【町長の施政方針より抜粋】
JR島本駅西地区については、JR島本駅西土地区画整理準備組合に対する具体的な財政面での支援も検討しながら、引き続き技術的支援を行います。
まちの将来を見据え、新たなまちの顔となる駅前の玄関口として、自然と調和した、にぎわいと親しみのあるまちなみに誘導して参ります。
第26号議案平成30年度島本町一般会計予算に対して、人びとの新しい歩み(戸田・中田)を代表しての賛成討論(戸田)
つづき
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さて、平成30年度の施政方針で、山田町長は、JR島本駅西地区のまちづくりを具体化していく一年になるとおっしゃいました。
また、JR島本駅西地区画整理準備組合に対し、これまでの技術面での支援に加えて財政面での支援も検討、公共施設の管理者負担を見据えた発言をされています。
異論反論を合意形成の過程で可能な限り活かしていく、民主主義の重要な手続きを踏まずにJR島本駅西側のまちづくりを進めることは許されません。
1月19日に開かれた初の住民説明会には243名の参加があったとのこと、再度の説明会や意見交換会を求める声が多く、半数近い方が閉館時間を過ぎても席を立とうとされませんでした。
言論によるもので、わたしの知る限り、暴力的な行為はひとつとしてありませんでした。(この発言は総務建設水道委員会での伊集院議員の「居座り」「刑法」などの発言に反論する意図があります)
ふりかえれば、都市計画マスタープランなど町の将来のまちづくりを描く重要な計画の策定や改訂において、住民意見の徴収と反映が充分とはいえませんでした。
駅前という極めて公共的な空間を、土地区画整理事業という公共的手法で開発する計画にも関わらず、過去8年、公共の利益、住民福祉の向上の観点からの住民説明会は行われてこなかった。
住民には、開発によって空間の質がどのようになるのかまったく予測ができません。1月19日の説明会は、都市計画とはなにかという内容に多くの時間が割かれ、質疑応答の時間も充分ではなかった。
説明会、意見公開を求める声が多かったことを真摯に受け止め、平成30年度、すみやかに住民説明会を開催、意見交換の場を設けてください。
なにより、事業内容が未確定であるとして概略案、あるいは都市計画の素案に留まっている現段階で、地区計画の内容も定まらない現状での大阪府への都市計画手続き申請(正確には協議開始)、すなわち市街化区域への編入、区域区分申請(正確には協議開始)を行うべきではありません。
昨日3月26日の都市計画審議会でもこのことは大きな争点になりました。また、道路ネットワーク、概算想定事業費、経済波及効果等の分析、費用対効果分析が示されないまま都市計画手続きに入ることにもおおいに疑義があります。
無理なスケジュールで職員に精神的プレッシャーや事務的負担をかけることにもなり、慎重な判断をされるよう求めておきます。
つづく
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「島本町緑の基本計画」
これまで存在さえ知り得ていなかった
都市計画マスタープランと同様に重要と
過日、戸田・中田・河野3議員が市民と
国土交通省・近畿地方整備局を訪ねて知る
役場庁舎1階・コミュニティ推進課
情報コーナーに配架されています