とだ*やすこの「いまここ@島本」

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ひとが主役のまちづくり!

大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

「文化行政」をテーマに一般質問します

2022年12月11日 | とだ*やすこの一般質問
明後日13日から12月定例会議がはじまります。今回の一般質問のテーマは「文化行政」。まず「テーマを絞り込み」「全体の構想を考え」、議長に「届出」をして、質問の内容を「通告」。←ココが議会前の最初の大きな山場

通告後は担当課と意見交換を行い、その後、手にした答弁案をもとに再質問を考えます。以前は答弁をもらうことなくライブで質問していたため緊張感はあったものの(それはもう半端ではない緊張感)、質問と答弁がかみ合わなかったり時間が足りなかったりで建設的とはいえない側面もありました。


(1)もっと文化を!文化振興計画の策定を求めます
「文化は、人類の英知の積重ねにより生み出される貴重な財産であり、先人が培ってきた文化を継承し、発展させるとともに、多様な文化を受容しながら、新たな文化を創造し次世代へと引き継いでいくことは、私たちの願いであり、責務」です。これは大阪府文化振興条例の冒頭にある言葉です。


文化芸術振興基本法(2001年)により大阪府は大阪府文化振興条例を施行。「府、府民及び事業者が協働して文化の振興に力強く取り組むこと」とされています。


その理念に基づき「おおさか文化プラン(大阪府文化振興計画)」を策定、現在は令和3年度から令和7年度までの5年間を計画期間とする「第5次大阪府文化振興計画」が推進されています。近隣自治体においても同様の計画がつくられています。

本町においても文化振興計画を策定する必要があると考え、以下、通告に基づき質問します。

「島本町文化推進計画」について
川口町政において「島本町文化推進計画」(2006年4月)が策定されました。計画期間は10年、社会情勢変化等により適宜見直すこととされていましたが、現在はどうなっているのかを問い、新たな計画はつくらない、と決定されてしまっていたことを明らかにします。

島本町文化振興計画の策定について
本町の文化推進計画は素晴らしいものでした。これをベースにした新たな島本町文化振興計画を策定する必要があると考え、次のように提言します。

基礎データの収集と分析、市民・学校などへのアンケート調査、各種団体への聞き取り調査を経て、島本町における文化振興に関する現状を把握した上で、計画素案を文化推進委員会に諮り、パブリックコメントにかけて策定すること *茨木市・摂津市などの事例を参考にしました

これにより島本町の歴史文化的傾向と価値を住民が広く知り得ることになります。実は、ここが重要で、言いかえれば、こういったことなくして島本町固有の歴史文化・文化遺産・自然の価値を住民が知り、大切にし、次代に引く継ぐ責任を自覚することは難しいと考え、町の見解を問います。

各種事業を計画に沿って実施していくことの重要性
長期的な視点に立って、文化振興の総合的な戦略として施策を体系化し、同計画を本町の文化施策の柱に位置づけておかなければなりません。

生涯学習課が担う文化事業は多様で広範囲、限られた予算と人材で、なにを優先し、なにを住民の主体性に委ねていくべきか、が常に問われているはずです。

いまのままでは、めざすべき方向性が定まっていないまま常に忙しいということになりがちです。島本町文化振興計画は、生涯学習課における行政改革、選択と集中、新たな展望の指針になり得ると考え、改善を求めます。

大阪は東アジアをはじめとする諸外国の文明や文化の交流のための表玄関として、多様な文化を積極的に受け入れ、また上方の文化を育み、府民はこれを誇りとしてきました。

加えて、本町の場合は、平安・京都の文化圏との連続性という強みをもちあわせています。この点においても、本町の独自性を活かした文化振興を推進していくための「島本町文化振興基本計画」の策定が重要です。



(2)JR島本駅西土地区画整理事業 ~尾山遺跡の池泉跡復元~
島本町(都市整備課)は、JR島本駅西土地区画整理事業における新公園(1号公園・2号公園)の名称を募集しました。応募があったものを選定委員会にかけて数点に絞り、現在投票が行われています(12月16日まで)。わたしも投票しました。



実は、同公園には尾山遺跡・池泉跡復元のために5×5mの区画が設けられています。*「JR島本駅土地区画整理事業1号公園全体平面図」

土地区画整理事業として、組合側でスペースを確保しているものですが、復元は土地区画整理事業として行われるのか、それとも島本町が経費を負担して行うことになるのかを問い、進捗状況(実はほとんど進んでいない)を議場で明らかにします。


