改修工事中であった「埼玉県立さきたま史跡の博物館」が改修工事を終えて令和6年4月2日(火)から
再オープンしました。再オープンと同時に始まった
スペシャルテーマ展 埼玉古墳群と日本遺産―和装文化の足元を支え続ける足袋藏のまち行田―
を観覧してきました。
会期:令和令和6年4月2日(火)より5月26日(日)まで
場所:埼玉県立さきたま史跡の博物館 企画展示室 (行田市埼玉4834)
行田市の日本遺産(名称「和装文化の足元を支え続ける足袋蔵のまち行田」平成29年〔2017〕4月28日認
定)は埼玉県初のものであり、やはり行田市にある埼玉古墳群は埼玉県で唯一の国指定特別史跡(令和2
年〔2020〕3月10日、国指定史跡から特別史跡に昇格)であり、忍城跡らとともに行田市の日本遺産を構
成遺産のひとつです。
ロビーにある「特別史跡 ようこそ埼玉古墳群へ」のボード 右方が国宝展示室 左方が企画展示室
スペシャルテーマ展 埼玉古墳群と日本遺産―和装文化の足元を支え続ける足袋藏のまち行田―の看板
企画展示室入口 写真撮影はOKです 但し条件付き
日本遺産とは
日本遺産は文化庁が平成 27 年度に創設した文化財制度で、地域の歴史的魅力や特色を通して我が国の
文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産」に認定し、ストーリーを語る上で不可欠な魅力ある有形・無
形の様々な文化財群を総合的に活用する取組を支援する制度です。
日本遺産には複数の市町村にまたがってストーリーを展開する「シリアル型」と本市のように単一の市
町村でストーリーを完結する「地域型」があります。
日本遺産は、地域に点在する文化財を把握してストーリーによるパッケージ化を図り、地域主体で面的
・総合的に整備・活用し、せかいに戦略的に発信することにより、ちいきの活性化を図ることを目的とし
ています。
行田市の日本遺産ストーリーの概要
忍城の城下町行田の裏通りを歩くと、時折ミシンの音が響き、土蔵、石蔵、モルタル蔵など多彩な足袋の
倉庫「足袋蔵」が姿を現す。行田足袋の始まりは約 300 年前。武士の妻たちの内職であった足袋は、やが
て名産品として広く知れ渡り、最盛期には全国の約 8 割の足袋を生産するまでに発達した。それと共に明
治時代後半から足袋蔵が次々と建てられていった。今も日本一の足袋生産地として和装文化の足元を支え
続ける行田には、多くの足袋蔵等歴史的建築物が残り、趣きある景観を形づくっている。
埼玉古墳群からの出土品
埼玉古墳群
忍城絵図と忍城出土遺物
書状など
行田の足袋製造用道具及び関係資料
ミシン 足袋金型 足袋型紙 足袋ラベル等
「和装文化の足元を支え続ける足袋藏のまち行田」構成文化財一覧
行田市の日本遺産ストーリー
「和装文化の足元を支え続ける足袋藏のまち行田」構成文化財の写真と説明文
構成文化財の写真と解説文の一例
数が多く個々の紹介はできませんので・・・
享保年間行田町絵図 (江戸時代)
企画展示室内の状況(一部)
「日本遺産 和装文化の足元を支え続ける 足袋藏のまち行田」パンフレット
行田市教育委員会文化財保護課発行
行田市の日本遺産ストーリー ~行田足袋と足袋蔵の物語~
行田市のストーリーの構成文化財の写真と説明文が掲載されています
観覧日:令和6年(2024)4月6日(土)