諏訪古墳は、墳群馬県南部 神流川西岸の沖積地に築造された古墳です。現在、前方後円墳の後円
部墳頂には諏訪神社社殿が鎮座しています。
名 称:諏訪古墳(すわこふん)
別 称:藤岡町3号墳・諏訪神社古墳
墳 形:前方後円墳
規 模:全長57m・後円部径37m・高さ4m 埋葬施設:両袖式横穴式石室(模様積み)
築 造:古墳時代後期(6世紀後半)
出土品:銀環、単鳳環頭太刀、直刀、刀子、衝角付冑、挂甲小札、鉄鏃、弓弭金具、須恵器など
指 定:藤岡市指定史跡(名称:諏訪古墳 昭和49年〔1974〕3月26日指定)
所在地:群馬県藤岡市藤岡495 (諏訪神社境内)
諏訪神社参道入口
この参道は古墳の前方部に当るようです
諏訪神社の社殿が鎮座している後円部
諏訪神社社殿
扁額「諏訪神社」と揮毫
墳丘南西面?
玉垣の向こうに見えるのが末社の稲荷社など
右端に標柱が見えますが石室開口部があるところ
石室開口部 西南方向に開口
標柱「藤岡市指定史跡 諏訪古墳」
藤岡市の指定史跡の標柱はこのタイプが使われているようです
『諏訪古墳』説明板
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諏訪古墳
所在地 藤岡市藤岡四九五
所有者 諏訪神社
古墳は、全長五七㍍、後円部径三七㍍、高さ四㍍の前方後円墳で、墳頂部に諏訪神社社殿が建てられている。
明治三九年、柴田常恵氏により発掘調査が行われ、西南に開口する両袖型横穴式石室が確認された。石室は全
長五・九㍍の切石積みで、玄室の奥に棺座を区画する間仕切り石、玄室入口には二石の框石が設置されている。
石室内からは、人骨、銀環、単鳳環頭大刀・直刀・刀子・衝角付冑・挂甲小札・鉄鏃・弓弭金具・須恵器・馬
具などが出土している。また、後円部北側から東側の墳丘にかけて埴輪(円筒・朝顔・靫・鞆・人物)が出土
している。石室の構造や出土品から六世紀後半に造られたと推定される。
藤岡市教育委員会
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石室開口部に近づいてみます
上記「説明板」には!”前庭”の文字は見えませんが、鉄格子手前の両側が石垣になっているぶ部分は
「前庭部」に相当する部分でしょうか?
石室入り口は鉄格子の扉でされています閉ざされています。以前は石室内に入れたようですが、
現在は立ち入り制限がされています。
羨道。玄室とも上部に行くにしたがい狭くなっていて長い台形のようになっています
鉄格子の間から撮ったものですから玄室内はよくわかりません
玄室内を目一杯ズームを利かせて・・・
切り石積みであることがどうにか分ります
墳丘南面 〇印のところが石室開口部
同じく南面 上より少しずれた位置
墳丘の北側にある池 周堀の跡のようです
散策日:令和5年(2023)5月25日(火)