながら相手に向き合うのです。

 自分の心を消して話を聞くというと、冷たい人と思われるかもしれません。でも、共感疲労に陥ってしまっては冷静に話を聞くことができなくなります。身がもたなくなってこちらが倒れたら、精神科医は務まらないので、そのためのトレーニングを受けるのです。

他人事として捉える
「分離」のメカニズムで心の平衡を保つ
 とはいえ、精神科医も人間です。ときには思わず涙してしまうこともあります。100パーセント共感しないということはあり得ませんし、やろうと思ってもできません。

 特に家族や親しい友人であればなおさらです。日常生活のなかで他人に共感するのはごく自然な感情ですが、心が疲労するところまで至らないのが普通です。

 災害が起こると、直接関係のない人は、どこか高みの見物のようなところがあるものです。

 災害の映像を見て「たいへんね」と思いながらも、「私じゃなくてよかった」「私の大切な家族は無事でよかった」と考える。被害者に同情しながらも、わが身と家族の安全を確認し、安心するのです。これは決して卑屈な考えではなく、どんな悲惨な事件や災害でも必ず起こる健全な心理です。自らの身を守るためのメカニズムといってもいいです。

 ところが、今回の大震災は「私じゃなくてよかった」とは考えられないほどの規模でした。「私には絶対に起こらない」と安心できる材料もありません。原発の被害まで含めると、今回の災害を他人事として切り離すことができないのです。

 他人事として切り離す行為は「分離」という心のメカニズムで、誰にでも備わっている心の防衛反応です。何かが起きたときに「これは私のことではない」と思うことで、心が不安定な状態に陥るのを防ぐ機能です。

 被災していない人たちの心を共感疲労が支配し、「分離」メカニズムが働かない一方で、被災地にそうした人たちがいます。すべてを失ったのに、淡々としているのです。あまりにひどいことが起きたためある種の「分離」が起こり、どこか人ごとのように振る舞うことで心を落ち着かせているのだと思います。

 ただしこの場合、心の崩壊を防ぐための一時的な「分離」は必要ですが、それが続く事態は避ける必要があります。すべてを失ったという現実が襲ってきたときに、パニックになってしまうからです。当初の緊急避難的な心理として「分離」は有効ですが、少しずつ現実を受け入れる方向に向かわなければなりません。

震災への受け止め方は人それぞれ。
反応の仕方も人それぞれでいい
 被災地では多くの人が命を落とし、いまだ行方不明の方が多数いらっしゃいます。そのなかで、何日が経ってから家族の生存が確認された人が、テレビのインタビューに「周りの人たちのことを思うと、申し訳ない」と語った姿が印象的でした。

「私じゃなくてよかった」と思える状況でも、罪悪感を持つ人が少なくないのです。そして、これは直接被災していない地域の人たちにも見られる現象です。共感疲労を端緒とした罪悪感と言ってもいいでしょう。

 ある人は、何も被害を受けていないことが申し訳ない、無事でいることが申し訳ないと言います。考え方としては珍しいことではなく、戦場や被災地を取材したジャーナリストが、何も被害を受けていないことに罪悪感を抱くケースは以前からありました。

 今回の大震災でも、被災地の取材から帰ったテレビのレポーターが、周囲がものを食べたり飲んだりしている姿を受け入れられず、自分がいたもとの世界に戻れなくなったという話を聞きました。ジャーナリストが抱く心理としては不思議ではありませんが、一般の人にまでその傾向が表れている点が今回の特徴です。

 もう一つは、何も支援できなくて申し訳ないという考えです。多くの人がボランティアやチャリティをやっているのに、自分は何も行動していない。まして、自分は義援金もあまり多く払う余裕がない。そんな人が、誰かに強制されたわけでもないのに、自分を責めてしまう。こんなことで心を痛めている人がいるというのは、本当に不幸なことです。 

 いまや日本は一致団結して「自粛」をしようという空気が蔓延しています。それはあたかも一人ひとりの行動を強制的に制するかの雰囲気が漂っています。自粛をしないと「不謹慎」と白い目で見られてしまう。これは社会として決して健全ではありません。

 一人ひとり、今回の震災の受け止め方は違い、それに対する対応も違って当然です。それを共感を押し付けるかのような動きによって、多くの人が苦しんでいます。

自分のことを自分で支えること。
これがいま被災地への最大の支援となる
 一方で、自粛ムードに抗って、普段どおりの生活を送ろうにも「経済を回すために…」「こういうときだからこそ…」などと、まるで言い訳しないといけないかのようです。大きな惨事があったからと言って、社会全体で同じ対応をする必要はありません。遊びたい人は遊べばいいし、静かにしていたい人は静かにすごせばいい。無理せず、自分をいたわることです。無理してやっても、いいことありません。

 共感疲労、そこから派生する罪悪感によって心の調子を崩す人は、もともと思いやりのある優しい性格の人です。それも否定しなくていいのです。しかし、その疲労によって、結果的には被災者への支援とは逆向きの効果になっています。

 いま被災地以外の人がもっとも大切なことは、自分で自分を保つこと、自分のことを自分で支えることです。それによって、世の中の多くの資源が被災者へとつながるので、それが、最大の支援になるのです。そのためには、社会としてある行動を強制せずに、それぞれの人が無理なく過ごせるような情況が大切です。 

4月19日【第3回】大きな出来事があったからといって人は急に変わらない
復興ナショナリズムの危険性
 東日本大震災を経験した日本に、いま「復興ナショナリズム」とでも言うべき風潮が蔓延しています。

 言うまでもなく、被災地の復興が急がれることは誰の目にも明らかです。しかし、被災地で苦しんでいる方たちは、日本を復興させようと思っているわけではない。日本経済が復活するチャンスだと考えているわけでもありません。

 被災された方にとっての復興は、元の生活を取り戻すことです。そうした切実な思いが、復興ナショナリズムによって忘れ去られてしまわないかという危惧を抱いています。

 そして私が疑問を感じているもう一点は、「われわれは日本人なんだから一緒に頑張ろうぜ」という雰囲気が強まり過ぎていることです。

 もちろん、緊急時にはバラバラでいいと言うわけにはいきません。短くてインパクトのある「一緒になって」「一丸となって」という言葉を使うしかないという事情はある。でも、21世紀に生きる私たちは、どこか相対化しておかないと間違った方向に進んでしまう恐れがあります。「みんなが一つになろう」という場合も、例えばその後に「(なんちゃって)」「(笑)」「いまはこう言うしかないよね、ポリポリ」というような、気持ちだけは残しておきたいものです。

 全員が一斉に一つの方向に進んでいると、思わぬ方向に向かわないとも限りません。原発の問題がこじれて、仮に国際社会から総スカンを食った場合に、意地になって「日本だけでやっていく」「誰にもわかってもらわなくていい、日本は強い国だから」という考えに陥って暴走しかねません。

葬式躁病に陥るニッポン
 前回は「共感疲労」についてお話ししましたが、現在の状況は、日本に住む人にとって不安なことばかりです。しかし人間は、究極の不安が襲ってきたとき、むしろ高揚状態になることがある。

 たとえば癌を宣告された患者の場合です。

 もちろんショックを受ける人が多いのですが、なかには何事もなかったかのように振る舞ったり、落ち込むこともなく「癌なんかに負けるか」と強い意思を見せたりする。癌を宣告されたのに、いまから新しいビジネスを立ち上げると口にする人もいます。

 非常事態に直面し、迫り来る恐怖や不安に向き合うのを避けるための反動、これを精神医学の用語では「葬式躁病」と言います。

 身内や親しい人が亡くなったとき、お葬式のときにテンションが異様に高くなってしまっている人を見かけます。大きなショックを受け入れたくないため、高揚することで恐怖や不安や悲しみに直面することを避けるという、人間の防衛反応の一つです。

 こうした高揚感は防衛反応だということを認識しておかないで、本当に元気だと思ってしまうと、あとでしっぺ返しが来ます。

 私は、昨年11月に父親を亡くしました。そのときは「なんだ、ぜんぜん悲しくないや、平気平気、すぐ仕事しよう」と思っていました。でも「いや待てよ、これが葬式躁病というやつかもしれない。人はそんなに変わるものではない。まだ要注意だ」。そう思い直し、すぐに動き出すことはしませんでした。自分で自分の状態がわかったことが救いでした。

 震災前の日本経済は、デフレ不況に喘いでいました。回復の糸口さえ探しあぐねていたはずです。それなのに「いまこそ奇跡の復興だ」「乗り越えられる」といった復興ナショナリズムは、一種の葬式躁病的な反応を示している可能性があると思います。

 それくらいの気構えで復興に臨むのはいいことですが、まったくの幻想を夢見て、そこから出てくるカラ元気を信用して動き出すのは避けるべきです。

現実を見ることからしか始まらない
 少子高齢化の日本がデフレ不況を脱し、高度成長を成し遂げて中国を抜くなどということは、現実的にはあり得ない話でしょう。しかし、リーダーたる日本の政治家は、それはあり得ないから違う方向を目指そうとは言いません。

 逆に実現可能性の低い経済成長戦略を打ち出すことで、事実と向き合うことを避けてきたのです。助かる見込みのない患者に、医者が「大丈夫、助かりますよ」と言うように、国民を安心させて現実から目をそむけさせるよう仕向けてきた。この積み重ねです。

 誰がどう考えても、震災によって経済が悪化するのは明白です。この事態のなかで「経済はまだ大丈夫。いまこそチャンス」などという発想は、かえって危険です。

 医療の世界では、患者にバッドニュースでも告知するのが常識になりつつあります。「インフォームド・コンセント」とは、患者にとってどれだけ辛い情報でも伝えたうえで、患者も納得して治療を進めることです。真実を伝えると患者はそのときは混乱したとしても、時間や周囲のサポートが助けとなり、それなりに受け入れるものです。養子縁組の世界でも、いまは引き取った子どもに真実を伝えるのが条件になっています。

 ごまかしからは、何も生まれないし、始まりません。

 リーダーには、悪いことを伝える役割があります。菅総理は、震災直後に「あの震災を機に日本は立ち直ったと言われるように頑張りましょう」と言いました。振り返るには早過ぎると言わざるを得ません。そして、国民はまやかしを聞きたいわけではないのです。

 もちろん、悪い現実を簡単に受け入れられるほど人は強くありません。混乱し、不安になるのは当然です。そのため、この連載の1回目でも書いたように、精神の安定を保つためには、一時的にも現実逃避が必要です。

 現実を直視するのは辛いものです。それほど現実が辛ければ、現実逃避が自分を守るために有効になりますが、その後は現実と向き合うことがどうしても必要になります。それは時間をかけてでもいい。後回しにしてもいいですが、いつかそれと向き合うことになる覚悟はしておいたほうがいいかもしれません。

震災前からやっていたことを継続しよう
 被災地で、自分以外の家族四人を亡くした高校三年生と出会いました。

 彼は大学に合格していて、入学を待っているときに震災に遭いました。傍から見ると、一瞬にして人生が変わってしまった。しかし、奨学金が出ることがわかり親戚の家から通えることにもなったので、この高校生は、大学に行くことにしたといいました。

 家族全員がいなくなった状況で、大学なんかに行っている場合じゃないという見方もあるでしょう。でも、大学に行きたいというのは震災の前から彼が思っていたことで、震災によってその気持ちが変わったわけではありません。震災によって全部が変わってしまったと考えるのではなく、やろうと思っていたことは、続けられるなら続けていいのです。

 決して無理をする必要はないですが、震災前からやってきたことを継続するのは重要なことです。寝る前に1時間読書をする習慣のあった人なら、こんなときでもそれを続ける。日頃の日常生活を無理せず自分の意思とペースで営んでいた人ほど、大きな出来事があっても、日常の営みを続けられるものです。

