研修をしていますと、
「知る」 と 「わかる」 と 「できる」 の 『差』 を
特に感じることがあります。
ファシリテーションの場合、
既に学んだことのある方は「知る」レベルの方が多く、
その「知識」を一旦横に置くなり、棚に上げるなりして
まっさらの状態で極和ファシリテーションを受講して頂きたいと思っています。
何故なら「知る」レベルの人は
「わかった」つもりでいらっしゃる方が多く、
更には「できている」つもりの方も多いからです。
「知る」から「わかる」レベルの違いは、
人に説明できるかどうか?で判断が可能です。
「知る」だけでなく、「わかる」(理解)レベルであれば、
そのことを人に説明することができます。
もしも説明ができない状態であれば
それはまだ「知る」レベルであることを自覚した方が良いと思います。
また、「わかった」と「できる」の差は
自分で判断するのは難しいかも知れません。
多くの方は「知って」「わかって」居れば、「できている」とカン違いするからです。
例えば先日スクールでは今までも何度かやっていましたが
あらためて「ファシリックス」の説明ができるかどうか実践して頂きました。
受講生の方々は既に何回かやっていますので、
充分理解されているようでしたが、いざ自分でそれを説明しようとすると
ちょっとしどろもどろなところが見受けられました。
「わかること」 と 「できること」 は本当に違うのですよね♪
先日もある企業様のファシリテーション研修を実施させて頂いた際に、
よそでファシリテーションを学んだことがある・・・と仰っていた方が
一番学べないでいらっしゃいました。
他の方々はそれぞれにいろいろなことに気付いたり学んだりされているのに・・です。
ときとして「知識」は「学び」や「気付き」の妨げになることもあるので
要注意ですね♪