とだ*やすこの「いまここ@島本」

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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

有機農業とオーガニック給食(亀岡市を訪ねて)

2022年12月20日 | やります!子ども・子育て・人びと支援
島本町議会は昨日の総務建設水道委員会(中田議員)を終え(とだは傍聴)、12月定例会議の本会議27日を残すのみとなりました。

同日午後には淀川右岸水防事務組合(戸田)の12月議会(27日午後)があります。とだ*やすこは、昨年より2年間、同組合議会で議長を務めることになり、今秋は国交省近畿運輸整備局や東京本局への要望活動において貴重な経験をさせていただきました。


議会の合間にも会派代表者会議(永山議員)、議会だより編集委員会(永山議員)が開催されます。議員はあたかも議会のある日だけしか働いていないという印象をもたれることがとても残念です。

さて11月22日は京都府でいちはやく「オーガニックヴィレッジ」宣言をされた亀岡市に行ってきました。*親しくしている北摂の市民派議員に誘っていただき自主勉強

「若い世代の移住と定住」を考えたとき「避けられない課題が有機農業」と気づいたことが「オーガニックビレッジ宣言」の発端である、という若手中堅職員さんのお話。流石!です。


長く産業観光事業を担ってこられた上司の管理職のお話にも感動しました。ひとつひとつの言葉に嘘がない、実践と経験値からの強い意志を感じました。そこには明るさがありました。

亀岡といえば記憶に新しいのがスタジアム誘致。JR亀岡駅、農地、スタジアム、土地区画整理事業、アユモドキ(国の天然記念物指定)、都市公園、ビオトープなどなど、JR島本駅西の開発計画が浮上した際、市民主催の勉強会に参加させてもらったこともありました。もう10年も前のことです。

アユモドキが国の天然記念物であったことから全国的な関心が集まり、スタジアム建設位置は見直されました。結果、駅前の農地は市が買い上げて商業施設誘致ではなく水田の保全に努められるなど、亀岡市の取り組みには特徴的な経緯がありました。

その延長線上に、農林水産省の「みどりの食料システム戦略推進交付金」の活用、有機農業に地域ぐるみで取り組む「オーガニックビレッジ宣言」があります。

課題は多いが、目指すべきところを定めてやると決めた!旗を掲げた!職員さんのアグレッシブ(意欲的・積極的)なお話をた~くさん伺いました。

同じことが島本町でできるかというと決してそうではないと思います。まず、農業従事者の数、農地面積が圧倒的に異なります。具体的に正確に調べていませんので数字はここに書きませんが、かつて農業委員会に所属していた経験からそう思います。

島本町は島本町の地域性、歴史、強み(とだは筍と考える)あるいは弱み(放置竹林)を掘り下げて、めざす方向性を自ら考えていかなければなりません。

最近注目されてきている「オーガニック給食」。「食」と「環境」は深く関係しています。環境に負荷の少ない食を広げるために、学校給食にオーガニックを取り入れていくことで後押ししていこうという動きがはじまっています。

実際には課題があまりにも多く、導入へのハードルはとても高いです。それならばどうしたらよいか、なにができるかという視点に立ち、亀岡市が見出された解決の糸口のひとつが、自校炊飯が行われている「保育所」でした。


今、急激な円安が社会に大小さまざまな影響を及ぼしていますが、「農」と「食」を見直す機会ととらえれば、できること(政策)があるはずです。10年、20年、30年後の日本人が、どんなお米、お野菜、畜産海産物を口にするのか、今、大きな岐路に立っていると思います。

消費はもっとも身近な社会参画です。わたしたちが、なにを買うか、買わないかで社会は変わり得るはずです。「遺伝子組み換え」「ゲノム編集」の農産物や、それらを飼料に与えられて育った牛や豚などの畜産物しか口にできない国になってしまわないよう、傍観も諦観もしていられません。


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12月3日
第38回島本町農林業祭
障害者週間ふれあいバザール
手づくりコミュニティ市

島本町歴史文化資料館前庭
桜井駅跡史跡公園にて同時開催
ふれあい日和、お天気も最高でした

他府県からの野菜の販売が
行われていることが悲しいです