 人間は、マイナーチェンジは可能です。時間をかけて次第に変わることはできます。しかし、悲観的な人が急に楽観的になるとか、自己中心的な人がいきなり世のため人のために活動するとか、一つの出来事で人格が入れ替わるほどの変化はとても危険です。

 そういう人を何人も見てきましたが、それは洗脳された人です。人格の激変はむしろ病的である。そう自覚しておくべきでしょう。

 同じニュースを見ても、いろいろな反応を示す人がいるのが健全な社会です。

 義援金を出さないでも、ボランティアに行かないでもいいのです。人それぞれ出番は、いずれ必ず訪れます。その時のためにいまは力を蓄えておこうという人がいてもいいし、むしろみんなが疲れきってしまったときに大きな力を発揮できるかもしれません。その「いずれ」は、半年先か、3年後あるいは10年後かもしれません。

 いまは自分のために時間を使って将来に備えるという選択も、決して悪いことではないのです。

4月26日【第4回】「かわいそうな被災者」という勝手なイメージを押しつけてはいけない
忘れ去られた被災者たち
 4月14日、ちょうど仙台空港が再開した日に、取材で再び被災地を訪れました。

 新聞やテレビは、空路の再開を機に、復興ムードの論調へ大きく転換したような気がします。しかし、被災地の方たちの心の問題は、目に見える復興とはズレが生じていると感じました。

 仙台空港近辺には、いくつかの小さな町があります。町の人たちは、空港が再開してもらわないと物資が来ないので、その必要性を十分に理解しています。ただ、空港の再開を最優先したために、人手と重機はすべて空港に持っていかれたといいます。近辺の小さな町には、空港の再開とは裏腹に、復興が手つかずのまま放置されているという皮肉な現実がありました。

 前回、震災から十日あまりの被災地を訪れたとき、津波の被害が大きかった地域のそばでお菓子屋さんとお寿司屋さんが営業していました。今回はそこへ立ち寄りましたが、お客さんはほとんどいません。

 聞くと、震災の直後、尋常ならざる事態のなかで、お寿司屋さんは店に残っていたすべての材料を使って大量の稲荷ずしを作ったといいます。お菓子屋さんは、停電で機械を動かすことができなかったので、手作業でできる範囲でお菓子を作ったそうです。

「お互いさまだからね」

 そう言って、お寿司屋さんもお菓子屋さんも被災者に無料で配りました。

 ところが、時間がたって訪れたのは、お客さんが来ないという現実でした。だからといって、その方たちが「あんなことするんじゃなかった」と仰っているわけではありません。ただ、被災地の外から支援に来る人や企業はクローズアップされても、地元で支援をする商店や企業のことが語られていません。むしろ、家屋も社屋も工場も被害から免れたため保障が受けられず、材料が入らない、お客さんが来ないという三重苦に喘いでいます。

 空港が再開した、仮設住宅の建設が始まったというニュースが入ると、被災地以外の人は復興が始まったと解釈すると思います。しかし現地に入ると、被災者にはそれぞれの事情があり、被災地と被災地の外との温度差はかなりあるように思えました。被災地は復興の段階に入ったなどと、軽々には言えないのです。

「支援」は被災者のためというより
自分のためにやるもの
 今回の訪問で強く感じたのは、被災地には人の数だけ問題があるということです。家も家族も仕事も失った人もいれば、家族は無事で一緒に避難所生活をしている人、また被災から逃れた家で暮らしている人もいます。被害の情況もまちまちであれば、負った悲しみや苦しみへの思いも人それぞれです。それをあたかも、被災地にいる人がすべて同じような苦しみに喘いでいるかのように、一様に「頑張ろう」と言われても、それぞれの被災者の方のこころに届くのだろうか。そんな疑問を感じます。

 東京に限らず、いろいろなところでチャリティーイベントが開かれています。

「いま自分にできることをやる」

 その意義はよくわかりますし、イベントに来ている人や、壇上に立つ人の善意を疑うつもりは毛頭ありません。しかし、それは被災地のそれぞれの人の事情とはまったく関係のないところで行われていることを自覚することは大切でしょう。

 例えば「私の歌を聞いてください」とYouTubeで自作の歌を流す。もしかしたら被災地に届いて癒される人がいるかもしれません。何かをせずにはいられないという気持ちもわかります。

 ただ、被災地の人を想って何かをするのは、基本的に自分のためであること。いてもたってもいられなくなる。これはきっと被災地の人に役立つはずだ。その善意の思い込みは、それぞれの方々に必ずしも合わないこともあり、善意の押し付けになってしまいます。このことに気がつかないと「やってあげているのに」と恩着せがましくなってしまう恐れがあります。

被災地にいる人を
ステレオタイプで見てしまう
 まだそれほど多くはありませんが、ネット上で被災者に対する批判が見られるようになってきました。被災者がいま欲しい物を要求しただけで「何でももらおうとする」「要求が多い」というのです。

 その被災者は、聞かれたから答えただけでしょう。

 逆に、人をムカッとさせるようなことを言う被災者がいるのも事実です。

 しかしこれは考えてみれば、ごく当たり前のことなのです。被災地にいた人は、全員が人格にすぐれた人であるはずはありません。もともと図々しい人も、だらしない人も、人に素直に対応できない人も、意地悪な人も打算的な人もいるはずです。そのような人がたまたま被災したことで、それまでの人格がすべて一新され、純粋で善良な人に変わることなどあり得ないのです。前回書いたように、人は急に変らないものです。

「辛い情況に健気に耐える善良な人たち」

 私たちは、被災者に対してこんな像を作ってしまっていないでしょうか。今回の被災者は東北の人が多いので、お話を聞いていると確かに謙虚で純粋な方も多いです。ただ、その像にマッチした人を取り上げるマスコミの姿勢との相乗効果で、そうした「被災者人格」のようなものが増幅されている感は否めません。

 このことは、障害者に関する問題でもよく語られています。一般に、障害を持つ人はかえって心が澄んでいると思われがちです。この人たちがちょっと俗っぽいことを言ったら、それだけで「とんでもない」という反応を示す人がいます。それだけ勝手に障害者像をつくりあげており、身障者はその期待が重荷になっている一面もあります。

 私は、身体障害者のプロレス団体「ドッグレッグス」のリング・ドクターとして、彼らの興行に立ち会ったことがありますが、リングサイドの実況は「あの人は、実は風俗が好きで、たいへんな額の借金がサラ金にあり…」などと、露悪的に語ることがあります。

 観客は大笑いで、会場は盛り上がります。もちろん、障害者でありながら必死に頑張るという感動的な場面もありますが、彼らは決して天使ではない。健常者と同じように、お金だって欲しい、有名にもなりたい、女も大好きだ。それなのに、ある意味で差別的な「良い人のはずだ」というレッテルを貼られてしまう。それもある意味で、差別、偏見です。その偏見をなくすために、プロレス興行を行っているのです。

 自分たちが勝手に作り上げたイメージを少しでも外れると、「許せない」と叩く。ステレオタイプな物の見方を否定されると、途端に腹を立てるのです。被災者に対する支援者の態度が、こうした方向に進んでいる恐れがあります。

長い休みを使って
気を紛らわすことも必要
 私たちは、すべての被災者を同一視し、勝手なイメージを作り上げていないでしょうか。その像に基づいて「心は一つです」「東北がんばれ」と連呼する押しつけがましい支援になっていないでしょうか。

 被災地の多くの人は「ありがたい」と口にします。とはいえ「がんばれといっても、これ以上何をがんばればいいのかねぇ」とため息を漏らす人もいます。被災者にとってはピントの外れた支援にも、感謝の言葉を並べなければならないのが現状なのです。

 仙台に滞在しているとき、地元紙を読んでいたら、タレントのミッツ・マングローブさんの記事が載っていました。内容は、彼女(彼?)が最近出したCDのプロモーションでした。ミッツさんが寄せていたのは、こんなコメントだったと思います。

「昭和の歌謡曲でも聞いて、ひととき気を紛らせてください」

 震災が起こってからというもの、アーティストは「この曲で勇気を与えたい。元気を受け取ってほしい」と言うのが一般的になっています。ミッツさんの「気を紛らわしてください」という言い方は、とても誠実だと思いました。そして、気を紛らわすというのはとても大事なことだと改めて気づきました。

 現実から目を背けることは悪だと思われがちですが、ひと時の現実逃避は自分をいたわるために必要です。むしろ、現実を何とかするためにも気を紛らわす時間が必要だと私は思います。

 世間は、間もなくゴールデンウィークを迎えます。

 被災地の人たちはもちろんのこと、私たち被災地以外に住む人も、日々考え、情報に揺さぶられることで疲れ切っています。

 原発問題をはじめ、日本の社会のありようについては、超長期にわたって考え続けていかなければならない問題です。だからこそ、現実逃避をすることでこころを平静な状態に戻すべきだと思います。

 もちろん、震災のことを考え続ける人もいい。しかし、もしいまが辛い状況だと感じていたら、テレビやラジオやインターネットから離れて、震災のことを考えない日を作ってもいいと私は思います。

 ひとときだけでも気を紛らし、現実逃避をすることによって、再び現実に戻ったときにこれまでと違った向き合い方ができるようになっているかもしれません。

◆引用以上◆

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20110422東日本大震災六週後コピー記事16タイトル

2011-03-20 05:32:28 | 東日本大震災
2011/4/22upわかる目次
20110422東日本大震災六週後コピー記事16タイトル
作成日20110422
●2011-04-22 03:35:452011022東日本大震災六週後コピー記事16タイトル●
4月15日
0415義援金と支援金を考える
 ■ざっくり言うと、
 「義援金」は被災者に直接届けられる見舞金で、
 「支援金」は被災者のために活動する非営利組織(NPO)やボランティアグループを支援するお金です。
 ■お金が使われる目的が違うわけです。
 ■街角の募金では、支援金も含めて「義援金」を呼び掛けているケースもあり、
 混乱に拍車をかけています。
 ■税制面では、義援金と支援金の区別よりも、最終的にどこにお金が行くかが重要です。
 ■個人の場合をみると、
 日本赤十字社、
 中央共同募金会、
 日本放送協会、
 NHK厚生文化事業団
 の4団体
 ■被災した岩手、宮城、福島など15都道県で構成する
 「義援金配分割合決定委員会」を通じて被災者へ届けられる義援金は、
 「特定寄付金」とみなされ
 ■義援金は、4月8日の義援金配分割合委員会で、
 第1次分約500億円の配分割合が決まりました。
 ■死亡・行方不明者は1人当たり35万円を家族に、
 住宅の全壊・全焼は1戸当たり35万円、
 半壊・半焼は同18万円が支給されます。
 ■空前の規模の義援金額となりそうなのに、
 意外に少額だと思われる方も多いでしょうが、
 東日本大震災は阪神大震災と比べても被災者の数も被災住宅の数も格段に多いため、
 1人当たり、1戸あたりで分配していくと、
 最終的にもさほどの金額にはなりそうもないのが現実です。
 ■こうした中で、支援金に脚光があたり始めています。
 東日本大震災は被災地域が広く、しかも分断されているうえ、行政機関も被害を受けており、
 長期間にわたるとみられる復旧・復興に、
 NPOやボランティアの果たす役割がこれまで以上に重要になっているからです。

0415051810キロ圏内90人避難せず説得続けるしかない

4月16日
0416被災した人への募金どう配るの?日本経済新聞

4月17日
04171646放射線抑制へ6から9か月程度東電
 ■東京電力の勝俣恒久会長
 「福島第一原子力発電所事故の収束に向けた道筋」を発表
 「放射線量が着実に減少傾向となっている」ことをステップ1
 「放射性物質の放出が管理され、放射線量が大幅に抑えられている」ことをステップ2

