熊谷市上之336に所在する「龍淵寺」を訪ねてきました。山号を太平山と号す曹洞宗の寺院で、忍城主成田家代々の菩提寺です。
龍淵寺は、成田家中興の祖成田左京亮家時が開基し、和庵清順を迎えて応永8年(1411)に開山しています。成田家の菩提寺となり、
成田顯泰、成田泰季らにより再興されたとされています。天正19年(1591)には徳川家康により寺領100石の御朱印状を拝領していました。
参拝へのルートはいくつかあるようですが、ここからが正式な参拝路のようです
20mほど進むと右に直角に折れて参道になります
暫く進むと山門があります
山門前を横に走る道の右方からも入ってこられます
山門に掲げられた山号「太平山」の扁額 山門の先にまだ参道が続きます
境内入り口のところまで来ましたが、横に走る道の右方からも入ってこられます
境内入り口前を横に走る道の右側にある「龍淵寺」石標と標柱
標柱4面のうちの2面 ①
標柱4面のうちの2面 ②
先程の境内入り口に戻ります
ここからが境内
境内入り口左手にある六地蔵尊
境内に入るとすぐ左手に「龍淵寺」の説明板があります
これなら何とか判読できそうです
本堂
本堂を斜め横から
本堂大棟には 左から曹洞宗大本山總持寺の宗紋(五七桐) 龍淵寺の寺紋(丸に三つ引き) 曹洞宗大本山永平寺の宗紋(久我竜胆)
寺号「龍淵寺」の扁額
本堂前から参道と境内を
本堂を背にして境内右手を
本堂鬼瓦
庫裡前の庭園 見事に「松竹梅」が揃っています
庭園
庭園
鐘楼 開祖600年を記念して2010年に再建された
鐘楼の扁額には「龍跳天門」とあり
銅鐘の真下は格子になっていて、下から銅鐘の中と天井絵を見ることが出来ます
天井絵は 飛天双龍図
見る向きを変えて
銅鐘
鐘楼から庭園と本堂を望む
学童集団疎開之碑
この寺も疎開地になっていたようです 東京都京華国民学校とあります
古井戸の跡でしょうか?
奥原晴湖墓
木の左にあるのは「渡辺晴嵐」の墓
奥原晴湖 初めて目にした名です 渡辺晴嵐も同様 私の知らない人
開山座禅石
同上
成田家歴代及※臣累代供養塔
※の部分は 草冠に唐 のように見えますが漢字が出てきません 意味的には家臣と同様かも知れません
成田小三郎入道乃碑
成田家墓所
成田氏の墓説明板
龍淵開基成田家墓所の石碑
成田氏累代の墓
誰の墓か判明しているもの 他は誰のものか不明
開基成田家時の墓は別の所にもあります
龍淵寺開基成田五郎家時墓
中央の板碑が家時墓
墓で終えるのはちょっと抵抗がありますので最後に庭園を
ここ龍淵寺にも2回足を運びました。時間によって日差しが違うものですから肝心なものが影で見づらかったりしますので、時間を変えての撮り直し。本当は、取り損なってきたものが多かったためです。
と言うことで、今回も非効率的なことをやってしまいました。但し、諸般の事情からここに掲載していない写真もありますが
散策日:2017年1月31日(火)・2月2日(木)