今日は、散歩の足を少し延ばして、むかし山城の在ったという、山の古道を行っ
て見ました。
杉木立の脇に「馬酔木・あせび」の花がひっそりと咲いており、よく見ると鈴蘭の
様な小さな白い花を鈴生りに着けた、あせびの花がここにもあそこにもあること
に気付きました。
日本各地の低山・低木に咲く花で、田舎育ちの子供であれば、春になったら必ず
一度や二度は見掛ける、むかし馴染みの花ですが、その割には印象が今一つで
す。(私だけがそう思うのかも?)
漢字では、「馬酔木」を「あせび」と読ませる難解な木名ですが、牛・馬がこの葉を
食べると、その毒によって麻痺を起すことが語源の様で、あぁ~納得と云うところ
です。 馬酔木と言えば、
「まほろば」さだまさし詩/曲
春日山から 飛火野辺り
ゆらゆらと影ばかり 泥む夕暮れ
馬酔木(あせび)の森の馬酔木(まよいぎ)に
たずねたずねた 帰り道
がありました。