明日7月2日は雑節(二十四節気以外の季節の移り変わりの目安となる日の総称)のひとつ「半夏生」(はんげしょう)の暦日。
従前は、夏至から数えて11目としたが、現在では天球上の黄経100度の点を通過する日となり、毎年、大体が7月2日ころになるようです。
丁度この時期、半夏(烏柄杓・カラスビジャク)という薬草が生えることから「半夏生」と付いたとも言われるのがひとつの説。
この写真の植物が「半夏生」(和名:片白草)と言われるもので、雑節「半夏生」の語源となったとされる上記「半夏」とは別の植物です。
写真のように葉の一部の枚数、しかも、表面だけが白くなり、半分化粧をしているように見えることから「半化粧」。
転じて「半夏生」と呼ばれるようになったようで、この半夏生の葉が白くなり花を咲かせる時期からというのも別のひとつの説とも。
ということで、これらの写真は某お寺さんの庭に咲くものを撮ってきましたが、雨あがりだけあって生き生きしていました。
ところで、土用の丑の日はウナギを食べる風習ががありますが、半夏生では蛸(タコ)を食べるという風習があるようです。
なぜタコを食べるかについても諸説あるようです。そんなわけでちょっと早いのですが、タコには変わりないからと「タコ焼き」を食べてきました。
写真撮影日:2017年(平成29年)7月1日(土)