04172035原発収束工程表示したが東電・政府信頼できない
 ■福島県内「目標にすぎない」「避難はもっと続くのでは」
 ■福島県飯舘村・菅野典雄村長
 「われわれをこれだけ悩ませ、苦しませてきたのは原発。
 本当に半年とかで収まった場合は来春の作付けに間に合うかもしれない」
 ■佐藤公一区長(62)
 「光が見える発表だが、あくまで目標にすぎない。
 火をつけた張本人が言っていることを簡単に信じてよいものか」
 ■会社員男性(44)
 「国とか電力会社とかは全然信頼していない。
 避難のために準備してきたことがこれで変わるわけではなく、
 子供や仕事に影響の少ない避難先を探していくだけ」
 「たとえ原発が安定しても、避難自体は3年くらい続くのでは」
 ■東京都足立区の東京武道館
 福島県の被災者ら143人が武道場の畳の上で避難生活を続けている。
 ■漁師、濱田卓也さん(35)
 「政府の発表はこれまで二転三転してばかりで何も信用することができない。
 原発の状況を事細かに発表し、安心させてほしい」
 ■原発作業員、佐藤恒安さん(54)
 「東電は話にならない。プールから燃料棒を抜かなければ放射能は出っ放しだ。
 早い解決は無理だ」

04172110宮城県内の遺体96パーセントが溺死高齢者が半数超

4月18日
04180001原発減らす・やめる41パーセント朝日新聞世論調査
 ■朝日新聞社・全国定例世論調査(電話)
 「減らす方がよい」と「やめるべきだ」が計41%
 ■原子力発電は今後どうしたらよいか
 「増やす方がよい」5%
 「現状程度にとどめる」51%
 「減らす方がよい」30%
 「やめるべきだ」11%

04180908原発工程表どういう根拠作業員が達成に疑問
 ■協力会社の30歳代の男性
 3か月で放射線量が減少傾向になるとは思えない
 原子炉建屋の周辺では依然として放射線量が高く、作業は長い人でも数時間しか行えない
 マスクを装着し、防護服を着るため作業員の中には、脱水症状を訴える人が出ている
 雨が降れば防護服の上にビニール製のかっぱも着る
 梅雨になれば作業効率が落ちるし熱中症も心配。東電はどういう根拠で期間を示したのか

04181821福島原発事故レベル7世界はどう報じたのか
04182247福島1・2・3号機核燃料保安院溶融と初見解
 ■「炉心損傷」は、焼き固めた燃料(ペレット)を覆う金属の被覆管が壊れているが、
 燃料体の形は崩れていない状態。
 ■ペレットの一部が溶けだしている状態を「燃料ペレットの溶融」、
 ■溶けた燃料が下に落ちていくのを「メルトダウン(炉心溶融)」

0418東日本大震災福島第1原発事故東電工程表信用できるのか怒りや疑問の声
 ■双葉町住民■
 ■舘林孝男さん(56)
 「自分では3カ月程度と思っていた。(6~9カ月は)長い」
 「とにかく早く双葉に帰って働きたい。
 9カ月を目標にするのではなく、一日でも早く収束させてほしい」
 ■小川貴永(たかひさ)さん(40)は「暫定的な発表に過ぎないのでは」
 「人間が住めるまでどのくらいかかるのか、1次産業は復活できるのか。
 それを教えてほしい」
 ■郡山市■
 ■斉藤義男さん(76)
 「避難は一時的と思っていたが、そんなにかかるのか」
 ■川俣町■
 ■高木栄子さん(66)
 「本当に6~9カ月で収まるとは信じられない」
 「窓も開けられず、思うように外出もできない。
 ちょっとした家族の言動にもきつく当たるようになってしまった」

0418特集ワイドレベル7の原発震災予想された想定外科学技術過信の果て
 ■石橋克彦・神戸大名誉教授(地震学)
 「3・11の地震はマグニチュード(M)9・0。
 有史以来の地震活動は今後も、まだまだ続く。
 今の福島第1原発は揺れや津波に全く無防備です。
 大規模地震が再び起きないことを、ひたすら心をこめて祈るしかない」
 ■議員「どうして日本の原発は危険で、欧米の原発は安全なのか」
 石橋「ひとえに日本が地震列島だからです」
 ■石橋
 「原子力関係者は地震への危機感がなさ過ぎるのではないか」
 「ほとんどの地震学者は無関心を装い、日本列島に原発を造ることには口をつぐむ」
 ■福島第1原発1号機が設置許可された66年は、
 その足元にプレート境界巨大断層面が存在するなどとは考えられていなかった。
 ■東大名誉教授、山地憲治・地球環境産業技術研究機構所長
 「日本の原発の設備利用率(稼働率)は世界で2番目に低い。
 これを高めようと官民ともに努力を集中する一方で、
 過酷事故が発生した際にどう対処するかの訓練・準備が不足していたのでしょう」


4月20日
0420東日本大震災安易な復興ムードに警鐘精神科医野田さん
 ■「復興ばかりに重点を置いて『がんばろう』を繰り返せば、遺族の疎外感と喪失感は強まる。
 復興支援は一番つらい遺族の視点に立つべきだ」
 ■遺族は被災直後、家族を失った現実をなかなか受け入れられない。
 遺体が見つかり数カ月が過ぎたころ、喪失感に襲われる人もいるという。
 そんな時「遺族に寄り添って、悲しみを共有してあげることが大切」
 ■「遺族ほど悲しみや苦しみに耐え、頑張っている存在はいない。
 周囲が死を見ないようにして『頑張ろう』と復興ばかり強調すれば
 遺族は『放っておかれている』と思う。
 喪失感は増し、最悪自殺という手段を選択させてしまう」

04201137イタリア原子力発電の再開を無期限凍結
04201931最愛の人39日たって対面原発10キロ圏内で発見
 ■原発の事故直後に政府が避難指示を出して以降、捜索ができていなかった区域。
 いま、遺体が見つかり始めている。

04201952世界の世論原発反対増加9割が東日本大震災認識
 ■世界47カ国・地域で調べた結果、
 原発賛成が震災前の57%から49%に減る
 原発反対は32%から43%に増えた。
 ■アジアや欧州、北南米、アフリカなどの3万4千人以上を対象
 91%が日本での震災を知っており、
 81%が福島での放射能漏れについて聞いたことがあると回答。
 18%が「日々インターネットで情報収集している」

04201953脱原発財団設立へソフトバンク孫社長が10億円
04202004エコノミークラス症候群被災者の14パーセントで発症

4月21日
0421東日本大震災福島第1原発事故高濃度汚染水海へ流出4700兆ベクレル
 ■1000テラベクレルというレベルは、
 史上最悪の海洋汚染とされる英セラフィールド核施設で
 70年代に放出された放射性廃液の年間の総量と同程度


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20110414東日本大震災五週後コピー記事35タイトル

2011-03-20 05:32:27 | 東日本大震災
2011/4/14upわかる目次
20110407東日本大震災四週後コピー記事66タイトル
作成日20110414
●2011-04-14 17:38:40東日本大震災五週後コピー記事35タイトル●

4月4日
04042215日当40万はデマ原発作業員たち実際の生活は
 ■日当は1万3千円から2万円で、震災前と同額という。
 松本さんは「日当40万円とか100万円とかいうのはデマだと思う」と話した。


4月7日
04071107政府が今回の震災の呼称を東日本大震災と命名したらしいんですが
 ■大震災となった地震は
 関東地震=関東大震災
 兵庫県南部沖地震=阪神淡路大震災
 東北地方太平洋沖地震=東日本大震災

 と震災名がついた地震は3つしかありません。
 ■地震には
 気象庁が決める地震名
 特別に大きな災害を出した地震には日本政府が決めて呼称する震災名があります。


4月8日
0408声・被災地から東日本大震災命あれば何とかなる
 ◆岩手
 ■久保紀一さん(71)
 「94歳のお袋と妻を車に乗せて高台へ逃げました。
 「4人の娘たちが『家に来い』といいますが、年寄り3人が身を寄せるのは……。
 仮設住宅が地域に建つのかどうかが一番知りたい
 ■平昭健さん(43)
 昔の同級生の『市役所に上がれ!』の声に従い、
 市役所屋上に上って命拾いしました。
 でも命の恩人は遺体で発見されました。
 ■一兜(いちかぶと)登美男さん(61)
 仮設住宅などに移って早く仕事がしたい。
 一人だけの力ではどうにもなりません。
 全国の皆さん、力を貸してください」
 ◆宮城
 ■佐藤健幸郎(けんしろう)さん(24)
 古里や自分の今後を考えると不安ですが、命があれば何とかなると思っています。
 子どもたちと遊ぶと心が和みます」
 ■鎌田太輔さん(17)
 中学時代の同級生2人を津波で亡くしました。
 2人の分も頑張らないといけないと思い、避難所では明るく楽しく生活しています。
 ■佐藤まいさん(14)
 震災直後はみんな泣いてばかりだったけど、最近はうち解けて親しくなれました。
 復興を一番に願いながら、今後も人のために何かしていきたい

0408東日本大震災餓死しかねない在宅被災者物資乏しく宮城・七ケ浜町
 ■「ようやく宅配便が再開したから、食料、薬品、衣類、何でもいいから送ってほしい」
 約1週間後に自宅へ戻り、生活再建に向け一歩を踏み出したはずだった。
 ところが、2日に1回届けられる食料は、ごくわずかのパン、カップラーメン、飲料水。
 避難所では配られている他の生活物資は一切もらえない。
 ■一方、町の救援物資保管場所となっている室内ゲートボール場には、
 大量の段ボールが山積みに。
 小野寺さんは
 「在宅被災者に物資が回ってこないのは、分配する人手が足りないからだ。
 仕方ない面もあるが、町の配る救援物資に頼っていたら餓死しかねない」

0408東日本大震災被災転校1万1000人県外へ7000人全国分散小中高生
04080500揺れていないのにめまい地震酔い県内でも相次ぐ
 ■添田耳鼻咽喉科(宇都宮市泉が丘4丁目)の添田一弘副院長
 ■人間の脳幹には、後の体験に役立たせるために、
 直前に体験した加速度などの情報を蓄える
 「速度蓄積機構」
 というシステムがある。
 震災時の衝撃や、相次ぐ余震の揺れは刺激が強く、感覚が残りやすいため、
 「地震酔い」
 が起きるという。
 ■「感覚が敏感になると、
 心臓が動いているだけでも、それを揺れと感じてしまうことがある。

 生活環境が変わる季節でもあり、自律神経の働きの乱れも影響している」

04081324死者・不明2万7437人2300避難所に16万人
04081759余震7日の6強M7・1に修正震源も深さ66キロに
04081815東日本大震災義援金の第1次配分額の基準決まる死亡・不明に35万円
04081829義援金の公平な配分は大きなチャレンジ日本赤十字社
 ■日本赤十字社にはこれまで、約1100億円の義援金が寄せられているが、
 被災者への配分には乗り越えなくてはならない課題が多いという。
 ■日本赤十字社の近衛忠輝社長がロイターのインタビュー
 「寄付した人は、食べる物がなく、
 何もかも失った人たちに早く配ってほしいという気持ちが当然あると思う」
 「ただ、行方不明者が多くおり、
 行政も機能しておらず、
 被災者はいろいろな避難所にばらばらに避難している。
 こうした状況で公平に配るというのは技術的に非常に難しい」
 ■政府は、
 直接的な被害額を16兆─25兆円と試算。
 阪神大震災を上回り、戦後最悪の災害となる。


