カルテ番号 ま・7(49)
「先生、今日伺った甲斐がありました」
唐突だが、真木はそういった。
「そうですか、よかったですね」
院長は淡々と答えた。
それ以上は訊いてこなかった。
話の途中なのに、これでいいのだろうか?
真木は自分から言い出したのに、何だか不思議な気持ちだった。
「祓いのこと。
気功のこと。
また伺って、いろいろお話を聞かせて下さい。
今日は10年分、いや、20年分の深さがあった一日です。
いろいろな意味で、とても不思議な体験でした」
真木は心底言った。
とても不思議で奇妙で、それでいて、心が軽かった。
引き受けよう。
こちらのいくつかの神社の宮司を引き受けよう。
後はどうなるか判らない。
それはそれでいい体験になる。
面白い体験になるかもしれない。
何よりも、こちらには、この院長がいる。
何かに詰まったら、訪ねればいいのだ。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
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