YASSさんの新作「一歩」。
前作の「いいことあるさ」が2007年、その前の「ダレか胃薬クレ」が2002年…。ごくごくマイペースで制作活動を続ける大ベテラン。このテの音楽、すなわちフォーク?それともいわゆるニューミュージック?って、最近はほとんど聴くこともなくなりましたけど、なんやかんや言ってYASSさんのソロアルバムだけはこの30年近く欠かすことがなかったのです。
年を追うごとに、歌詞に深みが増しているというか…。とにかくYASSさんの書く歌詞が良い。歌詞に世界がある。歌詞に物語がある。聴き流してしまう音楽が多い中、メロディだけじゃなく一生懸命歌詞を聴いてしっかり受け止めようとしたい、小生にとって数少ない音楽なのです。もちろん小生自身も年取ったせいもあるんでしょうね、こういう心揺さぶる言葉ひとつひとつに対する感受性が以前にも増して高まっているというか、単にメンタル的に弱くなってきているのかね。そもそも歌詞に臆面もなく「青春」なんて言葉が出てくるのなんて、それこそ青春真っ只中の年頃にとっては赤面モノだったけどね。だけど、こんな年になってくると、例えば森田公一の「青春時代」の世界がようやく理解できるようになってきたのかな…と。当時はオッサンが何をまた青春などと恥ずかしい歌歌ってんだ、なんて反抗的な意識があった。これぞまさに青春時代の反抗心そのもの。若かったよな~。
話は逸れたけど、そう、YASSさんの世界って、小生が昔聴いた懐メロの描く世界を今に伝えているんだろうな。もちろん新曲ですから具体的に懐かしいわけじゃないんだけれど、懐かしさと青春の甘酸っぱさを憶える音楽。そこがまた別な意味で懐かしい?90年代からそれほど変わることがない小田さんの世界とも違うところだろうし、YASSさんの個性であり音楽的な趣向なんだろう。そして、年を追うごとにそんな世界にますます共感してしまう小生なのです。
おまけでBONUS TRACKとして入っているインスト「RUN FOR MAIN STREET」。
2分少々の小品ですがなかなかノリのいいフュージョンナンバーです。これはラジオのテーマ曲か何かなのかな?
一歩 / 鈴木康博
YASUHIRO SUZUKI(vo,g,keys)JUN SATO(keys)TAKAYUKI HIJIKATA(g)
前作の「いいことあるさ」が2007年、その前の「ダレか胃薬クレ」が2002年…。ごくごくマイペースで制作活動を続ける大ベテラン。このテの音楽、すなわちフォーク?それともいわゆるニューミュージック?って、最近はほとんど聴くこともなくなりましたけど、なんやかんや言ってYASSさんのソロアルバムだけはこの30年近く欠かすことがなかったのです。
年を追うごとに、歌詞に深みが増しているというか…。とにかくYASSさんの書く歌詞が良い。歌詞に世界がある。歌詞に物語がある。聴き流してしまう音楽が多い中、メロディだけじゃなく一生懸命歌詞を聴いてしっかり受け止めようとしたい、小生にとって数少ない音楽なのです。もちろん小生自身も年取ったせいもあるんでしょうね、こういう心揺さぶる言葉ひとつひとつに対する感受性が以前にも増して高まっているというか、単にメンタル的に弱くなってきているのかね。そもそも歌詞に臆面もなく「青春」なんて言葉が出てくるのなんて、それこそ青春真っ只中の年頃にとっては赤面モノだったけどね。だけど、こんな年になってくると、例えば森田公一の「青春時代」の世界がようやく理解できるようになってきたのかな…と。当時はオッサンが何をまた青春などと恥ずかしい歌歌ってんだ、なんて反抗的な意識があった。これぞまさに青春時代の反抗心そのもの。若かったよな~。
話は逸れたけど、そう、YASSさんの世界って、小生が昔聴いた懐メロの描く世界を今に伝えているんだろうな。もちろん新曲ですから具体的に懐かしいわけじゃないんだけれど、懐かしさと青春の甘酸っぱさを憶える音楽。そこがまた別な意味で懐かしい?90年代からそれほど変わることがない小田さんの世界とも違うところだろうし、YASSさんの個性であり音楽的な趣向なんだろう。そして、年を追うごとにそんな世界にますます共感してしまう小生なのです。
おまけでBONUS TRACKとして入っているインスト「RUN FOR MAIN STREET」。
2分少々の小品ですがなかなかノリのいいフュージョンナンバーです。これはラジオのテーマ曲か何かなのかな?
一歩 / 鈴木康博
YASUHIRO SUZUKI(vo,g,keys)JUN SATO(keys)TAKAYUKI HIJIKATA(g)