4月9日
0409東日本大震災義援金1億1000万円1次配分避難児童らに1万5000円新潟県
 ■福島県に最も多い3000万円、
 岩手、宮城の両県に各2000万円、
 茨城、千葉、栃木、青森の4県に各500万円。
 ■福島県などから避難し、県内の小、中、高校に転入学した
 児童・生徒約1000人に1人当たり1万5000円、
 総額1500万円を配分

0409避難者の1割から血栓見つかる新潟市避難所
 ■2007年の中越沖地震とほぼ同水準。
 「単純比較はできないが、今回は若年層も含めた幅広い年齢が対象。
 実際の割合はさらに多いかもしれない」
 ■「体を動かす機会が少ない雑魚寝状態や偏った食生活を改善する必要がある」

0409不明1万4千人避難15万人大震災11日で1カ月
04091859被ばく新限度2・5倍の適用せず原発作業員の放射線量
04091934首都圏パニックは何だったのか疑心暗鬼が危機起こす
 ■「棚から持ち去られていく様子を見ていると、
 保存できるものは何でも買っておかなければという気になった。
 モノを少しでも手元に置いておきたかった」
 ■「妻と『正直、むだに買いすぎたかもしれない』と話すことはある。
 あれは一体何だったのだろうと思うこともある。
 われを失っていたのかもしれません」
 ■碓井真史教授(51)=社会心理学=は
 「互いの疑心暗鬼から買いだめといった行動を取ってしまう。
 スーパーへ行くと品薄になるのではないかと感じ、
 さらに報道などの情報で裏づけられると、行動が行動を呼んでしまう。
 特に首都圏は人口が多いため、一部が動くと連鎖が起きやすい」
 ■主婦は「あのときは新聞やテレビ、ブログ、ツイッター、ママ友の話…
 とさまざまな情報があふれ、何を信じていいのか分からなくなっていた」
 ■広瀬弘忠元教授(68)=災害・リスク心理学=は
 「買いだめにせよ放射能からの避難にせよ、
 政府が『冷静な行動を』と呼びかけたことが意図とは逆に集団心理をあおった。
 こうした際に倫理的な呼びかけは逆効果なだけで、
 政府は買いだめや避難をしなくても
 大丈夫であることを裏づけるきちんとしたデータを示し、
 論理的に人々を安心させることが重要だった」


4月10日
0410原発事故見えぬ将来漂流続く福島の避難者
 ■母親の菊池郁子さん(38)
 この1カ月、家族7人で5カ所の避難所を経験した。
 「2、3日すれば家に戻れると思った。知らない土地の暮らしは不安が大きくて」
 ■畳店経営岡田好秀さん(55)
 原発事故がいつ終わるのか、見通しは立たない。
 富岡町に戻れるのは何カ月、何年先になるのかも分からない。
 避難所の中では
 「ずっとここにいればいい」
 と、あきらめにも似た雰囲気が漂う。
 ■収入の道は絶たれ、これまでの蓄えを切り崩すばかり。
 避難所で暮らしていても出費は伴う。
 支給される食事だけでなく、別におかずなども買って食べたい。
 洗濯はコインランドリー。
 店を立て直す資金も残しておかないとならない。
 ■福島県は1泊5000円の料金を負担し、
 原発から遠い会津地方の旅館に滞在してもらう考えを示している。
 「1カ月なら、1人15万円。
 それを毎月支給してくれるのであれば、生活再建へ踏み出せるかもしれない。
 仮設住宅の建設に何カ月かかるか分からないし…。
 早く生活資金を配分することが必要なのではないか」

04100155原発事故スリーマイル上回るレベル6の可能性
 ■レベル5以上の大きな事故は、放出した放射性物質の量で判断される。
 先月12~24日に大気に放出されたヨウ素131の総量は、
 単純計算で約3万テラ・ベクレル(テラは1兆)。
 これは数千~数万テラ・ベクレルというレベル6の条件にあてはまる。

04100900フクシマ50続く苦闘蓄積する被曝量不安とも戦う
04101300精神科医が答える落ち込んでどうしようもないときの対処法
 ■気分の落ち込みに対処する方法はありますか。
 とにかく、不安になるような情報にはなるべく触れないようにすること。
 「混乱の様子を伝えるニュース」
 「将来の不安をあおるニュース」
 からは可能なら遠ざかるべきでしょう。
 「不安を消そう消そう」と思わないこと。
 不安を消そうとがんばっても、余計に不安なことについて考えてしまいます。
 それよりも、ほかの何かに集中するほうが不安感を忘れるのには有効です。


4月11日
0411震災1カ月死者1万3013人避難者15万人超東北
 ■全国の死者は、警察庁の10日午後7時現在のまとめで12都道県で1万3013人
 行方不明者は6県で1万4608人。
 死者・不明者の総数は2万7621人
 死者・行方不明者は東北3県に集中
 ■死者は
 宮城7929人、
 岩手3811人、
 福島1211人。
 ■不明者は
 宮城6460人、
 岩手4721人、
 福島3423人
 ■仙台市、東松島市、宮城県南三陸町は、不明者を集計できずにいる。
 ■集計が遅れている要因には
 (1)津波で沖合にさらわれた犠牲者が多い
 (2)家族全員が被災し届け出られていない
 (3)避難所が分散して取りまとめに手間取っている
 ■避難者数は
 宮城5万3412人、
 岩手4万8736人、
 福島2万5669人
 など全国で計15万1115人。

0411震災ごみ100年分石巻市処分場パンク必至宮城
04111526東日本大震災から1カ月福島県では原発事故が復興への歩みを阻んでいます
 ■屋内退避の地域を含めて、
 8万5,000人以上が故郷を追われた。
 ■避難している人は
 「この先、仕事がないから、どうやって食べていけばいいのか」
 「早く帰りたいの一言。一時帰宅が待ち遠しい」
 ■漁師は
 「大丈夫だ、大丈夫だと言っても、消費者はおっかなくて誰も買って食べてくれない」


4月12日
0412東日本大震災義援金配分割合18日までに決定県方針岩手
 ■岩手県は11日
 県単独で受け取った東日本大震災義援金の配分割合は
 18日までに配分委員会を開いて決める方針を明らかにした。
 決定後、速やかに市町村に配分するという。
 ■7日現在、
 岩手県に寄せられた義援金は約39億9577万円

0412東日本大震災福島第1原発事故最悪レベル7チェルノブイリに並ぶ
 ■政府は12日、東京電力福島第1原発1~3号機の事故について、
 原子力施設事故の深刻度を示す国際評価尺度(INES)で、
 最も深刻なレベル7(暫定)に相当すると発表した。
 チェルノブイリ事故で放出された放射性物質の量は520万テラベクレル
 (ベクレルは放射線を出す能力の強さ、テラは1兆倍)。
 ■今回の事故で放出された量を、
 保安院は37万テラベクレル、
 内閣府原子力安全委員会は63万テラベクレルと推定している。

0412★★被災していない人にも共感疲労という苦しみがある
・香山リカこころの復興で大切なこと

 ■1■
 共感疲労を起こすと、冷静に話を聞けなくなる
 ■津波によって家族を失った人、住むところを失った人の映像を見て、
 直接被災地に行って被災者に触れたわけでもないのに、
 思いを寄せ過ぎて精神が疲労しているのです。
 これが共感疲労です。
 ■共感疲労はそもそも、介護士、看護師、ボランティアなどといった
 被害者や被災者を直接支援する人に起こりやすいものだと言われています。
 ■具体例を挙げると、児童養護施設で働く人たちです。
 虐待を受けた児童と寝食を共にしながら接していくなかで、
 その子たちが親から受けた虐待行為を直接聞き、
 子どもたちの気持ちに感情移入し過ぎてしまい、
 ストレスとなってしまいます。
 ■私たち精神科医は、共感疲労を避けるためのトレーニングを受けています。
 なるべく相手から距離を置いて、相手の身にならないように話を聞く。
 私だったらどう思うかとは考えない。
 基本的に、共感し過ぎない態度を取りながら相手に向き合うのです。
 ■2■
 他人事(ひとごと)として捉える「分離」のメカニズムで心の平衡を保つ
 ■被害者に同情しながらも、わが身と家族の安全を確認し、安心するのです。
 これは決して卑屈な考えではなく、
 どんな悲惨な事件や災害でも必ず起こる健全な心理です。
 自らの身を守るためのメカニズムといってもいいです。
 ■他人事として切り離す行為は「分離」という心のメカニズムで、
 誰にでも備わっている心の防衛反応です。
 何かが起きたときに「これは私のことではない」と思うことで、
 心が不安定な状態に陥るのを防ぐ機能です。
 ■3■
 震災への受け止め方は人それぞれ。反応の仕方も人それぞれでいい
 ■何も被害を受けていないことが申し訳ない、無事でいることが申し訳ない
 ■何も支援できなくて申し訳ないという考え
 ■自粛をしないと「不謹慎」と白い目で見られてしまう。
 これは社会として決して健全ではありません。
 ■一人ひとり、今回の震災の受け止め方は違い、それに対する対応も違って当然です。
 それを共感を押し付けるかのような動きによって、多くの人が苦しんでいます。
 ■4■
 自分のことを自分で支えること。これがいま被災地への最大の支援となる
 ■いま被災地以外の人がもっとも大切なことは、
 自分で自分を保つこと、
 自分のことを自分で支えることです。
 それによって、世の中の多くの資源が被災者へとつながるので、
 それが、最大の支援になるのです。
 そのためには、社会としてある行動を強制せずに、
 それぞれの人が無理なく過ごせるような情況が大切です。

0412福島原発事故最悪のレベル7チェルノブイリと並ぶ
 ■経済産業省原子力安全・保安院は12日、
 東京電力福島第1原発事故の深刻度を国際評価尺度(INES)の暫定評価で、
 最悪の「レベル7」とすると発表した。
 ■これまで放出された放射性物質の量について、
 保安院は37万テラベクレル(テラは1兆)
 原子力安全委員会は63万テラベクレルと推定。
 1~3号機の全体評価として、
 レベル7の基準である数万テラベクレルを大きく上回ったと判断した。
 ■チェルノブイリでは推定で520万テラベクレルが放出された。
 ■これまでの放出量はその1割程度
 放出が止まっていないことを踏まえ
 「放出量がチェルノブイリに匹敵するもしくは超えるかもしれない懸念を持っている」

04120107最大で1時間1万テラベクレル国際尺度最悪の7も
 ■INESの評価によると、
 放射性のヨウ素131換算で外部への放射性物質の放出量が
 数万テラベクレル以上である場合は、レベル7であるとしている

04120301原発作業員体内被曝量わからない検査求める声
 ■体の表面についた放射性物質はシャワーで洗い流せるが、
 呼吸で体に入った放射性物質の一部は体内に蓄積される。
 ■安斎育郎・立命館大学名誉教授(放射線防護学)は
 「呼吸や食事などで放射性物質を体内に取り込む内部被曝は、
 放射線を体の中から長時間浴びることになるので極めて危険。
 専用のマスクなどでしっかりと予防することが重要だ。
 内部被曝は検査をしなければわからない。
 作業員の不安を和らげるためにも、
 ホールボディカウンタなどで検査しながら作業することが望ましい」

04120840福島原発震災チェルノブイリの教訓ソ連政府はどのように収束させたのか
 ■1986年4月26日に起きたチェルノブイリ原発事故
 ■チェルノブイリ事故の場合、2度の爆発で一挙に放射性物質が吹き上げられた。
 福島は基本的にじわじわと漏れているわけだが、
 4基の原子炉が同時に損傷(4号機は使用済み核燃料プールの冷却不能)しているので、
 内部に存在する放射性物質の全体量は圧倒的に福島のほうが多い。
 チェルノブイリの数倍といわれている。

