カルテ番号 み・5(30)
裕子は心の霧が薄くなっているのを感じていた。
それまでは霧がある事も感じていなかったのに。
薄くなって、初めて霧の存在を知る。
そうか、そういうことか。
誰だって我慢していた事がある。
我慢していたモノがある。
それは、良いとか悪いではないモノだ。
「今まで、少しずつ溜めてしまったモノですね。
そのモノは悪くはないけど、そのままだと不調になる」
院長は言った。
「そうです。皆さん、そのモノを良いか悪いかで判断したがります。
ですが、問題は溜めたままか、適当、あるいは定期的に流すかどうかです。
それによって、病になる率が大きく変わるのです。
病は悪いモノだけから生まれるわけではないのですね」
裕子は考えた。
これまでの事を考えた。
確かに幾つも溜めてしまっていた。
でも、それは誰でも当てはまる。
まして仕事をしていれば当たり前に溜まる。
問題は有る無しではなく、流すか否か・・・
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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