月変わりの今日(4/1)ひと月遅れで、安来市広瀬町「尼子の里・富田の流し雛」が行わ
れました。
流し雛は、雛祭りの原形となった行事のようで、源は3月3日の田の神を迎える「上巳
の節句」に、紙の人形で身体を撫でて穢れを移し、海や川に流していた農耕神事であ
り、これが後に、平安貴族の子供の雛遊びに発展し、現在の「雛祭り」へと移行してき
た様です。
今も、この「流し雛」の行事が各地に残っており、吉野川や下鴨神社の流し雛が有名で
他にも、用瀬町(鳥取市)・壇ノ浦(山口県)・岩槻(埼玉県)等で伝承されています。
ところによって、3月、あるいは4月の新旧「桃の節句」に合わせて行われています。
綺麗な和服で着飾った子供達が、健康と災厄祓いを祈願して清流に雛を流す、この行
事そのものに、心が洗われ身が清められる思いがします。
日本の古き良き伝統行事であり、是非とも後世に伝えてもらいたいものです。
広瀬町では、旧暦の雛祭りに合わせて、町内の家々が雛人形を座敷に飾り一般に公開
していますが、これも一見の価値あるものです。
~今日も良い一日を~