TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

まずはFALLING IN BETWEEN

2006-01-31 00:33:50 | TOTO&FUSION
TOTOの「FALLING IN BETWEEN」、もちっと良く聴いてからレビュー書こうと思ってたんですけど、勢いで始めちゃいます。それも1曲づつということで。やっぱこんなタイトルでBLOGやってる以上このネタは引っ張らないと...。

さて1曲目がいきなりタイトル曲「FALLING IN BETWEEN」。ボーカルはBOBBY KIMBALLと、いきなり1曲目からのボーカルデビュー!GREG PHILLINGANESです。何回も聴いて今更ながら思うのが、「クラシックTOTOへの回帰」を典型的に表してるのがこの曲なんですね。サビのオリエンタルというかエキゾチックな雰囲気に呑まれてしまい気付くのが遅かったんですけどね、イントロとエンディングの印象的なピアノリフ、かなりHYDRAチック。HYDRAは中世のヨーロッパ神話的な世界を感じるんですが、この曲はさながらインドを旅して邪悪な魔物を退治する中世の騎士といったところでしょうか。
STEVE LUKATHERのギターフレーズはLED ZEPPELIN風ハードロックを表現しながらも(ちょっと「TALE OF A MAN」っぽいかも)、間奏のシンセとピアノが絡むとこれぞTOTO!という音が拡がります。やっぱりSTEVE PORCAROの仕事は「クラシックTOTO」には欠かせないものであることを実感しますね~。脱退後もレコーディングには毎回参加はしてましたが、それほどその存在を意識することはなかったんですけどね、今作は特にその存在が不可欠であることが図らずも(?)クローズアップされてます。
BOBBY KIMBALLのキレ気味のボーカルもHYDRA時代を彷彿とさせるものですし、GREG PHILLINGANESの滔滔と歌うボーカルとも相まって、これこそが原点からの飛躍を遂げた今のTOTOであることを強烈に印象付ける1曲目です。

STEVE PORCARO(SOUND DESIGN)SHENKER(voice,violin)JASON SCHEFF(vo)
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ようやくFALLING IN BETWEEN

2006-01-29 23:57:49 | TOTO&FUSION
待ちに待ったTOTOの「FALLING IN BETWEEN」、ようやく届きました。ホント久々です、買ったその日にこれだけ聴きまくったのは。普段はCD買ってきてもロクにステレオで聴く暇もなく、MDに録音して通勤時に聴くような状況。たまたま今日が休みの日だった関係もありますけど、それこそ高校時代にLP買ってきてから何遍も繰り返し聴いたような感覚を思い出しました。
ある程度試聴していたおかげでどんな出来かは予想できたんですけどね、期待に違わない素晴らしいアルバムです!クラシックTOTOに戻った、というような話もありますが、小生はそうは思わない。確かにクラシックTOTOの良さに回帰しようとしている雰囲気もありつつ、JOSEPH WILLIAMS時代と「MINDFIELDS」のPOP感覚に、「KINGDOM OF DESIRE」に見られた重苦しさを反省して開放されたようなハードさ、これらがうまくミックスされた現在進行形のTOTOの最高傑作だと思っております。

ちなみに今日一日聴いていた中でのベスト3を挙げますと、
1位 「LET IT GO」
GREG PHILLINGANESのボーカルのうまさもさることながら、「JAKE TO THE BONE」ばりのファンキーなギターリフにまるで昔のLEE RITENOURかいなというようなトリッキーなユニゾンキメキメなど、ロックファンだけでなく、フュージョンファンも満足満足の1曲であります。そう、やっぱりTOTOはフュージョンなんです!間違いない!
2位 「BOTTOM OF YOUR SOUL」
やっぱJOSEPH WILLIAMS&JASON SCHEFFのボーカルでしょう、これは!アフリカンビートをベースにしていることから「第2のAFRICA」とLUKATHERは言ってるようですが、ちょっと違う。この曲はこの曲の良さ、「第1のBOTTOM OF YOUR SOUL」ですよ。歌詞もすっかり社会派になっているところに、このメロディですからね。涙でそうです。
3位 「THE REEFERMAN」
日本向けのボーナストラック。2分足らずの小品インストです。JAZZしてます。完全な4ビートJAZZです。しかもかなり前衛的です。MILES DAVISか日野皓正か。ROY HARGROVEのフリューゲルがキメてます。今度また東京JAZZに来てもらって、セッションでこの曲やってくれることを願っております。しかし、文字通りレアな曲にしちゃっていいんでしょうか、日本だけなんて。

