手にとるな、やはり野におけ、れんげそう。(滝野瓢水) goo.gl/X0cr9
by iwasaki1109 on Twitter
いちめん「蓮華草」の花が咲いている田んぼを、最近あま
り見掛けなくなった気がしますが、農家では花の盛りに土
と一緒に耕して肥料とし、牛馬の餌にしたものです。
子供の頃、春の田んぼと言えば、蓮華草が咲き乱れてい
て、女の子達は花の中にゴザを敷いて、 おままごと遊び
をしたりしていました。
男の子達は、蓮華草を丸く踏みつぶして土俵を作り、相
撲を取ったり、虫取り遊びをしたものです。
とにかく自然を相手に、いろいろ子供なりの工夫を凝らし
て、日が暮れるまで外で遊びました。
隠れられそうな場所もない田んぼでカクレンボをしたこと
を思い出しました、 きっと蓮華草の中に腹ばいになって
隠れていたのでしょう。
今風なゲーム遊びもいいが、子供達には、たまには自
然相手に思いっ切り遊んで欲しいものです。
~今日も良い一日を~
花見ごろの、ゴールデンウィークを前に、ぶらり大根島に出掛けて
みました。
例年から言えば、1週間ほど早い感じですが、それでも「ぼたん」は
たくさん咲いていました
島に来る度に、?なぜ牡丹=大根島なのか?の疑問に対する答え
が知りたい事もあって、花を横目に土地の古老?に尋ねてみました。
曰く、 約300年前、波入の古刹・全隆寺の住職が遠州(静岡)の方に
修行に行った折、ぼたんの苗を持ち帰って境内に植えたのが始まり
とか。
この全隆寺は、戦国時代、毛利、尼子の戦いで敗れた尼子氏の家臣
を城主とする出城、全隆寺城のあった場所の近くにあり、 こんな平た
んな場所に城が在ったこと自体が大きな驚きでした。
大根島は、溶岩流に火山灰が堆積して出来た火山島で、ぼたんの栽
培に適し、島民の努力で花の島に生まれ変わった様です。
古くから、高麗人参の産地でも有名です。
ゴールデンウィークに、もう一度「ぼたん」をゆっくり、見に行こうと思っ
ています。
~今日も良い一日を~
夕暮れ時、宍道湖の北岸道路を走っていると、対岸に
ポツリポツリと灯がつき始め、渡り鳥も砂場に上がっ
て眠りに就きます。
やがて、すっかり陽が沈み漆黒の湖面と山を背に、対
岸の集落毎の灯が湖面を照らし、あたかもイカ釣船団
が漁火を焚いている様な、妙な錯覚に陥ります。
宍道湖は嫁が島を背景とした夕日が有名ですが、一年
を通して見る湖は、稀に出会う蜃気楼(浮島現象)やオ
ロチが荒れ狂うように波立つ水面(浅い水深)、朝靄に
霞む湖面を滑るシジミ舟等、様々な姿を見せてくれく
れます。
そして、見る者の心のあり様によっても、様々に姿を
変えます。
~今日も良い一日を~
松江は「水の都」、街全体が豊富な宍道湖の水を引き込み、
城をめぐる堀川もきれいな水を湛えています。
600近くの橋があって、それぞれに橋と水と自然織りなす、
春夏秋冬趣を変える景観が、心を和ませてくれます。
芥川龍之介が松江滞在時の手記に、松江の良さを「水・
橋・城」を特に取り挙げていますが、私も、堀川によく映る
のは、出来得れば古風な木製の橋だと思います。
この木製の「筋違橋」は、石灯篭や白壁、青柳等と共に
、水面に写絵を作り、昔から結構お気に入りの橋です。
少し飛びますが、水が人の心を和ませてくれるのは、胎内
に在った頃の、安らぎの記憶が残っているからだと、 私は
思うのですがどうでしょうか?
~今日も良い一日を~
庭のプランターに「たんぽぽの花」が咲いています。
妻が、どこからか種が飛んできて、芽を出したもの
を大切に育てているもです。
ときどき私が、「これは雑草だから、、、」と言って勝
手に抜いたりでもしょうものなら、う大変、当分口を
聞いてもらえません。
きっと花を「育てる」と云う観念がつよいのでしょうね。
たんぽぽの花は、どの花よりも早く、早春に咲き始め、
今では野原や道端にたくさん咲き乱れています。
そう云えば、たんぽぽを取り上げたこんな歌がありま
した。
たんぽぽ(作詞カドクラサトシ・作曲堀越浄)
雪の下の 故郷の夜 冷たい風と 土の中で
青い空を夢に見ながら 野原に咲いた 花だから
どんな花よりたんぽぽの 花をあなたにおくりましょう
どんな花よりたんぽぽの 花をあなたにおくりましょう
安来市・清水寺、ここもソメイヨシノが満開です。
ここの春もいいが、秋はモミジや銀杏の紅葉が素晴らしく、
10数年前、夜中に「能楽」が根本中堂で舞われた際に観
に行きました。
杉の古木に囲まれた漆黒の闇の中、薄明りのお堂の舞台
で舞われた「能」 、まさに幽玄・優美の世界で、とても印象
深いものでした。
杉林の中の、長い参道の石段は、夏秋には、足元を照ら
す「灯参道・あかりさんどう」や「萬燈会」なども行われます。
あえぎながら石段を登り切った、境内入り口付近には数
軒の旅館があって、ここでは「精進料理」が戴けます。
かつては、山陰第一の天台宗の大霊場、根本堂は戦国
伝わる建造物です。
~今日も良い一日を~
さくらさくら
♪さくら さくら やよいの空は 見わたすかぎり かすみか雲か
においぞ出る いざや いざや 見にゆかん♪ (歌詞は新旧あり、これ
は最初に作詞された当時の歌詞だそうです)
午後は絶好の花見日和、お弁当を持って花ゴザを敷いて花見
をしてきました。
宍道湖を見下ろす小高い丘に、さくらさくらが植えてあり、満開
のヨシノ桜の下で、時折吹く風に絵に描いた様な花吹雪、もう
散りはじめてきています。
下の段には、さくらいろいろ、白、ピンク、濃いピンク、山桜など
これから咲こうとする桜達もあります。
さくらいろいろ、年年歳歳見る人の思いも、いろいろ。
花びらを追っかけた子供の頃、希望に満ちて見上げた青春時
代、家族との寛ぎの花見頃、酔い痴れた花見の宴、万感去来
の桜花、さて来年はどんな桜になるのでしょう。
先が楽しみです。
~今日も良い一日を~