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他人が見えない!

2008年08月13日 23時26分41秒 | 社会との関わり
先日、久しぶりに仙台七夕祭りを観に行きました。

東二番町の大きな横断歩道を渡ろうとしたとき、

双方から大量の人!人!人!!

どうやってこんな大量の人がすれ違うんだろう?

と疑問に思いつつ、

「江戸しぐさ」の『肩引きしぐさ』を全員が行えば、

スムーズに双方が向こう側へ渡ることができるのかな?

なんて思いながら、信号が青になったときに歩き始めました。


私も目の前の若い女性とすれ違う時に、

肩を引けば大丈夫、すれ違えるなぁ・・・と思って

渡ったのに。。。


その女性は肩を引くこともせずに、

まっすぐに歩いてきたので、

右肩を引いたにも関わらず、

その右肩にガン!とぶつかられてしまいました。


ぶつかってから、「あっ」と声をだしましたが、

その女性には私の(この大きな)体は

目に入っていなかったのでしょうか?



横断歩道を歩いていると、

向こうから自転車がやってきます。

携帯電話をいじりながら・・・

明らかに前を見ずに携帯を見ています。

真ん中を走ってくるので、

よけようにも右によけようか、

左によけようか迷っているうちに

ぶつかりそうになりました。


この自転車の人にも、私の(決して細くない)体は

目に入ってなかったようです。


そして思い出したのが、高校の頃に読んだ

星新一さんのSF小説です。

今から30年前・・・いえいえ、10年前の話です。(^_^;)


小説の主人公が、あるとき、

信号が変わった瞬間に顔を上げると、

今までごった返していた街の人たちが

誰一人居なくなったのです。


不思議に思いながらも仕事先の会社訪問をして

帰ろうとすると、賑やかなはずの街に誰も居ません。


自社に戻ってその話しをすると、

他の人はすでにそれが当たり前になっていて、

自分に必要な人以外は、目に映らないのです。

だから、そこに人が存在しているのに

誰も見えない。

そして、

他の人からも自分は見えていないことを知るのです。


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昨日ファミレスに行ったという人から、

そこでの様子を聞きました。

若い女性が、まるで自分の部屋のように

くつろいでいるというのです。

寝っころがる人が居たり、化粧をする人が居たり、

周りのことを考えずに大声で話す、

あげくに、そこでピアスの穴を開け始めたとか。


その話をきいて、その若い女性たちには、

オーダーを聞いたり運んでくれる人以外は

見えてないのかも知れないなぁと思いました。


そうすると・・・

電車の中で化粧をしたりする人も

街行く人も、自分に関係ない人は

その人にとって居ない存在なのかも知れませんね。


ウン十年前にはSFの世界だったことが、

現実化しているような気がして、

ちょっとゾッ!としてしまいました。