事情も知らずに横で聴いてたウチのカミさん、「TOTOみたい...」。
「TOTOだよ!!」(桜塚やっくん調)

ほかにも書きたいことはいっぱいありますが、詳細はまた時期を見てということで。
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TRIBUTE TO JEFF"REVISITED" その2

2006-01-29 00:48:18 | TOTO&FUSION
TOTOの「FALLING IN BETWEEN」、未だ到着せず。ひどいな~HMVも。ちと文句言わなならん。

というわけで気を取り直して「TRIBUTE TO JEFF"REVISITED"」の続きです。
ニューバージョンとなった曲をピックアップ。
まずは「LOWDOWN」です。いきなりイントロがJOSEPH WILLIAMSとJASON SCHEFFによるコーラスから始まります。この二人のコーラス、10年近い時を隔て、「FALLING IN BETWEEN」3曲目「BOTTOM OF YOUR SOUL」でも聴くことができるんですね。う~早よ聴きたい~。新たにALEX LIGERTWOODのボーカルが追加されたこのバージョン、ジャジーなアレンジにALEXのボーカルは映えますね~。オリジナルのBOZ SCAGGSバージョンがちと軽薄に聞こえてしまうと言ったら怒られるでしょうか。インストも味があって良かったですが、これもなかなかです。

そして「BAG'S GROOVE」にはDENNY DIASによる渋シブのギターソロが新たに追加されました。TOM SCOTTのサックスソロの一部(ドラムソロの前の部分です)が差し替えられてます。この曲のベーシスト、CHUCK DOMANICOもJEFFの元に旅立ってしまったんですね...。ライナーには「DEDICATED TO CHUCK DOMANICO」の文字が追加されてます。ちなみに他にもCARLOS VEGA、PAULETTE BROWNEなど「DEDICATED TO...」の文字が増えてしまってますね...。

もう1曲のボーカルバージョンが「BABYLON SISTERS」。イントロでいきなりBOB SHEPPARDによるサックスソロが追加されてます。そしてボーカルはもちろんALEX LIGERTWOOD。コーラスでPHIL PERRYも参加してます。こうして聴いてみるとALEXの声って、DONALD FAGENの声をちょっと太くしたような感じで、結構近いものがありますね。おかげで完成度の高いものになり、このバージョン聴いてからオリジナルバージョンを聴くと物足りない気分になってしまいます。アレンジもちょっといじくっていて、オリジナルバージョンに聴きなれた耳には時々おやっと思うような瞬間が何度かありましたね。クレジットではMICHAEL LANDAUの文字がどういうわけか消えてましたが、ギターの音が消えてるわけではないので単なる手違いでしょう。

そして唯一の新曲がボーナストラック、「MY LATE MATE NATE」。「LET'S STAY TOGETHER」のセッション時に遅刻してきたNATHAN EASTが到着して、指慣らしで演ったジャムセッションをそのまま録音したものだそうです。然るにタイトルがLATE(遅れた)MATE(仲間)NATE(NATHAN)になったんだそうな。STEVE LUKATHERがかき鳴らすアコギに合わせて全員が適当に合わせながら慣らし演奏をしてるだけなんですけど、しっかり曲になってるところが凄いですね。遅刻してきたNATHAN EASTが一番張り切っていろいろやってるところが面白いです。
DAVID GARFIELD(keys)BENMONT TENCH(org)STEVE FERRONE(ds)NATHAN EAST(b)MICHAEL LANDAU/STEVE LUKATHER(g)
しっかしまたまたLUKATHERの音源を勝手に使っちゃって...大丈夫なんかいな。

