カルテ番号 み・5(24)
「では、よろしくお願いします」
あの太極拳の女性の話を聞いた時には、ぜひ会いたいと思っていた。
半分、断られたようなメールの返事にも、ぜひ会いたいと思った。
でも、実際に来て、あっけなく会えたら、何だかどうでもいいような気がした。
流れで気功を体験する事になったが、期待する目的が消えてしまっていた。
簡単な記入事項を書いて、そのままマットに仰向けになった。
院長は軽くお腹を触ったと思ったら、すぐ頭の方に移動した。
話はしていても構わないという。
頭に指を触れられたら、急に胸が騒ぎだした。
え!これは、何?
胸騒ぎ?
その胸騒ぎは次第に大きくなっていった。
頭を触られてから5分くらいだろう。
裕子は涙を流しているのに気づいた。
感情は特に動いていない。
悲しみや苦しみや痛みなどない。
そして、涙を流している自分を冷静に観察するもう一人の自分がいた。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
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