カルテ番号 み・5(12)
女性の顔は穏やかだった。
「でもね・・・死ねなかった。
毎日が辛くても、命が生きようとしている。
悲しくても、苦しくても、お腹がすくのよ」
そう言って女性は笑った。
「そして、僅かずつ生きる気持ちが増えていったわ。
辛さを小さくしたい、悲しみを少なくしたい、と思うようになったわ」
裕子は言葉を挟むことができなかった。
初対面の自分に、とても濃い話をしてくれている。
「乗り越えたい。
でも、どうしたらいいのか解らない。
まだまだ、うつ病の気があるし、元々内向的。
他の人と一緒にいると苦痛になるの。
だから、一人で乗り越える方法を探していたわ」
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
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