ラストを飾るボーナストラックが「LOWDOWN」のインストバージョン。とはいえ、オリジナルバージョンとも若干違っていて「ALTERNATE MIX」だそうです。所詮リミックスですからちょっとブレイクの部分を作ったり、カットされていたサックスの音をそのままにしたり、というような程度の違いではありますが、やはり「LOWDOWN」はインストバージョンも捨てがたく、このアルバムで初めて聴く人にもこれは良いことではなかろうかと思いますね。(BABYLON SISTERSはボーカル入ったほうが結果的に良かったけど)
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TRIBUTE TO JEFF"REVISITED" その1

2006-01-27 01:16:03 | TOTO&FUSION
結局TOTOの「FALLING IN BETWEEN」は未だ発送されず...。届くのは恐らく明後日か。ということで、届くのを待つ間にちょこっと「TRIBUTE TO JEFF "REVISITED"」のお話を。
ようやく手許に届きました、COOL SOUNDの輸入盤です。もちろん中田利樹師匠の特製ライナー(コピーバージョン)付きで。HMVで輸入盤を買ったら2,826円のところ、ライナー付きに税・送料込みで2,400円はお安いです。
基本的にはリイシュー扱いですが、リマスターもしているということで若干音質も変わっている気がします。ただ妙にエコーがかかったような感じで、音のリアルさがちょっとイマイチかなという印象も無きにしも非ず。しかし期待すべきはニューバージョンの曲が収録されているということでしょう。

で、どこが違うって言うと...まずは4曲目「LOWDOWN」。元はインストだったんですが、ALEX LIGERTWOODのボーカルバージョンに衣替え。そんでもって6曲目「BAG'S GROOVE」。存在しなかったDENNY DIASのギターソロを新たにレコーディングして、サックスソロと差し替えています。そして9曲目「BABYLON SISTERS」もボーカルバージョンに。当初のアナウンスではPHIL PERRYが歌うと聞いた気もしますが、実際はやっぱりALEX LIGERTWOODのボーカルでした。PHIL PERRYは一応コーラスで参加しております。最近はDAVID GARFIELDといえばALEX LIGERTWOODというくらい親密度が高いですからね、それを反映したような新バージョンです。当然ですがALEXは小生も大好きであります。一説では2曲目「LET'S STAY TOGETHER」がMICHAEL MCDONALDだけのバージョンになるという噂もありましたが、それは無かったようですね。
この3曲だけじゃねえかと言うなかれ、しっかりボーナストラックも2曲入ってます。1曲は「LET'S STAY TOGETHER」レコーディング時のジャムセッションがそのまんま録音されたもの。曲として完成しているわけではないですが、スタジオミュージシャンならではの感性が光ります。そしてもう1曲は「LOWDOWN」のインストバージョン、とはいえオリジナルバージョンとはまた若干違っていて、"ALTERNATE MIX"と題されてますね。

以上、3分の1ほどがリニューアルされた「TRIBUTE TO JEFF "REVISITED"」、もう少し詳細を次回に。
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FALLING IN BETWEENのはずだったんですが...

2006-01-26 01:42:00 | Weblog
本日(日付は昨日か)はTOTOの新作「FALLING IN BETWEEN」の発売日!(24日にフラゲした人もいるんでしょうけどね)なんですけどね~。結局HMVの通販で一緒に注文したRADIOACTIVEの「TAKEN」が同日発売にもかかわらず入荷せず!?ということで未だ発送されてません!なんだかな~。ちと損した気分。まあ今日も家に帰ってきたのが12時前。CD屋に行ってる暇もないもんで、待つしかありませぬ。

