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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

9月の定例会を終えて

2013年10月08日 | とだ*やすこの町政報告
10月というのに残暑です。明日の大型台風24号の動向が気になり、今朝は山崎地区のエンマ沈砂池の現状を確認しました。8日現在、沈砂池は既に空っぽ、きれいに掃除されていました。沈砂池の機能を果たせる状態と確認しました。

役場に向かう途中、改めて百山の法面崩落、地すべりの現場の工事状況を確認しました。工事はまだまだこれから、ブルーシートで覆われたままです。役場で情報公開といくつかのヒアリングを行った後、若山台調整池(ABふたつの「暫定」調整池)の様子もみてきました。台風18号で満杯になった雨水はほとんどない状態、調整機能は確かなものです。

現場に立つ度、埋め立てて開発するなど、決して許されることではないという思いが沸いてきます。議場でひつこく訴え続けていますが、この件については超少数派、民意なくして戦い抜くことはできません。開発が絡むとなおさらです。

さて、10月2日に終わった定例会9月会議、平成24度会計決算はすべて賛成多数で承認されました。9月の定例会では、総務建設水道委員会が終わった週末、近畿地方を襲った台風18号により、町内各地で土砂崩れや洪水、護岸崩落による被害がありました。

百山地区の住宅地法面の崩落(地滑り)は、緊急を要するものとして予備費で対応したとの報告を受けました。通常の入札とは異なり、平成19年に抽選で決められた順番に基づいて町内の事業者に随意契約で工事を依頼(約1000万円の事業)しています。

当該箇所は、道路公団が高速道路の工事に関連して切土にした後、町に譲渡したものと聞き及びます。当時の工事に瑕疵(かし)があったのかどうか、正直、今のわたしには判断できかねますが、議論の余地なく、町の責任において迅速な対応が必要でした。

沈砂池・水路の浚渫など、急ぎ工事が必要な6ヶ所、約300万円~600万円の5つの工事請負については、過去に抽選で順番が決められている町内業者5社によって抽選が行われ、随意契約によって発注されました。台風18号の大雨により沈砂池はほぼ満杯、次の大雨に備えて、浚渫工事はすみやかに着手する必要がありました。

専決処分の場合は報告を受けて質疑、討論採決は行いませんが、戸田、平野議員(人びとの新しい歩み)は、入札の手法、工事費の妥当性、浚渫後の残土の処理(不法投棄していないか、町が確認する手立て)など、議場で明らかにしておくべきと判断したことを質疑しました(単なる質問ではなく事前にヒアリングをして把握して質疑する)。

公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)では、公共下水道高槻島本雨水幹線の接続工事やゴミ・落葉などを取り除くための除塵装置を設置するための検討業務委託について質疑しました。質疑のなかで設置を検討している電動除塵機が一機5000万円もするらしいということがわかり、驚きました。なぜ、そのようなことを隠して議案をあげるのでしょうか。

多数派が賛成すれば問題ない=少数派には説明しなくてよい=訊かれない限り説明する必要なし=多数派議員が与党であるかのような錯覚(地方議会に与野党なし:二元代表制)=民主主義の不幸。これがわが町の現状といえます。

いずれにしても対処療法的な防災まちづくりに多額の費用が必要になっています。そもそも、なぜ流木や土砂が流れてくるのかを考えれば、高度成長期時代の都市計画、住宅開発など、もっと大きな問題がみえてきます。国づくり、防災まちづくりを考えれば、里山の整備こそ国の重要課題ではないか。

9月会議において、島本町議会は、議長を除くすべての議員が提出者となり、国に「森林吸収源対策及び地球温暖化対策に関する地方の財源確保」を求める意見書案を提出することを可決しました。最後まで読んでくださってありがとうございます。


画像は、台風18号の翌日のエンマ沈砂池
山崎地区、椎尾神社横にある
10月8日現在、浚渫は完了(水のないプールのような状態)

浚渫には数百万円規模の工事費が必要で
その積算根拠は大阪府が決めた基準によるとのこと

作業手法、人員数、細かくは土砂を運ぶ距離などによって算定する
過去は手計算、現在は職員の入力作業で積算が可能

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