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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

総合計画審議会

2010年01月14日 | とだ*やすこの活動日記
島本町の10年後をイメージする第4次総合計画の審議は「基本構想」の議会可決を経て、二つの部会に別れて「基本計画」の審議に入りました。戸田は第一部会に所属し、第1章「人間尊重」第5章「保健・医療・福祉」第6章「教育・生涯学習」を担当します。今日の午後、第1部会の初回に参加しました。

基本計画(案)第1章「人間尊重」第1節「人権・平和」1「人権行政」は、「基本的課題(現状と課題)」として次のような文章ではじまっています。「基本的人権の尊重は、憲法で保障された民主主義の基本理念であり、人種、民族、思想信条、性別、社会的身分、障害があることなどによる差別をなくすための取組みがこれまで以上に求められています。」

この後に続く文章から「同和行政のあり方や課題について・・・」という部分がそっくり削除され、「・・・・社会の変化に伴い、差別や虐待など、さまざまな人権課題が発生しています。」となっていました。わたし同様これには違和感を感じる委員があり、その意味するところを質問されました。

また、次の「基本方針」には「21世紀を『人権の世紀』とするため、同和問題をはじめさまざまな人権課題の解決に向け、・・・」とあり、「21世紀」という国際的な視野の後に「同和問題」だけが新たに加えられているのも唐突な印象でした。「障がい」という表現が使われるようになりましたが、町内の他の文書との整合性もあり「障害」としています。

さらにわたし個人としては、「人種」という表現の意味がどうも理解しづらく、「民族」の前に置く言葉としては、例えば「国籍」とした方がよいのではないか、と正直に述べました。担当部からの説明は「憲法第14条」に基づいてこのような表現になっているというものでした。ここで改めて「日本国憲法」が上位にあることを実感しました。

どのような「表現」にするのかは、個々人の言葉の好みにとどまらず、島本町のめざす道を示すものになります。おろそかにはできない。わたし自身「男女共同参画」について思いが先行し、不適当な提案であったと反省すべき発言をしています。なにより「誰の発言か」ではなく「議論の内容からみえてくるもの」が大事です。

また、審議会での発言はともすれば特定の方に偏りがちです(わたしは、できれば控えめにと思いつつマイクを握る回数が多い)。誰もが積極的に発言でき、互いに意見を交換しながら学び合い、より深い審議ができる会議のあり方は、これからの日本人のひとつの大きな課題と感じています。

画像は、JR島本駅西側で行われた桜井のどんと焼の風景

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