で、代わりと言ってはなんですが...HMVから届いたものが...。先月(12/11)に注文してず~~っと入荷待ちだったCDがようやく届きました。それがBRANDON FIELDSの「OTHER PLACES」。CREATCHYレーベルからリリースされている1992年の作品です。もちろん!DAVID GARFIELDによるプロデュースのこの作品、JEFF PORCAROのドラムもたっぷり堪能できます。詳細はまたいずれ、ということで。
それと同時にもう一枚購入したのが「BURNING FOR BUDDY 2」。ご存知スーパーハードジャズドラマー、BUDDY RICHのトリビュートアルバムです(1997年リリース)。以前VOLUME1は購入していたんですが、唐突に2も聴きたくなったんでついでに購入した次第です。収録されているのはビッグバンドジャズばかりなんですけど、BUDDY RICHを敬愛するドラマーが1曲ごとに交代で登場します。例えば、STEVE SMITH、DAVE WECKLにBILL BRUFORD、果てはこちらもTOTO絡みということでSIMON PHILLIPSまでもビッグバンドジャズを叩いてます。プロデュースは何と!RUSHのNEIL PEART。プログレやりながらもやっぱり原点はジャズなんですかね。正直あまりBUDDY RICHのことは知りませんが、これだけのドラマーの敬愛を集めるんですから、凄い人だったんでしょうね。JAZZドラマーでありながらもそのパワフルさで、ジャンルに囚われずにロックドラマーからも高い人気があったようで、こんな企画ができたんでしょう。
ちなみに沼澤尚のバスドラヘッドに描かれている「TN」のロゴはBUDDY RICHの「BR」ロゴを真似したものみたいですね。

ところでHMVのBRONDON FIELDS「OTHER PLACES」のページを見ると「ユーザー同時購入商品」に、しっかり「BURNING FOR BUDDY 2」が載ってます。これって小生のことかい?と思いつつ、まあ滅多に買う人おらんからこんだけ入荷に時間っかったんだろうな~。
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5人5様のAFTER THE MUSIC OASIS VOL.5(再掲)

2006-01-25 01:46:12 | J-FUSION
今日は山手線の人身事故にハマり家に帰ってきたのが12時前...。
ここんとここんな調子で、晩飯食ってほっこりしたらもうこんな時間です。

そんな訳で、今日は手抜きで以前削除したエントリーを再掲しときます。
原因不明の異常なアクセスによって削除したんですが、ここんとこずっと落ちついてますんで。せっかく書いたのが勿体ないですからね。
とか言いながらまた異常事態を引き起こしてしまっては元も子もありませんけど。

時期はずれになっちゃいましたが、これはこのエントリーの続きです。

--------------

前回の続きでMETRO MUSIC OASIS VOL.5 西脇辰弥THE GRAVITYのお話しです。

盛り上がったライブの後はCD即売&サイン会だったんです。
CD買った人にはサインもしてもらえるっていうんでもう、CD売り場は人だかりでもの凄いことになってました。

主役はもちろん西脇さん。ちゃんとサインコーナーまで作っていて長蛇の列が出来上がってました。「ATMOSPHERE/SOUND OF GRAVITY」の二枚組みパッケージは在庫全部を持ってきたのに完売してしまったんだそうな。お礼のコメントが西脇さんのHPにも掲載されてました。...よくよく考えてみると、ここ地下鉄駅のコンコースなんですよね。通りすがりの人が何事かと横目で見ている視線が若干微妙な雰囲気なのがまたなんとも面白いところです。

ナイスガイ日野賢二さんも人気者。さすがアメリカ仕込みの人懐っこさ、ハグあり肩組みありで、サインを求める人たちを虜にします。うちでも最新作「JINO」を購入。しっかりサインをもらいました。なんとなく口元がMARK KINGに似てるなぁ~って思ったですけど、本人が聞いたら怒るかな?

矢堀さんは見当たらなかったんですけど...いたいた、CD即売コーナーでFRAGILEとFAZJAZのCDをご本人が売ってはります。あんまりお客さんいなかったのが寂しいんですけどね。FAZJAZって聴いてなかったんですけど、試聴してみたら結構良さそう。買ってサインもらっとけばよかったかな。今更ながら残念。

小森さんはKENSOのCDとDVDを販売。どうせなら野獣王国も置いときゃいいのに。
ほとんど楽屋コーナーに引っ込んでいて、ファンの人と話するのに一瞬出てきてただけでした。汗びっしょりだったから、あんまり寒いところでうろうろしてたら風邪ひいちゃうんで仕方ないんでしょうね。やっぱりここは...駅ですから。

ところで小野塚さん、何故かCD即売は蚊帳の外でした。せめてDIMENSIONの新譜ぐらい置いといても...リリースしたばっかりだったのにね。ついでにソロプロジェクトの「FIRST TOUCH」とか「CHINITA」もあるんですから、売るものがないわけじゃなかったのにどうしちゃったんでしょう、ちょっと腑に落ちない点です。もしかしてスタッフが持ってくるの忘れちゃったとか?最後の曲は西脇さんのハーモニカとDUOで演ったりして、結構注目されてましたから、絶対売れたと思うんだけどな~。実際ご本人も楽屋コーナーとして仕切られていた垂れ幕の隙間から寂しそ~にちらちらとこっちを見てました。まだまだサイン会が終わってなかったんですけど、既に荷物を持って帰りかけてたところで、所在無げにスタッフの人と立ち話してはりました。

普段ライブでもなかなかサイン会まで実施したり、もしくは参加したりすることってあんまり出来ないんですけど、今回はタダでライブが見れただけでなく、アフターサービスも大充実のMETRO MUSIC OASISでした。東京メトロさん、ホントに感謝申し上げます!
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FALLING IN BETWEEN 予約も好調のようで

2006-01-24 00:35:36 | TOTO&FUSION
発売まであと数日と迫ったTOTOのニューアルバム「FALLING IN BETWEEN」。すでにあっちゃこっちゃで試聴できるようになっていて、発売前だというのにほとんど聴いてしまったような感覚に陥っております。

今まで全然気にしてませんでしたけど、HMVのサイトには予約オーダーランキングなんてあるのね。今日(1/23)のデイーリーチャートでは10位につけております。一桁に行ってたことも何回かあるようで。週間チャートでも16位につけてます。さすが、日本でのTOTO人気は根強いものがありますね。ネット予約特典があるせいなのかも知れませんけど、それにしたってTOTOファンの小生にとっても意外に思えるこの人気。感動すらおぼえます。何故これほどのバンドを...USAは見捨てたんでしょうね。理解できません。日本、そして欧州のTOTOファンが正しいんです!!

しかし予約チャートを見ていて思うのが...そりゃ日本のいわゆるヒットチャートとは別物なのはわかるんですけどね・・・、聞いたことないような名前が目白押し。しかも韓流ばっかやん。なんだかな~。(なんてぼやく小生が時代遅れと言われりゃそれまでですけど)

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BROMBO Ⅱ!! / JB PROJECT

2006-01-23 00:51:29 | J-FUSION
BRIAN BROMBERGと神保彰のプロジェクト、JB PROJECTの続きということで。

あれは確か2004年3月、STBに熱帯倶楽部SORのライブに行ったときのこと、今後の予定に関するMCで神保さんが、「JB PROJECTのレコーディングをしてきました。8月頃にリリースになると思います!」と発表してました。(BROMBOⅡのライナーにも同じこと書いてましたけど、小生もその場にいた1人です)で、待ちに待ったBROMBOⅡ!!、今回もクラシック(ドヴォルザークの家路ってやつです。小学校の頃、校内放送でこの曲が流れると家に帰らなならんかったですね)からMILES DAVIS、果てはSTINGにJOE JACKSONとロックフュージョン系までこれまた幅広いジャンルからのチョイスでJB流にアレンジしてくれてます。もちろん今回も神保さんとBROMBERGのデュオ曲、それも今回は2曲を収録。JIMSAKUの後継ユニットみたいなものですかね。いずれにしても、ジャズトリオながらもそのPOPなアレンジの素晴らしさは唯一無二の存在です。この2作だけで終わって欲しくないプロジェクトですね。

ところで、印象的だったのは5曲目、JOE JACKSONの「STEPPIN'OUT」。なっつかしい曲ですわ。この曲がヒットしてたころは、ベストヒットUSA全盛期で、今でもしょっちゅう流れていたあのPVが思い出されます。
JOE JACKSONというとヒットチャートに入りながらもロックというよりかなりジャズフュージョン寄りのアーティストというイメージがありますけど、こうしてインストで聴いてみると、その思いが一層強くなりますね。
神保さんの軽快な8ビートに乗せるBROMBERGのベースリフが、ウッドベースながらもPOPでファンキーです。原曲の持つ都会的な雰囲気を、泥臭くなってしまいがちなアコースティックオンリーの編成ながら、忠実に再現しているところが気持ちいい曲です。