04121859原発事故評価最も深刻なレベル7
04122018死者行方不明者合わせ2万7786人に12日午後7時現在警察庁
 ■都道県別の死者数は、
 北海道1人
 青森3人
 岩手3838人
 宮城8086人
 山形2人
 福島1245人
 東京7人
 茨城23人
 栃木4人
 群馬1人
 千葉18人
 神奈川4人


4月13日
04130048放射性ストロンチウムを検出原発30キロ外福島6市町村文科省
 ■土壌と植物から放射性ストロンチウム89と90が検出
 ■ストロンチウムが検出されたのは初。
 ■ストロンチウムは、カルシウムと似た性質を持ち、
 人体に入ると骨に沈着し、
 骨髄腫や造血器に障害を引き起こす恐れがある。
 ストロンチウム90は半減期が約29年と長く、
 過去の核実験の際に飛散し問題となった。
 同89は半減期が約50日。

04131948宮城県義援金配分方法の決定先送り被害把握できず
 ■「迅速に届ける必要があるが、行方不明者数などの特定が難しい」
 ■「住家被害の状況も見据える必要がある」
 ■被災者への支給方法も難問だ。県幹部は
 「現金を避難所で手渡すのは防犯上、問題がある」
 ■被災者への早期の支給を求める意見も出たが、結論は先送りされた。


4月14日
0414宮城県遺族に35万円県義援金72億円は留保
0414東日本大震災避難者100人調査半数生計めど立たぬ

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20110407東日本大震災四週後コピー記事66タイトル

2011-03-20 05:32:25 | 東日本大震災
2011/4/7upわかる目次
20110407東日本大震災四週後コピー記事66タイトル
お詫びと訂正20110410
「04011804呼称は「東日本大震災」閣議決定」の記事で、
「決定ではなく、呼称変更だ」とコメントしましたが、
勉強不足でした。
正しくは、
気象庁が決めた地震名は<東北地方太平洋沖地震>
日本政府が決めて呼称した震災名は<東日本大震災>
です。
お詫びして訂正します。詳しくは、

政府が今回の震災の呼称を-Yahoo!知恵袋
をお読みください。
ただし、政府の呼称決定が遅すぎたことは訂正いたしません。

作成日20110407
hyoko:東日本大震災後、四週間続けましたが、来週はできるかわかりません。
電車で二人の男子高校生が話していました。
「とりあえず募金だよな」
「俺、絶対今募金しないよ。だって……」

よく情報を集め判断できる学生だと思いました。
僕も今は募金しません。
理由は下にあります。

ネットの情報収集と羅列には責任が伴います。
このブログ記事を信じて行動するかたがいるからです。
ただの羅列ですが、僕の判断力と責任を問われる行為だと自覚しています。
今後も、
耳をすまし、目を開き、身につけた知恵を最大限働かせていきます。


●2011-04-07 17:23:00東日本大震災四週後コピー記事66タイトル●(前半一部旧記事も含む)

月日別以外の記事
◯チェンメ送信者年代<画像クリックで大きく見えます>

九州電力原子力発電所の概要建設費等2011年01月
  ■玄海原子力発電所
  建設費3号機3993億円/4号機3244億円
原子力利権の相関図-あのひと検索SPYSEE [スパイシー]
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2011年3月分
Hyoko注:震災後三週目になり、原子力発電代替案記事が、
    急にどこからか現れはじめた。
    なぜだろう?
    それで、3月中盤からの記事を拾うことになった。

03152306日本原子力発電不足分補う石油火力発電の余剰あるIEA
  ■IEAの推計によると、
  日本は2009年に石油火力発電能力の30%しか使用しておらず、
  平均で日量36万バレルの原油・燃料油を使用し、
  100テラワット時余りの電力を生産した。
  ■IEAはまた
  「60テラワット時の不足分すべてを石油火力発電で補った場合、
  石油消費量は年間ベースで日量約20万バレル増加する見通し」

03200632原子力発電所の建設費と利権
  ■原子力は「発電コストが安価だ」という説明がされていますが、
  そこには、建設費の部分が盛り込まれていないことも考慮する必要がありそうです。

03270354東電のカネに汚染した東大に騙されるな
03280800計画停電長期化必至東電電力確保に限界
0328所得トップは六ケ所村民08年度
  ■青森県・1人当たりの市町村民所得が県内で最も高いのは、
  日本原燃の再処理工場などが立地する
  六ケ所 村で1363万6千円(前年度比11.4%減)だった。
  同村のトップは5年連続。

03291143放射線による被曝の基礎知識
  ■人間の健康に対して危険をもたらすのは、電離性の放射線で、
  DNAやタンパク質を傷つけて化学結合を切断してしまう。
  ■一部の放射性元素に対しては、われわれの体の仕組みが不利にはたらく。
  われわれの体の基本的機能を動かすのに用いている元素と、
  これらの放射性同位体とが、そっくり同じだったり、
  密接に関わっていたりするからだ。
  ■甲状腺で分泌されるホルモンにはヨウ素が使わるため、
  甲状腺には絶えずヨウ素が集まってきている。
  残念ながら福島第一原発からはヨウ素の放射性同位体(ヨウ素131)がかなりの量放出

03300537原発新増設の14基見直し太陽光など重視へ
  ■政府は29日、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、
  2030年までに少なくとも14基の原発の新増設を目標に掲げた
  「エネルギー基本計画」を見直す方針を固めた。

03311010人類が頼るべき原子力の代替エネルギーは何か
03311215原子力専門家武田氏・原発事故の責任は認可した保安院にある
03311630義援金700億円超す阪神大震災上回るペース
03312321原子力エネルギー政策は不変福島の教訓生かす仏原子力大手アレバ

4月1日
0401汚水あふれ街に異臭浄化センター壊滅仙台圏
  ■仙台圏沿岸部で一時、マンホールから汚水があふれ出した。
  ■「下水の臭いが気になって食事もまずい」
  ■市は当初、バキュームカーで汚水をくみ上げようとしたが、流出量が多く断念。
  ■マンホールからの汚水流出を防ぐには、
  下水量の約6割を占める生活排水を抑える必要がある。

0401声被災地から東日本大震災本当に中学生になれるかなふかふかの枕で眠りたい
  ■山田町立大沢小学校大町桃子さん(12)
  「津波で自宅が流されて、
  今は無事だった親戚の家に家族6人と避難しています。
  中学の制服とか体育のジャージーもなくなった。
  本当に中学生になれるのか不安」
  ■南三陸町避難所主婦千葉和子さん(65)
  「救援物資がこのところ届かなくなってきています。
  特に食べ物が足りません。
  今はカップラーメンなどでしのいでいますが、
  避難所生活が長引けば食事の量を減らしていかなければならず、
  先のことを考えると心配です」

0401東日本大震災で液状化の千葉浦安県選管と対立
  ■震災による液状化で下水道が壊れ、多くの市民がトイレも風呂もまだ使えない。
  噴き出した砂泥が乾いて風に舞う。
  東京に一番近い震災被災地、浦安市
  ■「ようやく水道とガスが使えるようになったが、
  下水道がまだで、トイレも出かけた先で済ませる。
  選挙より生活の再建が先」

0401東日本大震災心も体も疲れた岩手・宮城・福島避難所アンケート
  ■岩手県大槌町の安渡小学校(避難者317人)は、
  温かい食事を1日1食取れているものの、
  カップラーメンやみそ汁が中心。
  「主食はおにぎりとパンで、おかずは缶詰」
  ■同県陸前高田市の第一中学校(同800人)は温かい食事を3食取れているが
  「届いた物資の中で調理しており、野菜不足が深刻で栄養が偏っている」
  ■宮城県南三陸町の志津川小学校(同500人)には70人の病人がいるが
  「体育館の床での生活は感染症のリスクが高まる。
  プールの水に薬剤を入れて清掃しているが、高熱を出す子供もいる」
  ガスや水道が使えないため、いまだに風呂に入れない避難所もあった。
  ■昭和女子大の清水裕准教授(社会心理学)は
  「高齢者の中には冷たい食事では食べられない人もおり、
  避難所生活の長期化による心身の疲労と合わせて、
  体調を崩す人が増えないよう配慮が必要だ。
  これから(仮設住宅入居などで)避難所から出て行く人が増えると、
  取り残される人は不安になり、心のケアがさらに重要になる」

0401東日本大震災新学期はいつ授業再開へ課題山積
  ■校舎1階が浸水した渡波(わたのは)小には
  800人以上の住民や児童が避難し、
  教室や体育館は満杯。

0401東日本大震災発生3週間温かい食事3割避難所暖房不足5割行方不明1万6441人
0401東日本大震災福島第1原発事故注水すれば汚染水漏れジレンマ
04010612福島第1原発事故地下水から国の安全基準の約1万倍の濃度の放射性物質を検出
04011048チェルノブイリ原発封印石棺老朽化事故から25年
  ■チェルノブイリ原発事故から4月26日で25年。
  現地では爆発した4号機を覆う「石棺」と呼ばれる建造物の老朽化が指摘され、
  新たなシェルターを造る計画も資金不足などで大幅に遅れている。
  ■石棺の耐用年数は少なくとも30年といわれたが、
  コンクリートや鉄筋部分の腐食が進み、
  亀裂から放射性物質が外部に漏れ出しているのが現状だ。
  内部には約200トンの核燃料が残されているとみられ、
  石棺が崩壊する事態となれば深刻な放射能汚染が懸念される。
  ■福島原発でもチェルノブイリ原発と同様に石棺で閉じ込める案が浮上しているが、
  重大事故を起こした原子炉を完全に「封印」するには相当の困難が予想される。

04011602福島原発危機で秘密主義に変化も原子力安全条約加盟国が来週会合
  ■86年のチェルノブイリ原発事故と今回の福島原発事故では、
  人々の知る方法に「光年」の差がある
  ■「原子力産業には多大な秘密がある。
  産業保護や、各国が安易に他国に共有させようとはしない
  特許といった問題がある」

04011621死者行方不明者2万8084人全壊建物4万5921戸に1日午後3時現在
04011700震災の不安和らげた行動は
  ■情報のシャットアウト(24歳/デザイン)
  「震災から約1週間、自宅待機に。
  報道が気になって家でテレビばかり見ていたが、これではよくないと思って、
  テレビ・ラジオ・ネットなしで1日を過ごしてみた。
  近所を散歩してみたら、意外に気持ちが落ち着いた」

04011804呼称は「東日本大震災」閣議決定
  ■Hyoko注:遅すぎる……しかも、決定ではなく「呼称変更」だ
04012129高放射線でいったん断念遺体収容作業を実施
04012305宮城と関東1都6県平常値超え大気中の放射線量文科省

4月2日
04021947避難所3週間お風呂なし水道復旧めど立たず
  ■「一回もお風呂に入っていない」
  水道が復旧していない宮城県気仙沼市の離島・大島。
  被災から3週間が過ぎてもこんな声が後を絶たない。
  ■市職員の熊谷正明さん(48)は
  「手や体を拭くウエットティッシュもほとんどない。
  市内への急患搬送用の船も焼失しているため、感染症の防止が一番の懸案」
  ■800人近くが避難する宮城県女川町の総合体育館では、
  被災から10日が過ぎたころからノロウイルスによる感染性胃腸炎が拡大。
  多いときは1日約30人が吐き気や下痢などの症状を訴え、
  突然床に吐いてしまう人も多かった。