画像
しまもとコミュニティ手づくり市にて
木製のティッシュボックス 1800円
マリメッコ風の布はエプロン 2000円

丁寧な手仕事、作り手の熱い思い
アナログ、対面、コミュニティ☆彡

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どうする?学校プール(民生教育消防委員会研修)*2

2022年12月11日 | やります!子ども・子育て・人びと支援
つづく☆彡 

考察 ~両市での視察を終えて~
学校プールを統合しての全天候型屋内温水プールの新設につき、肯定的な私見が得られました!その理由を以下に述べます。


▸各学校において、天候や暑さ指数(WBGT)に左右されることなく安定した水泳指導(時間割通りの授業)が行える ←ココ重要
▸プールの維持管理や授業中の監視に係る教職員の配置など学校側の負担が著しく軽減され、教師の働き改革につながる
▸学校プールの維持管理と水泳指導時の安全管理は昨今の教職員にとって大きな負担といえる。集約することにより授業研究や児童生徒との時間に費やすことができると期待できる

▸統合すれば各校の課題解決にプール跡地が活用できる
・第3小学校に仮校舎が必要となる可能性がある(校区内で複数の大型集合住宅の計画あり)
・第1小学校ではグランドの狭さが過去、給食室新設の際に課題となった
・第2中学校脇のテニスコート老朽化(地形的に災害時における崩壊などが危ぶまれる)

▸町営プールを廃止して久しい(維持管理に年間1000万円以上、大規模改修時にはそれに勝る経費負担があったと記憶)
▸事業の展開次第では未就学児とその保護者の新たな集いの場としての活用が期待できる

▸老朽化した施設のメンテナンス(絆創膏的対処策)ではなく「公共施設総合整備計画」の基本的な考え方に基づく施策である
▸現状、庁舎、ふれあいセンター(図書館含む)、歴史文化資料館など多くの公共施設が桜井方面に、商業施設が水無瀬駅周辺に集中している
▸JR島本駅西地区に子どもとその保護者対象の新たな施設の設置が計画されている。水無瀬川右岸・左岸地区における地域交流、にぎわい創出がまちづくりの課題といえる

▸過去に水無瀬川緑地公園に計画され、長く凍結されているスポーツ施設の開設であるため、設置場所は山崎・水無瀬川緑地公園敷地内が望ましい(課題はあるが予定用地あり)
▸地下貯水槽を備えている水無瀬川緑地公園(計画当初は、体育館・屋外プール等を含めて水無瀬川運動緑地公園であったと認識)とともに水無瀬川左岸における主要避難所として位置づける
▸シャワー室やトイレが災害時に利用できる(ふれあいセンターの浴室を廃止したため、ある方が望ましい)
▸水害時に隣接保育園の園児等が屋上に緊急避難できる

重要な視点として
▸施設側で水泳指導の補助と監視があるため、監視機能が高まり安全面の向上が期待できる一方、指定管理者側の業務内容を予め明文化して協定を結び、責任の所在を明確にし、常に確認を怠らないことが重要である
▸学校授業での利用を大前提とし、神栖市のように同じ時間に一般利用者がプールを利用することがないのが望ましい。生徒児童、特に女児、女子の水着姿に配慮してのことである

▸円滑な授業の運営に授業を受ける児童生徒が同時に着替えられるスペースの確保、プールサイドで授業を受ける児童生徒が一斉に準備運動ができること、雨に濡れることなくバスから施設に移動できることなど、設計段階から考慮しなければならないことを見落とさないこと
▸体育館とともに整備し、管理運営も一括で行うのが望ましく、そうすべきである

最後に
全天候型屋内プール施設の開設の是非について、まずは財政面から具体的に検討*する必要があると思いました。そのうえで住民説明会、パブリックコメント、議会での議員間討議などを経て賛否の方向性を定めていけたら、理想的です。

とはいえ建築資材の高騰により新庁舎建設の費用は計画よりも高くなる(5億円規模)ということがわかっています。しかしそれをもって課題を先延ばしにするわけにもいかない課題であり、住民的議論が必要。PTAでも話題にしていただければ幸いです。


*財政面の検討:学校プールを維持する場合との比較、町営プール廃止後の経費削減効果、国の財源確保、指定管理者に支払う経費(運営)、熱源選択、光熱水道費ランニングコスト等の試算など


画像
新幹線の車窓から(帰路)

日々、季節ごとに美しい
富士山を毎日みられる人
羨ましいなぁ!素敵すぎ

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