それとこのアルバム、おまけで1曲分、レコーディング風景のクイックタイムビデオがEXTRAで収録されてます。これなかなかいいアイデアですよね。これだけハイテクなユニットですから音だけ聴くのでなく、やっぱり演奏してるとこ見たいですから。ただ肝心のBRIAN BROMBERGの超絶ソロの部分あたりから、どういうつもりでこんな演出したのかわかりませんが、モノクロの駒落としになっちゃってまして、BROMBERGの指使いをまともに観察できなくなってしまいます。こいつはいただけない。せっかくのアイデアが台無しとまでは言いませんが、肩透かしですね。そんな意味も含めてやっぱライブやって欲しいですよね~。
しっかし神保さんレコーディングでもしっかりARMANI JEANSのTシャツ着てるんですね。よっぽど気に入ってるんでしょうな。

BROMBOⅡ!! / JB PROJECT
BRIAN BROMBERG(b)AKIRA JIMBO(ds)OTMARO RUIZ(keys)
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BROMBO!/JB PROJECT

2006-01-22 00:31:44 | J-FUSION
ここんとこ忙しくて更新も滞りがちになっております。今日も仕事に行ってましたしね...。
おかげで昨日(1/20)のCASIOPEA with SYNCHRONIZED DNA@厚生年金会館に行ける話も没になってしまいましたし...ああうらめしや。

気を取り直して神保さんネタの続きです。
ソロ作品として最終作となってしまった、「STONE BUTTERFLY」リリースの頃はまだJIMSAKUも現役でしたし、熱帯JAZZ楽団、それになんといってもCASIOPEAへの再参加ということもあって、多忙を極めていたんでしょうね。10作目を区切りにしてソロアルバムのリリースを止めようというのも理解できます。

その後は、ソロ活動はワンマンオーケストラに軸足を移し、ジャズ・フュージョン系の活動においてはCASIOPEAがメインとなりますが...、そんなことではまだまだ満足しない神保さん、INTELLIGENT JAZZ、ヒダじんぼなどの従来にはなかったような一見異質ともいえるようなユニットによる新しい方向性を求める活動も続けていました。そんな中で2003年にリリースされたのが、「BROMBO!/JB PROJECT」です。
小生、多分店頭でこのアルバムを聞く機会がなかったら購入することはなかったでしょう。熱い!フュージョン派としては、アコースチックなジャズトリオと聞いただけで全く興味を持たなかったと思います。ところがこのアルバムリリースの情報すら知らない状態で、HMVで流していたこのアルバムを聴いて、すっかり虜になってしまいました。以前にも書いたと思いますが、これが神保彰のアルバムであるという先入観もなしに聴いて、うぉ!なんじゃこれは!こんな熱いJAZZがあるのか!しかも...このドラムはもしや!てな感じで即買いしたのであります。JAZZというとやはり難解な印象が先に立ってしまうんですが、このアルバムはアコースチックなジャズトリオとはいえかなりフュージョンチックです。神保さんのドラムもさることながらBRIAN BROMBERGのベースもウッドベースでありながらも超技巧派!ファンキーでポップです。聴いてて飽きることがありません。CD帯のコピーにもありましたが、まさにぶっ飛びジャズですね。スカッとするジャズです。キャッチコピーにうそ偽りないというのも珍しいものです。
それからいい味出してるのがピアノのOTMARO RUIZ。VINNIE COLAIUTAのJING CHIライブのサポートメンバーなんかで出てます。他にも調べてみたら是方博邦の「KOREKATA」とかCHESTER THOMPSON(GENESISのサポートドラマーだった人です)のソロアルバムにもクレジットされてました。ベネズエラ出身のジャズピアニストです。去年の夏にもジャズトリオのCD出してますね。これだけ個性のあるリズム隊ですから、なかなか存在感を出すのが難しいんでしょうけど、二人に負けじと熱いソロを展開してくれてます。

