カルテ番号 み・5(8)
日課として、裕子は歩く。
万歩計は付けているが、特に歩数にこだわらない。
離れた公園まで早足の散歩をしているつもりだ。
桜の時期では、ゆっくり、時には立ち止まる。
暑い時には、川の近くにコースを変える。
そして、公園で一休み。
しばらく、ぼんやりと過ごす時もある。
ある日、60代くらいの女性が身体を動かしていた。
どうやら太極拳のようだ。
裕子は太極拳を知らないが、そういう類のものだと思った。
ゆっくり、手足を左右に動かす。
そういう健康法があるのは知っていた。
今まで、する機会やキッカケがなかった。
見ているうちに、自分にもできそうな気がした。
次の日、やはり同じ公園で、同じ時間にその女性はいた。
ずっと見ていた。
すると、一通りの型が終わったのか、その女性と目が合った。
無言でお互い、挨拶をした。
近くの駐車場に車を置いてあるようだ。
車に戻ると、バッグを取り出して、裕子のベンチに来た。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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