とだ*やすこの「いまここ@島本」

暮らしの豊かさ最優先!
ひとが主役のまちづくり!

大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

清掃工場の議案視察

2010年08月26日 | とだ*やすこの町政報告
毎年、この時期、清掃工場の補修改修工事に関する補正予算があがります。金額にして約1億円。共産党、会派に属さない議員とわたしたちの会派は、議案審査として現場を視察し、工場長の説明を受けています。

室内温度、摂氏53度。蒸し風呂のような状態です。そのなかを、まるで遊園地の迷路のように、昇ったり降りたり。しかも足元は「網」、数メートル下まで見えます。昨年は、なにがなんだかわからないうちに終わった視察でしたが、今年は余裕ができた反面、空中に浮かんでいるような自分の立ち位置に気づいて、急にへっぴり腰に・・・

それにしても、かつては土に埋めたり、畑で燃やしたりしていたはずが、急激な生活スタイルの変化で、ゴミ処理に多額の費用がかかる施設が必要になってしまいました。生活全般、経済、流通、文化全般を見直さないと、根本的な解決には至りません。

毎年1億円規模の補修工事のほか、約3千万円の保守点検委託料が必要とされていますが、妥当な工事に妥当な金額で支払いがされているかどうかをチェックしなければなりません。しかし、それが可能な資料が提供されるわけではなく、まして見たとしても簡単には理解できない図面と数字ばかりでしょう。

「発注者が補修箇所について充分な技術的知識をもって依頼するのではなく、受注側が指定した補修をすることの意味を、よくよく考えるべきである」と住民の方からご指摘を受けました。こういった施設に詳しい方で「専門的な知識を議員に期待して求めているわけではないが、誰かがせねばならんとしたら、それはやはり議員しかないのです」とおっしゃいました。

「やはり勉強してやってもらうしかない」と厳しく、しかし、自分でできることがあればサポートします、と関心を寄せてくださいました。実は今回、この方も含めて町内外の市民の同行を担当課に申請しました。しかし紆余屈折があって実現には至りませんでした。

施設は住民の財産であり、補修工事の財源は税金です。理論上は、断られる理由などない!と確信していますが、実際にはかなり危険な箇所を歩く視察です。たとえ我々よりも慣れておられる方であっても、補修箇所の議案視察に市民の同行をお願いするのは、わたし個人としては、できれば避けたいと感じました。

急には無理でも、継続して目を見開いていれば、わたしの目を通して、住民のみなさんに必ず見えてくるものがあるはずと信じます。

画像は、大型ゴミの破砕機。金属の塊が凄い迫力。摩滅した部分を溶接で補う必要があります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする