カテゴリー別目次
2021-06-06
5月の授業。
①熟字訓・部首(へん・かんむり)フラッシュカード(視覚と聴覚を使わせる)
「熟字訓」読み方は、約110語を4月にだいたいクリアーした。
だが、短縮授業の間やらずにいたら、5月終わりにだいぶ忘れた。
部首の名前(かんむり)はけっこう難しいらしいので後回しにした。
(へん)の名前は復習し始めて、だんだん覚えている。
数十年来同じく、しめすへんところもへんの区別は最初ほぼ全員わからなかった。
②漢字ドリル(30分から10分以内へ・長い目で見れば最初は丁寧に)
選んだ漢字ドリルは、右が練習で左がテスト形式だ。
何も言わずやらせれば、両方合わせて5分で終わる。
手のひらサイズの12問、12点ドリルだ。
でも、終わらない生徒もいる。
5月初めは、指書き・なぞり書き・写し書き、を確実に教えて、
左右いっぺんにやっていたら、30分かかった。
その状態をじりじり縮めて、練習とテストを分けて10分以内まで来た。
③交代読み(読めないものは書けないし理解できない・常に読み先習)
コンビの1分交代読みはどんどん速くなる。
高校3年まで、これは楽しいらしくてものすごくよくやる。
題名の横に5個丸を書かせて、塗らせるのはいつもどおりだ。
いつも4回やるが、2、3分で終わったコンビは続けて最初から読ませる。
一人か二人は、2回読む。
5月終盤は、
「●ページ開く。開けた人は起立。最後まで読み終わったら座る。よーい始め」
で、一つ丸を塗らせる。
④短編の小説と説明文
感性豊かな人たちなので、今度の小説は簡単すぎてつまらないという生徒がいた。
だが、全員感じ取る力は高くて、初読の感想は過去最高のレベルだった。
基礎的な学力と、感性は、恐ろしいほど一致する。
短縮授業が続いたのと、漢字に時間をかけたので小説に時間をかけすぎた。
あらすじと主題の違いは教えたが、あらすじしか指導できなかった。
ただ、1から5まで板書しておき、
「書けたら持ってきなさい」でノートに番号を書き、
「1番に書きなさい。2番に書きなさい」方式を何度かできた。
それで、入れるべき言葉の付け足し方と、字数の削り方を見せたのはよかった。
説明文では、指示語のさすものを探すのは結構難しいのだとわかった。
丁寧に進めて、もう少しで終わる。
⑤五色百人一首(大事だけど漢字のほうが)
一つの小学校が、過去例を見ないほど徹底的に五色百人一首を定着させた。
相当の覚悟と指導方法を持たなければできないレベルだ。
まったくやっていないもう一つと差がありすぎて、やり方には工夫がいる。
でも、なぜ五色より漢字の読み書きに力を入れなかったのだろう?
⑥私語というものが存在しない(授業の勉強をしてきてよかった)
4月からほぼ私語はなかったが、数人おさまらないのがいた。
5月からは、私語で困るというより、私語がない。
思う通りに進む。
怒ったり叱ったりしたことは、一度もない。
私語で授業が成り立たないというかたもいる。
せめて一つ、二つの原則を学べばうまくいくのに残念だ。
⑦「安先生がいちばんわかりやすい」
いちばん勉強が苦手な生徒が言ったので、
「なぜかなぁ?」
「わかんない」
「そうか。そうだよね」
とやりとりした。
……とにかく、授業が楽しくてたまらない。
これは夢なのかと思う。
去年までの高校の授業を思うと、この中学校に就職できたのは奇跡だと思う。
いろんな人に感謝でいっぱいだ。
行事の指導もとても楽しかったが、下らないこともあったので書かない。
書けば参考にしていただけることもあるような気がするが仕方ない。
2021-06-06
5月の授業。
①熟字訓・部首(へん・かんむり)フラッシュカード(視覚と聴覚を使わせる)
「熟字訓」読み方は、約110語を4月にだいたいクリアーした。
だが、短縮授業の間やらずにいたら、5月終わりにだいぶ忘れた。
部首の名前(かんむり)はけっこう難しいらしいので後回しにした。
(へん)の名前は復習し始めて、だんだん覚えている。
数十年来同じく、しめすへんところもへんの区別は最初ほぼ全員わからなかった。
②漢字ドリル(30分から10分以内へ・長い目で見れば最初は丁寧に)
選んだ漢字ドリルは、右が練習で左がテスト形式だ。
何も言わずやらせれば、両方合わせて5分で終わる。
手のひらサイズの12問、12点ドリルだ。
でも、終わらない生徒もいる。
5月初めは、指書き・なぞり書き・写し書き、を確実に教えて、
左右いっぺんにやっていたら、30分かかった。
その状態をじりじり縮めて、練習とテストを分けて10分以内まで来た。
③交代読み(読めないものは書けないし理解できない・常に読み先習)
コンビの1分交代読みはどんどん速くなる。
高校3年まで、これは楽しいらしくてものすごくよくやる。
題名の横に5個丸を書かせて、塗らせるのはいつもどおりだ。
いつも4回やるが、2、3分で終わったコンビは続けて最初から読ませる。
一人か二人は、2回読む。
5月終盤は、
「●ページ開く。開けた人は起立。最後まで読み終わったら座る。よーい始め」
で、一つ丸を塗らせる。
④短編の小説と説明文
感性豊かな人たちなので、今度の小説は簡単すぎてつまらないという生徒がいた。
だが、全員感じ取る力は高くて、初読の感想は過去最高のレベルだった。
基礎的な学力と、感性は、恐ろしいほど一致する。
短縮授業が続いたのと、漢字に時間をかけたので小説に時間をかけすぎた。
あらすじと主題の違いは教えたが、あらすじしか指導できなかった。
ただ、1から5まで板書しておき、
「書けたら持ってきなさい」でノートに番号を書き、
「1番に書きなさい。2番に書きなさい」方式を何度かできた。
それで、入れるべき言葉の付け足し方と、字数の削り方を見せたのはよかった。
説明文では、指示語のさすものを探すのは結構難しいのだとわかった。
丁寧に進めて、もう少しで終わる。
⑤五色百人一首(大事だけど漢字のほうが)
一つの小学校が、過去例を見ないほど徹底的に五色百人一首を定着させた。
相当の覚悟と指導方法を持たなければできないレベルだ。
まったくやっていないもう一つと差がありすぎて、やり方には工夫がいる。
でも、なぜ五色より漢字の読み書きに力を入れなかったのだろう?
⑥私語というものが存在しない(授業の勉強をしてきてよかった)
4月からほぼ私語はなかったが、数人おさまらないのがいた。
5月からは、私語で困るというより、私語がない。
思う通りに進む。
怒ったり叱ったりしたことは、一度もない。
私語で授業が成り立たないというかたもいる。
せめて一つ、二つの原則を学べばうまくいくのに残念だ。
⑦「安先生がいちばんわかりやすい」
いちばん勉強が苦手な生徒が言ったので、
「なぜかなぁ?」
「わかんない」
「そうか。そうだよね」
とやりとりした。
……とにかく、授業が楽しくてたまらない。
これは夢なのかと思う。
去年までの高校の授業を思うと、この中学校に就職できたのは奇跡だと思う。
いろんな人に感謝でいっぱいだ。
行事の指導もとても楽しかったが、下らないこともあったので書かない。
書けば参考にしていただけることもあるような気がするが仕方ない。