とだ*やすこの「いまここ@島本」

暮らしの豊かさ最優先!
ひとが主役のまちづくり!

大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

「再生塾」で自分を「再生」

2010年08月28日 | とだ*やすこの活動日記
NPO再生塾が主催する「持続可能なまちと交通をめざして」アドバンスドコースに参加しました。交通政策に携わる行政団体、コンサルタント、交通事業者、学生のみなさん、実際に、総合的な交通政策や地域の交通政策問題を主導しておられる方を対象にしたものです。

基礎コース程度の基本的な考え方や基礎的な技術を習得した人、もしくは数年程度の実務経験をもっている人を対象にしていると書かれていましたが、どうしても参加したくて、事務局の女性に相談し応募しました。立場や役職の枠を超えた本音の交流に、自らを「再生」することができました(特にアフターの食事会)。

5月に議員を対象にしたセミナーに参加していますので、それをもって「基礎コースを終了している」と無理やり自分にいいきかせていました。勇気を出して参加したことで、近畿各都道府県の自治体から自発的に参加されている行政職員、複数の民間コンサルタント企業の社員、なかには山陰地方から日帰りで来られていたJR職員との出会いに恵まれました。

みな立場は違っても「志」は共通しています。足りないところを持ち寄ればよい・・・

しかし案の定、基礎的な用語をはじめ、わたしにはわからない内容がたくさんありましたが、公共交通を利用するのは市民です。市民の目線を活かした利用者側の立場として参加すればよいと思いました。その意味で、実際、多くの方が参加を歓迎してくださいました。女性が増えた!と若手のコンサルタントが手放しで喜んでくださり(なお2割と少数)、いつも男性に囲まれて働いている方の思いが伝わりました。

NPO的活動の事務局的な職員をした経験から、一人ひとりの参加者があってこそ成立する企画であり、なにより青色吐息の財政で(多くのNPOはそうです。メンバーはみな年会費を納めての無償活動)、セミナー参加は基本的に大歓迎という裏事情も理解できました。

今日は川西市職員と京都の叡山電車代表の方からフィールドガイダンスを受け、わたしは川西市をモデルに「大都市近郊都市のまちづくりと交通」をテーマに、府・市職員・コンサルタントとともにチームで学びあいます。サポートはNPO再生塾の副理事・正司健一先生(神戸大学大学院経営学研究科教授)ですが、距離をおいて見守るだけでほとんど関与されません。

さて、川西市の資料をみると、阪神間の各都市では、2030年までに人口が1割以上増加する都市(芦屋市・西宮市)と1割以上減少する都市(尼崎市・伊丹市)に二極化し、都市圏の各ベットタウン間で地理的条件によらない地域格差発生が発生すると予想されています。

島本町では「人口増」(10年後の目標値を32,000人)を第4次総合計画基本構想に盛り込んだばかりですが(戸田はかたくなに反対!)、基本的に「住宅地を増やす」という発想から抜け出せていません。「地理的条件による地域格差」が、今後なにによって生じるのか、この検証を見誤った自治体は相当厳しい環境に陥ることを覚悟しておかなければなりません。


画像は、叡山電鉄をテーマに学ぶあうチームの発表
「叡電」始発駅「出町柳」は生まれ育った地域で懐かしいか地名、風景ばかり
京都ゆかりの貴重な路面電車は沿線の風景も含めて「江ノ電」に匹敵する魅力がある

離れてみると故郷のよさがわるように、
島本町を離れて香港で6年余り暮らした経験が
小さな自治体としての潜在能力に気づくきっかけとなっています


コメント
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