
我が家のちっぽけな庭の水仙(二ホンスイセン)は、まだ花を見せていませんが、散歩道の堤の斜面に、今年も
また数輪咲いていましたので撮ってきました。

水仙といえば思い起こすのが、立原正秋という作家です。没してから今年で40年になりますが、私は立原正秋が
没した年齢をはるかに超えてしまいました。
立原正秋は、水仙が好きでした。小説の中にもよく登場しましたし、あらすじは書きませんが、『水仙』という
短編ものこしています。
これらの作品集にも収められています。右ふたつは、単行本と文庫本の違いだけで、収録作品は同じです。
立原正秋全集 第21巻 角川書店 昭和59年4月12日発行(1984)
埋 火 新潮社 昭和54年6月10日発行(1979)
埋 火 新潮文庫 昭和59年8月29日発行(1984)

長編小説『その年の冬』の単行本のカバー絵には、立原正秋の好きな水仙の画が使われています。そして、この
長編の章の一つに「水仙」があります。ほんとに好きだったのですね。
その年の冬 講談社 昭和55年11月8日発行(1980)
撮影日:令和2年(2020)1月3日(金)