カルテ番号 み・5(23)
「特に都合は無いです。ヒマですから」
院長は笑って言った。
「これからでもいいですか?」
「どうぞ」
そして、そのまま治療院に上がった。
何だか拍子抜けする展開になった。
「突然で申し訳ありません。
半分断られているような気もしたのですが・・・」
裕子はストレートにメールの返事の感想を言った。
「断ったわけではありませんよ。
わざわざ、ここまで来てもらうほどの価値が私にないと思ったからです。
メールや電話でも充分かな、と。
こうして見ても、三木さんは心身とも健康そうだし」
裕子は思いついたように言った。
「あ、でも、気功を体験したいとも思っていましたから。
病気でないとダメなのですか?」
「いえいえ、本当は健康な人がもっと健康になる。
あるいは、更に若返るのも嬉しいものです。
病からの回復は、回復して、やっとゼロ地点ですからね。
その上にいって、より愉しくなっていただくのは、私の望むところです」
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
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