JIMSAKUネタ番外編、DVD作品「THE MINT SESSION」CASIOPEA WITH TETSUO SAKURAI/AKIRA JIMBOです。
これは1996~1997年頃だったと思いますが、パーフェクTVの番組「MINT CLUB」にCASIOPEAがゲストとして参加したものがDVD化されたものです。
そもそもこの番組ではJIMSAKUのお二人がホスト&ハウスバンドとして出演していて、多彩なゲストとセッションを繰り広げていたんですね。
当時はそんな番組があったというのは知ってはいたものの、そう簡単にCS放送を見られる時期でもなかったもので、見たくても見ることはかなわず、完全スルーだったものです。
でもこうして、DVDとして見ることができるのはありがたいですね。
で、何故この番組、しかもCASIOPEAがゲストだった放送がDVD化されたのか、ということですが...演奏そのものはCASIOPEA WITH 神保彰になってからのもので、7曲演奏されています。櫻井さんは数曲だけちょろっと参加しているだけですね。こう言っちゃなんですが、CASIOPEAのライブとしては量的にも物足りない内容。しかも櫻井さんの参加の仕方がヘン。はっきり言って完全に浮いてます。セッションプレーヤーとしての櫻井さんのセンスのなさ、みたいなものが露呈してしまっているようで、むしろ痛い演奏なのかも知れません。
そこで、収録時間の半分以上を占めるのがCASIOPEAとJIMSAKUのトーク。これが興味深い。のっけから司会者が「触れたくない過去には触れないように気をつけて...」と前置きしてますが、一応既に和解している両者、ほのぼのとしたトークが繰り広げられます。神保さんですら話に参加できない、まさにCASIOPEA結成前後の話、ナルチョとの出会い(デビューしたてのCASIOPEAをライブハウスのセッションにナルチョが誘ったことを、メンバー全員覚えてなかった、なんてのも笑えました)とかね、生きたCASIOPEAの歴史が詰まったトーク満載です。ナルチョが野呂氏からCASIOPEA加入の誘いがあったことを櫻井さんに相談したというようなエピソードもあったりして、とにかくこれらの貴重なトークを残したいがためにリリースされたんじゃないか、というようなDVDです。
この番組の収録は1997年8月ということです。既にJIMSAKUの活動が行き詰っていた時期であり、むしろJIMSAKU二人の間の空気の方が微妙だったかも知れません。櫻井さんばっかり喋っていて、神保さんほとんど黙ってましたしね。反対に、CASIOPEAで活き活きと演奏する神保さんに対し、本人も「この番組でこれほど演奏しないで見ていたの初めてだ...」と言っているほど存在が薄くなってしまった櫻井さん。「これだけ長い間、バンドとしての音をキチッと出し続けられるCASIOPEAって凄い」というような櫻井さんの言葉は、CASIOPEAとのセッションに入り込もうにも入り込めずに浮いてしまった寂しさを表現しているのかも知れません。
そんなところから、このビデオはライブビデオ、というよりもCASIOPEAとJIMSAKUの別れ道、そして今後を占うドキュメンタリー、という位置付けで見るほうが正しいのかも。
CASIOPEAというバンドを知識として知る上では必見のDVDだと思います。
これは1996~1997年頃だったと思いますが、パーフェクTVの番組「MINT CLUB」にCASIOPEAがゲストとして参加したものがDVD化されたものです。
そもそもこの番組ではJIMSAKUのお二人がホスト&ハウスバンドとして出演していて、多彩なゲストとセッションを繰り広げていたんですね。
当時はそんな番組があったというのは知ってはいたものの、そう簡単にCS放送を見られる時期でもなかったもので、見たくても見ることはかなわず、完全スルーだったものです。
でもこうして、DVDとして見ることができるのはありがたいですね。
で、何故この番組、しかもCASIOPEAがゲストだった放送がDVD化されたのか、ということですが...演奏そのものはCASIOPEA WITH 神保彰になってからのもので、7曲演奏されています。櫻井さんは数曲だけちょろっと参加しているだけですね。こう言っちゃなんですが、CASIOPEAのライブとしては量的にも物足りない内容。しかも櫻井さんの参加の仕方がヘン。はっきり言って完全に浮いてます。セッションプレーヤーとしての櫻井さんのセンスのなさ、みたいなものが露呈してしまっているようで、むしろ痛い演奏なのかも知れません。
そこで、収録時間の半分以上を占めるのがCASIOPEAとJIMSAKUのトーク。これが興味深い。のっけから司会者が「触れたくない過去には触れないように気をつけて...」と前置きしてますが、一応既に和解している両者、ほのぼのとしたトークが繰り広げられます。神保さんですら話に参加できない、まさにCASIOPEA結成前後の話、ナルチョとの出会い(デビューしたてのCASIOPEAをライブハウスのセッションにナルチョが誘ったことを、メンバー全員覚えてなかった、なんてのも笑えました)とかね、生きたCASIOPEAの歴史が詰まったトーク満載です。ナルチョが野呂氏からCASIOPEA加入の誘いがあったことを櫻井さんに相談したというようなエピソードもあったりして、とにかくこれらの貴重なトークを残したいがためにリリースされたんじゃないか、というようなDVDです。
この番組の収録は1997年8月ということです。既にJIMSAKUの活動が行き詰っていた時期であり、むしろJIMSAKU二人の間の空気の方が微妙だったかも知れません。櫻井さんばっかり喋っていて、神保さんほとんど黙ってましたしね。反対に、CASIOPEAで活き活きと演奏する神保さんに対し、本人も「この番組でこれほど演奏しないで見ていたの初めてだ...」と言っているほど存在が薄くなってしまった櫻井さん。「これだけ長い間、バンドとしての音をキチッと出し続けられるCASIOPEAって凄い」というような櫻井さんの言葉は、CASIOPEAとのセッションに入り込もうにも入り込めずに浮いてしまった寂しさを表現しているのかも知れません。
そんなところから、このビデオはライブビデオ、というよりもCASIOPEAとJIMSAKUの別れ道、そして今後を占うドキュメンタリー、という位置付けで見るほうが正しいのかも。
CASIOPEAというバンドを知識として知る上では必見のDVDだと思います。