四季・めぐりめぐりて

近隣の城館跡・古墳などの史跡めぐりなどをぼちぼちながらやっています

奈良氏館跡-妙音寺-(埼玉県熊谷市)

2017年02月02日 | 100名城以外の城館跡


熊谷市上奈良702に所在する「奈良氏館跡」を訪ねてきました。現在、この跡地の一角には、真言宗智山派の寺院である「開敷山 観音院 妙心寺」が建立されています。
藤原氏の流れをくみ(武蔵七党のひとつ横山党との説もあり)、成田郷(現在の熊谷市上之)に居した成田助高の三男三郎高長は、奈良に居を構えて奈良三郎を名乗りました。



妙心寺の遠景  
舗装された参道も、数年前までは未舗装の車が1台やっと通れるような道だったようです(絵的には未舗装の細い道の方がよいかもしれませんが、不便では困りますし)
また、参道を入口右側に寺号標が建っていますが、参道を挟んで左側には標柱が建っていたようです。しかし、参道を整備したときに取り除かれたのか見当たりません。




山門前の道路ですが、鍵の手になっています。居館時代の名残り?




山門




お約束の六地蔵尊  中央に大きな地蔵があり七体ですが、これでも六地蔵と表現してよいのでしょうか?




境内に建てられている石碑   開山は頼尊(奈良三郎)とあります




本堂




寺号「妙音寺」の扁額
戸のガラスは本堂の中を覗けるように一部切り取られています




覗き穴?から本堂内に掲げられた院号「観音院」の扁額を




お堂  何というお堂かは失念しました




自然石を使った奈良三郎の墓
開山観音院  とまでは読めますが




奈良三郎藤原頼尊でよいかと




境内の一部です

この妙音寺一帯が奈良氏の館跡のようで、一応、周囲を歩いてみましたが遺構らしきものは見当たりませんでした。

散策日:2017年1月26日(木)・28日(土)他

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