04022144放射線神奈川は平常値に各地で低下
04022348高分子素材で止水へコンクリ注入効果なし

4月3日
0403福島第1汚染水海へ流出2号機の保守管理穴に亀裂
04030508作業員の安全と原発収束と復旧作業対応に苦慮
  ■「仕事に『命がけ』があっていいわけがない。
  でも、今回、原発を抑え込むことの重要性は、労働政策の域をこえた問題だ。
  労働者の安全とどちらが優先されるべきか、自信が持てない」
  未曽有の事態を前に、厚生労働省幹部は揺れる心情を打ち明けた。
  ■東電関係者は
  「派遣を拒否できる」ことや、
  拒否しても査定にも影響しないということを明示したが、
  全員が「行きたい」と答えたという。
  ■防衛省は3月24日、
  原子力災害に対処する自衛隊員が任務で死亡したり、
  障害が残ったりした場合に支払われる
  「賞恤(しょうじゅつ)金」を通常の1.5倍に引き上げた。
  死亡時の最高額は9千万円、障害が残った場合は7560万円。
  イラク派遣や、ソマリア沖の海賊対処と並ぶ基準

  ■東電側の動きは遅く
  「危険手当を増額する予定はないのか」
  と聞かれた同社の武藤栄副社長は
  「まずはしっかり安全を確保する。
  それと、できるだけいい環境を作れるように努めている」
  と述べ、
  「現時点ではそこまでは考えていない」
  と否定した。

04030800安定ヨウ素剤増産したいが日本埋蔵世界一壁は停電
  ■被曝(ひばく)を弱める効果のある
  「安定ヨウ素剤」の需要が急激に高まっている。
  主成分の「ヨウ素(ヨード)」は、
  日本が推定埋蔵量世界1位、
  産出量2位を誇る希少元素だ。
  ■甲状腺がん発症の可能性を高めるとされる放射性ヨウ素。
  安定ヨウ素剤は、その蓄積を防ぐ薬として注目を集める。
  原料の主成分であるヨードは
  化学合成で作ることができない貴重な資源だ。
  千葉県外房地域の地下数百メートルには
  濃縮されたヨードを含む地下水(かん水)層が広がり、
  世界有数の鉱床となっている。
  ■安定ヨウ素剤「ヨウ化カリウム丸」を製造販売する「日医工」(富山市)は
  「震災後、200万人分を増産した。
  万が一の事態に対する備えは十分。
  慌てずに対応してほしい」

04031255原子炉はあなたのすぐ隣にある
  ■近畿大学で運転中の研究用原子炉UTR-KINKIは、潔いというか、
  東大阪市小若江3-4-1、本部キャンパスの中、
  附属幼稚園と南グラウンドの間の区画にある。
  ■新百合ヶ丘とたまプラーザの間、
  美しが丘とすすき野に隣接する川崎市麻生区王禅寺971と1022の山の上に、
  武蔵工業大学(現東京都市大学)のMITRR、100kWと、
  日立のHTR、100kWが並んでいる。
  ■三浦半島、相模湾側の武山駐屯地の隣、
  横須賀市長坂2-5-1にある立教大学のRURも、100kW。
  これも2002年に廃炉が決まったが、片づけに手間取っている。

04031300倫理問われる悪魔の元素利用エネルギーもエシカルが問われる
04031655東日本大震災死者1万2000人超す
04031755新聞紙・おがくず投入も水流出減らず福島原発

4月4日
0404大震災と報道直面した死本質どう伝えるがれきの中で自問続け
0404東日本大震災QA低体温症が心配です
0404東日本大震災大熊町民1150人会津若松に到着第1陣2次避難所の宿福島
  ■会津若松市に集団移転を決めた大熊町(人口約1万1500人)の避難住民
  1150人が2次避難所となるホテルや旅館などに到着した。
  ■妻と一緒に移動する男性(70)は
  「避難所での生活も疲れた。ここにもいられないから行くだけ」

0404東日本大震災福島第1原発事故前福島県知事佐藤栄佐久氏国が深刻事態招いた
  ■東京電力は「想定外の事態」と繰り返した。
  『私でさえ安全と思った。経済産業省は
  「二重三重のチェックをしている」
  「自然災害による事故も絶対あり得ない」
  と言っていた。
  それだけ言えば、地域社会が信用するのは当然だった』
  ■88~06年の知事在任当時、
  福島第1、第2原発では事故やトラブル隠しが発覚。
  安全管理に疑問を唱えていた。
  「原子力政策は、国会議員や福島のような立地県もタッチできない。
  政策の基本を定める長期計画策定会議のメンバーの大半は電力関係者の「味方」。
  政策を実際につくるのは経産省の官僚だ。
  彼らにとって、良いのか悪いのかは別問題で、
  一度方針を決めると後戻りしない体質だ」
  ■原子力安全・保安院の経産省からの分離が検討されている。
  「分離しないといけない。
  02~06年に原発トラブルなどに絡んだ内部告発が、
  県に21通も寄せられた。
  保安院に情報提供しても対応もせずに東電へ情報が流されると、
  告発者は恐れていた」

04040800東日本大震災紙インキ供給不足続く生産停滞雑誌の発売延期
  ■東日本大震災で深刻化した紙やインキの供給不足が今も続いている。
  ■三菱製紙の八戸工場
  日本製紙の石巻工場と岩沼工場
  は再開のめどが立っていない。
  昨年の国内全体の生産量に占める3工場の割合は高く、
  雑誌や書籍などの印刷用紙が18・7%、新聞用紙で13・8%を占めた。
  ■インキメーカーの間では
  「代替原料を確保したり、
  海外の生産拠点からインキを調達したりする動きが広がっている」
  ■日本雑誌協会によると、3月25日時点で
  発売延期となった雑誌は234誌、発売中止となった雑誌は16誌に上った。

04040921東日本大震災苦悩の内陸避難想定9500人移動1割
04041000憂慮が深まる福島原発の状況
04041030福島原発洗浄が次の難題作業は数カ月ではなく数年間
04041204死亡不明2万7千人防衛省が収容数訂正
04042106夏の計画停電は避けられる化学工学会の提言が大反響
  ■化学工学会とは、研究者や技術者ら8000人ほどでつくる学術団体
  ■電力に余力のある土日に働くようにしたり、
  工場や大学などの勤務時間を夜にシフトしたりすることを挙げる。
  スペインなどのシエスタのように昼休みを電力ピーク時の13~16時に作ったり、
  在宅勤務を増やしたりすることも手だという。
  これで、520万キロワットを削減できる
  ■サーバーを東日本以外に移設したり、
  生産拠点移動に伴って家族で引っ越してもらったり、
  学生の国内外留学や東日本以外への旅行を勧めたりすることを挙げている。
  95万キロワットの節約
  ■時間的シフトと合わせて、615万キロワットになる計算だ。
  ■旧式から省エネの最新式に冷蔵庫やエアコンなどを買い替えたり、
  空調をガス化したりすること
  自販機停止やバッテリー駆動のノートパソコン利用、
  テレビ視聴停止などで省エネを実現
  ■これで時間的・空間的シフトと合わせて、
  1260万キロワットの電力を減らせる計算になる。
  ■提言者の1人である早大の松方正彦教授は、その意図についてこう説明する。
  「3時間も計画停電すれば、工場ではその前後も操業できずに動かなくなります。
  また、お年寄りが暑さでダウンするなど社会的弱者にもしわ寄せがありますので、
  望ましくありません」


4月5日
0405★★★香山リカのこころの復興で大切なこと・一日も早くにとらわれない
  ■現実味が感じられない■
  震災から二週間後、山形から陸路で仙台市と名取市の被災地に入りました。
  ■映像を見過ぎてトラウマに■
  いま被災地の人はとても苦痛を強いられる環境におかれています。
  ですが、かといって元気を失っているというわけではありません。
  誤解を恐れずに言えば、被災地の人には、迷いがないのです。
  今日明日の死活問題に直面しているからです。
  ■共感し過ぎて疲れた心■
  無気力状態に陥ってしまう人もいます。
  ■「何かしないと」と行動する人たち■
  ■ひとときの現実逃避を■
  このような体験をした我々人間は、
  気持ちをすぐに切り替えられるほど強くはないのです。
  ゆっくり時間をかけて考えていかなければならないと思います。
  「一日も早く」
  という言葉に強迫観念に駆られる必要はないです

0405東日本大震災ゆっくり布団で寝たい
  ◆岩手
  ■鈴木秀男さん(53)
  「救援物資でテレビをいただきましたが、まだ電気がこなくて。
  ■坂下正一さん(78)
  住み慣れた宮古市を離れたくありません。
  ■山形ケイ子さん(64)
  この地域は住民同士のつながりが深いので離れたくありません。
  ◆宮城
  ■主婦の三島良子さん(62)
  「水が出ず、洗濯するところがないことに一番苦労しています。
  床には毛布を敷いていますが、ゆっくり布団で寝たいです。
  ◆福島
  ■酒井ヒデ子さん(71)
  夜は約40人が大広間で一緒に過ごすため、寝られません。夜が来るのが怖いです

0405東日本大震災避難所調査8割風呂がない衛生管理に問題岩手
  ■4分の1が「身近で医療が受けられない」
  ■「風呂がない」との回答も約8割
  ■「1週間に1回以上入浴できる」との回答は22・5%
  ■避難者が200人以上の大規模避難所35カ所のうち、
  利用できるトイレが仮設だけだったのは7カ所

0405年間の被曝限度量引き上げを検討原子力安全委
  ■原子力安全委員会は5日、
  放射線量の高い地域の住民の年間被曝(ひばく)限度量について、
  現在の1ミリシーベルトから20ミリシーベルトに引き上げるべきか検討を始めた。
  ■原発から半径30キロ圏外の福島県浪江町の観測地点で
  放射線量の積算値が上昇している。
  先月23日から今月3日までの積算値は10.3ミリシーベルトになった。
  日本では人が年間に受ける被曝限度量は現在、一律1ミリシーベルト。

0405揺れてる気がする目立つ地震酔い
04051253なお1号機200度以上2号機水漏れ原子炉冷却難航
04051401今夏電力使用制限令を発動へ石油危機以来
04051401漏水2号機が放射能汚染の主因か基準の750万倍
04051818欧州放射性物質の拡散予測気象当局福島原発事故で
  ■【ベルリン共同】
  ■ドイツや英国、フランス、オーストリアなどの気象当局や原子力当局が、
  福島第1原発から放出された放射性物質の拡散状況を独自に予測、
  ホームページ上で公開し、注目を集めている。
  ■国際原子力機関(IAEA)からの要請を受け、
  日本の気象庁も放射性物質の拡散予測を行っているが
  「仮定の数値のため、予測精度が低い」
  として非公表にしてきたのとは対照的。
  ■インターネット上では
  「日本政府は頼りにできない。貴重な情報源だ」
  などと評価する声が多い。


4月6日
0406震災で精神不安情報は最低限に
  ■八戸市の八戸マナクリニック(心療内科・精神科)
  岡田院長は、
  テレビニュースを通して悲惨な状況を見続けることが
  大きなストレスになっている場合、
  情報を最低限に絞ることを提案。
  情報源を新聞と町内放送、八戸市の情報掲示板「ほっとスルメール」だけ
  にするように助言したところ、
  翌週には落ち着きを取り戻したケースが何例かあった。

0406東日本大震災計画停電今月で打ち切り東電方針
0406東日本大震災県に義援金55億円知事・配分には時間・宮城
  ■宮城県は5日、3月31日までに約55億円の義援金が同県に寄せられたと発表
  村井嘉浩知事は
  義援金配分には時間がかかるとの認識
  知事は
  「阪神大震災でも1年近くかかり、
  今回はそれよりも被害が大きいと考えると相当程度時間がかかる」

  ■hyoko注:要するに全国からの義援金は現在ほとんど?全く?使われていないのだ。
  使い方を決める「人」「組織」が存在せず、
  善意のお金だけはどんどん集まり、
  それが「何に使われるか」全くわからない。
  僕は、募金利用のシステムが明らかになるまで募金しない。
  どう使われるか不安だからだ。

