四季・めぐりめぐりて

近隣の城館跡・古墳などの史跡めぐりなどをぼちぼちながらやっています

水仙

2020年01月13日 | 花・鳥・風景


我が家のちっぽけな庭の水仙(二ホンスイセン)は、まだ花を見せていませんが、散歩道の堤の斜面に、今年も
また数輪咲いていましたので撮ってきました。




水仙といえば思い起こすのが、立原正秋という作家です。没してから今年で40年になりますが、私は立原正秋が
没した年齢をはるかに超えてしまいました。
立原正秋は、水仙が好きでした。小説の中にもよく登場しましたし、あらすじは書きませんが、『水仙』という
短編ものこしています。
これらの作品集にも収められています。右ふたつは、単行本と文庫本の違いだけで、収録作品は同じです。
 立原正秋全集 第21巻 角川書店   昭和59年4月12日発行(1984)  
 埋 火        新潮社    昭和54年6月10日発行(1979)   
 埋 火        新潮文庫   昭和59年8月29日発行(1984)   




長編小説『その年の冬』の単行本のカバー絵には、立原正秋の好きな水仙の画が使われています。そして、この
長編の章の一つに「水仙」があります。ほんとに好きだったのですね。
 その年の冬      講談社    昭和55年11月8日発行(1980)  

撮影日:令和2年(2020)1月3日(金)