カルテ番号 み・5(17)
何気なく彼女に訊ねた一言だった。
どうして太極拳を習ったのか、と。
そんな事の裏側にも、いろいろあるのだ。
「その先生のメールはね・・・
貴女は閉じこもりなのでしょ。
ならば、一人で覚えなさい。
本屋にいけば、本もCDもあるから一人でも大丈夫、だったわ。
至極当然よね。そして、それが無理ない方法だったわ」
裕子は言った。
「でも、それでは細かいところとか、わからないのでは。
それに、自己流になってしまうのでは、と思いますが・・・」
彼女は「私もそう思って、先生にメールしたわ」と言った。
「そうしたらね、私、目から鱗が落ちたの・・・ふふ」
と彼女は笑った。
「貴女が回復する為の太極拳ですよ。
自己流でなければ意味がないでしょ。
盆踊りやマスゲームじゃないのだからね。
決められた型にとらわれないで、のびのびして下さいね。
コツは、呼吸をゆっくりすればいいです。
吸う、吐く動作にもとらわれないで、無理しないで、大らかにね。
という返事だったわ」
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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