0406東日本大震災宙に浮く義援金進まぬ配分作業被害が広範囲全容把握ままならず
  ■日赤に届いた義援金は2日現在で約980億円
  ■中央共同募金会にも、1日現在で約180億円が集まっている。
  ■枝野幸男官房長官は
  「(配分へ向け)かなり早急に作業を進めている。
  ■国レベルの義援金とは別に、
  約30億2200万円が集まっている岩手県。
  配分委の設置要綱を作成した段階
  ■義援金が約55億円(先月末現在)に達した宮城県
  県は「被害が甚大で、死者や行方不明者数が確定しないと、分配委の設置もできない」
  ■阪神大震災の場合、集まった義援金は1793億円
  「被害者数が膨大だったため、1世帯あたりの平均支給額は約40万円だった」
  (県担当者)

04061323青森県八戸市が義援金3億円を配分へ
  ■約3億円を被災した住民に月内にも配分
  ■全壊世帯は30万円、大規模半壊と半壊の世帯が10万円。
  ■「国の生活再建支援制度による給付までには数カ月かかる。
  それまでのつなぎとしたい」


4月7日
0407特集ワイド東日本大震災福島第1原発事故原子力村というところ
  ■学者集落は200~300人 
  「危ない」言えない雰囲気 
  規制値3000倍でも「安全」
  ■「原子力の専門家を育てる大学は、
  東大を頂点に旧帝国大や一部の私立大学に限られている。
  ざっくりというと、僕ら原子力村の学者集落は200~300人。
  みんな顔見知りですよ。
  民間企業も含め原子力産業の中核になる仕事に携わる人は、
  数千人くらいでしょう」

04070816窒素注入苦渋の決断放射能放出の危険
04071030放射能汚染水の海洋投棄に向けられる世界の厳しい視線
  ◆(1)◆
  「海洋に放射能汚染水を流すなんて信じられない。
   これで日本は世界中を敵に回した」
  ■元佐賀大学学長の上原春男氏
  「なんで、あんなことをしたのか。
  海洋に放射能汚染水を流すなんて信じられませんよ。
  誰がそんなバカなことを決めたのか。
  これで日本は世界中を敵に回した。
  恥ずかしい。
  せっかく信頼のある国だったのに、本当になんてことをしてくれたんだ」
  ◆(2)◆
  記者クラブの記者たちが追及しなかった
  “注入した冷却水の行方”
  ◆(3)◆
  環境基準の100倍が「低濃度」
  これで世界は納得するのか?
  ■隠蔽の事実を明らかにした途端、
  東京電力は今度は1万1千トン以上の
  「低濃度」の放射能汚染水を海洋に流すという決定を下し、
  即日実行に移したのだ。
  ■新聞・テレビは
  「低濃度の汚染水」の海洋投棄の安全性を強調し続けている。
  ■テレビ・新聞が使っている「低濃度」という言葉は東京電力の造語だ。
  通常の環境基準の100倍以上、
  つまり普通に考えれば高濃度なのである。
  ◆(4)◆
  海は人類共有の財産
  汚染に対する海外の目は厳しい

04071310京都箱根観光名所から外国人が消えた
  ■東日本大震災と東京電力の福島第一原子力発電所の重大事故の影響で、
  日本を訪れる外国人観光客が激減している。
  ■政府が新成長戦略の柱の一つに据えた
  「観光立国」構想も、大幅な見直しが避けられない情勢だ。


■関連前記事■
20110317大震災一週間コピー記事119タイトル
20110325記大震災二週後コピー記事95タイトル
20110331記大震災三週後コピー記事47タイトル

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20110331東日本大震災三週後コピー記事47タイトル

2011-03-20 05:32:24 | 東日本大震災
2011/3/31up全ページ目次
20110331東日本大震災三週後コピー記事47タイトル
作成日20110331
●2011-03-31 16:36:23東日本大震災三週後コピー記事47タイトル●
(前半一部旧記事も含む)

2006年4月12日
060412プルトニウム空気と一緒に吸い込むとがんの危険
 アルファ線は紙1枚でも止まり、皮膚に付着しても洗い流せば影響はない。
 消化管からはほとんど吸収されない。
 しかし、空気と一緒に吸い込むと
 長期間の内部被ばくにより肺や骨などでがんの危険を高める


2011年3月23日
03231222原発から40キロの土壌高濃度セシウム半減期30年土壌入替も

3月25日
0325東日本大震災夏場の電力不足最大1500万キロワットか経産相対策必要
0325東日本大震災発生2週間死者1万人超す不明1万7443人遺体収容難航
0325東日本大震災福島第1原発事故30キロ圏内自主避難促す枝野官房長官
0325東日本大震災福島第1原発事故顔見えない原子力安全委危機感ない批判も
0325特集ワイド東日本大震災外国人の目愛するニッポンへ
 ◆日本で暮らし活躍する外国人の思いとは
  ◇冷静さ、底力「長所もっと自覚して」
  ◇電車運休にも整然「社会に信頼感あるから」
  ◇「政治家は自分の言葉で国民に安心感を」
 ◆ダニエル・カールさん
  「疲れが大きくなると、謙遜が増える。
   それは日本の美徳でもあるんだけれど、あまり謙遜が過ぎると、
   本来持っている良いものまでもけなすようになってしまう」
  日本の持つ長所をもっと自覚していい、と強調する。
  「震災後すぐに道路が復旧し始め、計画停電にも皆が協力している。
   日本人は冷静だし、底力もありますよ。
   特に東北人は忍耐強いですから」
 ◆ピーター・バラカンさん
  菅直人首相も枝野幸男官房長官も
  「ただちに人体に影響は出ない」
  「冷静な対応を」
  と何度も繰り返している。
  ピーターさんは
  「今最も大切なことは国民に安心感を持たせることだ」
  と訴える。
  「昔からですが、日本の政治家は原稿を読んでいて自分の言葉で語っていない。
   原稿を読む姿は、発表案件の内容を
   『実は分かっていないのでは』という印象を国民に与え、
   不安にさせてしまう」
 ◆八雲は1894年に「地震と国民性」
  「災害の後に見られる日本人の素晴らしい回復力、
  あるいは苦難に際しての見事な忍耐力を、むしろ称賛すべきなのかもしれない」

03250927東電未明の会見で高濃度1万倍に沈黙調査中繰り返す
03251425東日本巨大地震の死者1万人超える

3月26日
03261616死者行方不明者2万7490人検死終了も1万人超える26日午後3時現在警察庁
03262215がれき撤去本格化へ死者1万人避難24万人

3月27日
0327独反原発20万人東日本大震災犠牲者へ黙とうも
03270010放射能被害を過小評価ロシアの科学者福島原発を懸念
 ロシアの科学者アレクセイ・ヤブロコフ博士
 『チェルノブイリ事故の最終的な死者の推定について、
  国際原子力機関(IAEA)は「最大9千人」としているが、ばかげている。
  私の調査では100万人近くになり、放射能の影響は7世代に及ぶ。

  セシウムやプルトニウムなどは年に1-3センチずつ土壌に入り込み、
  食物の根がそれを吸い上げ、大気に再び放出する。
  例えば、チェルノブイリの影響を受けたスウェーデンのヘラジカから昨年、
  検出された放射性物質の量は20年前と同じレベルだった。
  そういう事実を知るべきだ。
  「健康に直ちに影響はない」
  という言い方はおかしい。
  直ちにではないが、影響はあるということだからだ。

03270030宮城の医療連携再構築の糸口見えず凍死持病出かねない
 3月26日午前9時
 「外部から支援物資が届き始めたのは、先週末くらいから」
 患者の一日当たりの食事の総カロリーを半分以下に減らしてしのぐほかなかった
 「津波で大きな被害を受けた沿岸部の病院や老健の中には、
  支援物資や燃料がまだ十分に届いていないところもある。
  このままでは、病院や老健施設にいながら低体温と低栄養で凍死したり、
  持病が悪化したりする人も出かねない」

03270139地震酔い都内でも多く余震の多さも影響
 「地震酔い」と呼ばれる症状は、
 基本的には船酔いや車酔いと同じメカニズムで起きるとされる。
 具体的には目から入る視覚と三半規管で感じる平衡感覚との間に
 ずれが生じて自律神経が興奮し、気分が悪くなるという。

03271145死者不明者は2万7110人岩手でボランティア5千人
03271325水たまり2号機放射線量1千万倍
03272043写真とメールが物語る黙して語らぬ自衛隊員の姿
03272214放射能1千万倍は誤り東電違う物質と取り違え

3月28日
0328災害と原子力発電について
 火力発電は、CO2の面と、エネルギー問題の面があるから
 頼り過ぎるのはよくないと思うけど

  (参考:授業案温暖化は人間のせい?1)
  (2)
  (3)
  (4)
 原子力発電というのは、使用済み核燃料というのが大きな問題なんだ。
 薪を暖炉で燃やしたら、炭が残るよね。
 炭だったら、捨てればいいんだけど
 使用済み核燃料は、危なすぎて簡単に捨てられないんだ。
 原子力発電所って、コストが安いと言う人もいるけど
 そこまで安くないように思う。ほかの発電方法に比べても。
 さっきの使用済み核燃料の処理のコストとか、廃炉にするにもお金がかかる。

03280535東北最大3・5mずれる衛星画像で地殻変動確認
03281928研究成果を生かせなかった貞観地震の研究者
 869(貞観11)年に東北地方を襲った巨大地震・津波
 ボーリング調査では、
 東北地方は500~1千年の間隔で、
 繰り返し巨大津波に襲われていることも判明した。
 直近の巨大津波は、貞観か室町時代(14~16世紀ごろ)で、
 「いずれにしても、いつ起きてもおかしくない状態にある」
 と結論づけていた。

03282316第一原発の北側海水から高濃度ヨウ素基準の1150倍

3月29日
0329放射線量が高く遺体収容できず福島・大熊
03290053土壌から微量プルトニウム福島第一原発敷地東電発表
 今回検出されたのは、プルトニウム238、239、240の3種類。
 プルトニウム239は半減期が約2万4千年と最も長く、
 長期にわたって影響を与え続ける。

03290142福島原発敷地内にプルトニウム核燃料から放出の可能性
 2号機外の立て坑では毎時千ミリシーベルト以上の
 高い放射線量が検出されたことが分かった。
 この線量では、
 15分で今回の作業員の被ばく線量の上限である250ミリシーベルトを超える。
 30分いるとリンパ球が減少、
 4時間程度で半数の人が30日以内に死亡するとされる。

03290658日当40万円出すから原発作業員確保に躍起
 ■東京電力の要請を受けた協力会社は、
  各地にいる作業員たちを呼び寄せようと躍起になっている。
  「日当四十万円出すから来ないか」
  「五十代以上の人は高給につられて原発に戻っているらしい。
   でも、おれはまだ若いし、放射能は怖い。もう原発の仕事はしたくない」
  同県田村市の男性(58)によると、第一原発で働く知人の父に、
  「五十歳以上の人で原子炉近くに入ってもらえる人を探している。
   手当は普通より多く払うからお願いできないか」
  という電話
 ■東京電力は
  「放射線量が高いので、一人当たりの作業時間に限りがあるため、
   人員の交代が頻繁に行われている」
  「協力会社にお願いしながら人員を確保している。
   作業費は協定に基づいて協力会社に支給しているが、
   個々の金額についてはコメントできない」