このアルバム、ベートーベン(いわゆる第九ってやつです!)からMILES DAVIS、更にはBEATLESまでのスタンダード曲を独特の、リズム隊のソロを大フィーチャーしたアレンジで演っているのが基本ですが、神保さんとBRIANのオリジナル曲も1曲づつ収録されてます。面白いのがJIMSAKU100%ならぬまさにBROMBO!100%、今度はBRIAN BROMBERGのウッドベース(ウッドベースでチョッパーやらタッピング、というかライトハンド?までやってます)とのハイテクデュオ曲も1曲入ってます。ウッドベースの生音だけに、櫻井さんのエレキベースとは迫力が違いますよ!
是非!一聴あれ!!

このメンバーでBLUENOTEあたりでライブやってくんないかな~。絶対行くんだけど...。

BROMBO! / JB PROJECT
AKIRA JIMBO(ds)BRIAN BROMBERG(b)OTMARO RUIZ(keys)
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TRAIN SIMULATOR

2006-01-19 00:51:56 | Weblog
こないだ大相撲マニアであるデーモン小暮閣下の大相撲解説がありましたが、ミュージシャンとしてその上を行く趣味人といえばご存知向谷実さんでしょう。テレビで見かけるときは大概ミュージシャンとしてではなく、明るい鉄道マニアの代表者(いわゆる鉄ヲタとは一線を隔してますよね)としてのご出演です。一時期はコンピューターミュージックのパイオニア的な存在でしたが、そのコンピューターの知識が趣味に向かったところに完成したのが「TRAIN SIMULATOR」シリーズです。

実は小生も今までちょこちょこそれらしきことを書いてきましたが、鉄道ファンです。(自ら鉄ヲタとは言いたくないですよね~)もちろん雑誌「鉄道ファン」の愛読者でもあります。(ちなみに向谷氏のBLOGに載ってる氏の写真は鉄道ファンのインタビュー記事で、トレシミュを熱く語っていた写真ですね)従って氏の「TRAIN SIMULATOR」シリーズもいくつか購入していて、1人遊んでおりました。ちゃんと本物の車輌形式に合わせたリアルな運転台デザインと運転方法、更にはそれぞれの車輌特性を再現する運転感覚など、向谷氏のこだわりが随所に見られる文字通りシミュレーターとして、立派な作品です。
笑ってしまうのが、最近のはどうだか知りませんが初期の作品ではナレーションも向谷氏自身。しっかり「出発進行!」とかうれしそうに言ってたりしてます。鉄道マニアの夢をかなえたとともに、シミュレーターというゲームジャンルを確立させたという実績においても、この「TRAIN SIMULATOR」、向谷氏の功績は大です。

ところでちょいと音楽ネタに話を戻して...もちろんBGMも全て向谷氏の曲。作品によってはCASIOPEAとしての演奏曲もあるようで。この「TRAIN SIMULATOR」シリーズのBGMを集めるだけでさぞかし立派なフュージョンアルバムができるんじゃないでしょうかね~。向谷氏のソロアルバムみたいな位置付けでいっぺんやってみて欲しい企画です。
ご承知のとおり、今や向谷氏の本業は音楽館(トレシミュ等の制作と録音スタジオ運営の会社です)の社長業であり、CASIOPEAのキーボーディストというのが副業みたいな状態です。

ちなみにフュージョン界には他にも鉄道マニアが多いようで、例えば難波弘之氏。向谷氏と共演したステージの楽屋では二人で鉄道談義に花が咲いていたそうな。全く何言ってるかわからんかったとはナルチョの感想。難波氏曰く「彼は鉄道を商売にしている!僕は純粋に鉄道ファンなんだ!」そうです。
それとSYNCHRONIZED DNAのDVDで図らずもカミングアウトしてしまった則竹裕之氏。まあ彼の場合、鉄道マニアとか鉄ヲタというレベルではなく、年を食った電車好きの子供みたいなものですから、同類とするのは酷だとは思いますけど。しかしドラムの神様だけでなく鉄ちゃんの神様もいるCASIOPEA、則竹さん居心地悪いわけがない!
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