03290852スリーマイル事故の14万倍福島事故の放射性物質
 米国の市民団体、エネルギー環境調査研究所(IEER)の
 アージャン・マキジャニ所長は
 「事故の深刻度の国際評価尺度で、
  TMI事故と同じレベル5だとする日本の公式見解は、
  幻想としか思えず、多くの誤解を招くものだ」
  と批判。
 評価尺度はより深刻なレベル6に当たると指摘した。
 ヨウ素もセシウムの量も
 福島の事故の場合、半減期が約30年と長く、
 体内に取り込まれやすいセシウム137の量も多い
 マキジャニ所長は
 「日本政府は、事故の実態を市民によりよく理解させるため
  評価をレベル6に引き上げ、
  これまで放出された放射性物質の量や、
  今後予想される放出量などを詳細に公表すべきだ」

03290926チェルノブイリ解体に100年今後5年で年100億円必要政府幹部
03291029プルトニウム検出の意味は敷地内の土壌から・共同通信社
 ■Q プルトニウムの特徴は。
  アルファ線を出し、
  呼吸などで体内に入ると骨や肺に沈着して、強い発がん性を帯びる
  プルトニウム239の半減期は約2万4千年と非常に長く、
  体内に入ると放射線を出し続け、排出されにくい。
  核兵器の材料にもなる。
 ■Q 健康への影響は。
  プルトニウム238の濃度は、
  2地点のうちの高い方で土壌1キロ当たり0・54ベクレル。
  東電は
  「通常の土壌中の濃度と同じ。人体に問題になるものではない」
  と説明している。
 ■Q どこまで放出されているのか。
  プルトニウムは重い元素であり、遠くには飛びにくい
  今回は原子炉建屋の外でも高濃度の放射性物質が検出
 ■Q 今回の事故でこれまでに検出されたヨウ素やセシウムとはどう違うのか。
  気体となって放出されるヨウ素やセシウムと違い、
  プルトニウムは沸点が約3232度と非常に高く、
  気体状になる前に溶け出したと考えられる。
  これは、損傷した燃料そのものが水に混ざって
  外に出ている可能性があることを意味し、
  より深刻な状況になったといえる。
 ■Q 今後の対策は。
  燃料が損傷するのを抑えるため、
  原子炉や使用済み燃料プールの冷却をこれまで以上に強化し、
  封じ込めることが求められる。

03291302福島原発事故周辺の地下水や海著しい汚染の恐れ
03291312枝野氏燃料棒一部溶融福島原発首相廃炉に言及
03291400被災者の奮闘を称え原発リスクの過小評価を非難震災2週目の英語メディア
 ■先週書いたように
 「外国メディアだからといって正しいわけではない」
 ことも、今でも変わりはありません。
 ●米『ニューヨーク・タイムズ』のマイケル・ワインズ記者
 「日本では死者の土葬は、
  ましてやこうして何十人も、横一列に掘った穴に集団で埋葬するなどは、
  普通のことではない。
  日本では火葬が広く一般的で、仏教の伝統からしても手の込んだ葬式は大事な儀式」
  なのだが、被災地では「数字の上での現実が、伝統と衝突」してしまっている
 ●同じ記者
 皆がそれぞれに深い喪失の悲しみや経済的な破綻などの苦しみを抱え、
 互いの体臭や断水や寒い屋外トイレや赤の他人との雑魚寝に耐えながらも、
 「秩序や礼儀は大事なことだと誰もが強く深く確信しているがゆえに、
  ここで赤の他人1000人の間に渦巻くカオスと絶望は、
  まるで読書クラブの定例会なみの混乱にとどまっている」
 ●同紙のマーティン・ファクラー東京特派員
 宮城県の南三陸町戸倉波伝谷(はでんや)地区から住民の様子
 津波が引くや否や、
 女たちはお湯を沸かし食事の用意をし、
 男たちは薪やガソリンを探しに行った。
 波伝谷の人たちがそうやって結束することで生き抜いたのは
 「みんなで協力し合って集団をうまく動かす」
 という、実に日本らしいやり方のおかげで、
 そういう団結力は被災地の各地で連日繰り広げられている
 ●『FT』のジョナサン・ソーブル記者
 「過去25年で世界最悪となった日本の原子力危機では、
  過剰な楽観論が何度も繰り返されている。
  日本の原子力政策全般を批判する人たちにとって、
  そして福島原発事故への政府対応を批判する人たちにとって、
  この危機はリスクを認めず最悪の事態に備えようとしない、
  慢性的な欠陥という枠組みで捉えられるものだ」
 たとえば1号機で水素爆発が起きてから海水を注入しはじめるまでに
 なぜ4時間以上もかかったのか、
 東電は説明しなくてはならない
 ●同紙
 「東電と株主たちは、日本史上最悪の原子力危機の責任をとらなくてはならない。
  東電と規制当局はあまりにべったりだった。
  東電は事実上の独占的立場を悪用して、手抜きをしていた。
  2003年には安全データを改ざんしたことが発覚して、
  福島の6基を含む全17基を運転中止させられている」
  にもかかわらず、
 「東電のこれまでの問題行為に対して、
  規制当局の対応は十分に厳しいものではなかった」
 と、東電と通産省・経産省の両方を批判
 「すべて安全で大丈夫だなどという聞こえのいい言葉を、
  国民はもう受け入れないだろう。東電は今のままの形で存続しないだろう」
 ■数日「この報道の薄さはあまり良い印象を外国に与えないのではないか」
  と懸念しているのです。それは
  福島第一原発の事態が収まっていないのに、
  テレビ中継が手薄になってしまったこと。
  朝起きて「原発どうなった?」と真っ先にテレビをつけても、
  定時のニュースを待たなくては状況が分からないことに、不満を抱いています。
  公共放送のNHKくらいは、BSのいずれかのチャンネルを使うなりして、
  原発の実況映像をぶっ続けで放送してもいいのではないでしょうか?

03291804福島原発敷地土壌からプルトニウム人体に問題ない東電

3月30日
0330東日本大震災福島第1原発事故南放水口ヨウ素最高の3355倍
0330福島1・・・4号機は廃炉へ原発安定めど立たず
03300649東電の安全管理に疑問投げかけ孫請け作業員が証言
 被ばく事故現場に放射線量を管理する責任者がいなかった
 「普通は水の中に入って作業なんかしない」
 男性は、東電が作業員を集めるために日当として1人数十万円を払う
 という新聞記事を読んだ。
 「そんなことはない。
 作業は何年もかかるし、多くの人員が必要だ。
 誰がそんな金を出すのか」
 とあきれる。

03300800悲劇の連鎖流言不安が人を駆り立てる
 ■《自衛隊では支援物資を受け付けています。各県の県庁が窓口です》
   だが、実際は防衛省も各県も物資は受け付けていなかった。
 ■《【超拡散希望】宮城県花山村はいまだ救助は来ず、
  餓死した赤ちゃんや老人が後を絶ちません…》
   震災の死者数はゼロ
   市の担当者は「餓死続出などまったくない」
 ■広瀬弘忠教授(災害・リスク心理学)は
 「大地震が起こると、被災地より周辺でデマや流言は起きやすい。
 『この先どうなるか分からない』という不安に支配されている」
 ■三重県に住む主婦(63)は、
 1リットルのミネラルウオーター15本と、お茶のペットボトルも20本買った。
 「被害は何もないが、とにかく不安。
 何を信じていいか分からないからいっぱい買ってしまう」
 ■新潟青陵大大学院の碓井真史教授(社会心理学)
 「現在、自分が普段と違う心理状態だと自覚する必要がある」
 「一部の極端な行動で多くの人が脅かされる。
  そういうことを皆が理解し、協力しようとすれば、パニックは避けられる」

03301123特別リポート地に落ちた安全神話─福島原発危機はなぜ起きたか
 ■なぜ福島原発は制御不能の状態に陥ったのか。
  その背後には、最悪のシナリオを避け、
  「安全神話」を演出してきた政府と電力会社の姿が浮かび上がってくる。 
  敷地内で…プルトニウムが検出
  1、2号機のタービン建屋の外に放射性物質が流出
 ■東電の福島第1原発・・・
  40年前に建設された同施設は太平洋に面した地震地帯に立地しており、
  その地域は過去400年に4回
  (1896年、1793年、1677年、1611年)、
  マグニチュード8あるいはそれ以上と思われる巨大地震にさらされている。
 ■東電の専門家チームが今後50年以内に起こりうる事象を分析。
  ―福島原発は1―2メートルの津波に見舞われる可能性が高い。
  ―9メートル以上の高い波がおよそ1パーセントか
   それ以下の確率で押し寄せる可能性がある。
  ―13メートル以上の大津波、
   つまり3月11日の東日本大震災で発生した津波と同じ規模の大災害は
   0.1パーセントかそれ以下の確率で起こりうる。
 ■そして、同グラフは高さ15メートルを超す大津波が発生する可能性も示唆。
  今回の大震災の発生を「想定外」としてきた東電の公式見解。
  同リポートの内容は、少なくとも2007年の時点で、
  同社の原発専門家チームが、
  福島原発に災害想定を超えた大津波が押し寄せる事態を
  長期的な可能性として認識していたことを示している。
 ■安全対策を二重、三重に講じて完璧を期したはずのその対策は、
  しかし、福島原発事故では機能しなかった。
  それは何故か。
  地震後の大津波で、
  非常用ディーゼル発電機も含めたすべての電源が失われ、
  注水ができなくなった。
  この非常事態を前提とした具体的な対応策が、
  東電のアクシデント・マネジメントには存在しなかった。
 ■事故発生後の失策の一つは、1号機に対する海水注入の決断の遅れ
  海水注入の遅れが水素爆発を誘発し、
  それが現場の放射線環境の悪化を招く。
  作業員の活動は困難になり、対応がさらに後手に回る。
  初動を誤り、スパイラル的に状況が悪化していく悪循環の中で、
  福島原発は大惨事に発展した。
 ■山地所長によると、福島原発の設備を新たに作り直すとすれば、
  費用は1兆円程度になるという。
  東電の経営にとっては重大な決断だが、
  「すでに事態は個別企業の問題という枠を超え、
  国や社会に対して大きな危険が及ぶ状況に変わっていた。
  原災法に基づいて、政府が海水注入の意思決定を行い、
  早く指示を出すべきだった」
 ■「彼ら(政府と東電)は地震、津波、原発の緊急時に備えていたかもしれない。
  しかし、これら三つの災害が大規模に発生する事態を
  十分に想定していたとは考えにくい」
  と、もう一人のメンバーで電力事業のエキスパートであるエレン・バンコ氏
  原発推進という利害のもとで、密接な関係を築いてきた経産省・保安院と電力会社。
  ともに原発の危険シナリオを厭(いと)い、
  「安全神話」に共存する形で、その関係は続いてきた。
 ■「東電不倒神話」
  「独占事業を営んでいる東電は潰れないし、政府も潰さない。
   貸した金は返ってくる」
  と別の大手行幹部は言い切る。
 ■最大の課題は、原発の安全神話が崩れた今、
  今後の日本の電力エネルギーをどのように確保するのかという点だ。
  日本の電力供給に占める原発の割合はすでに約3割に達している。

03301242千葉基準値超え2日後公表水道水
 県水道局は
 「一時的に基準値を上回っても健康に影響はない」

03301503微力ながら力に思い複雑作業の男性福島第1原発事故
 原発での作業は被ばく量を考慮し、1日4~5時間程度という。
 作業現場には爆発によって飛び散ったコンクリート片や鉄骨が点在。
 原子炉建屋から約100メートルの位置まで近づくこともあるという。

03301524東電会長14号機の廃炉を明言
03301921死者不明2万7千人東日本大震災から20日目
0331東日本大震災福島第1原発事故海水のヨウ素4385倍南放水口
03310826避難所トイレ4割に問題被災者の感染症増加・段ボールで囲われた簡易トイレ
03311135死亡・不明2万7690人東日本大震災
03311438数百・千の遺体か20キロ圏に死亡後に被ばくの疑い

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20110331記大震災三週後コピー記事47タイトル
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