TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

K2C SUNSHINE BAND 1

2008-08-31 00:43:41 | AORとか
行ってきました。MOTION BLUEのK2C SUNSHINE BAND。

思えば20年前、米米のコンサートのチケットを取ろうとしたものの、発売と同時に瞬殺されてしまったこともありました。好きだったな~、米米CLUB。以前も書いたと思いますけど、文字通り楽しみながら音楽をやる、というコンセプトは理想的でもありました。それがあまりにメジャーになりすぎて、主要メンバーも抜け…ということにもなり、その時点で米米は終わっていたんです。ところが突然の再結成、しかも主要メンバーが復帰して、さらに林部さんまで正式メンバーになって…そして更に新たな活動が始まったのが、このK2C SUNSHINE BAND。
正直、今米米のコンサートに行きたいかと言われれば、さすがにそれはありませんけど、同じメンバーでこういう大人が大喜びする音楽を演ってくれる。20年の時を経て、ベストメンバーで身の丈に合った音楽をやってくれる米米CLUBとして帰ってきてくれた、なんかそんな不思議な縁のようなものを感じます。結局米米はカールスモーキー石井あっての人気なんでしょうけどね、本当に「音楽」を支えているこの人達がいるからこそ米米なんです。そんなこんなで涙が出るくらいに「楽しめた」ライブでした。

しかし今までテレビとかビデオでしか見たことのない人達がすぐ目の前にいるって、ちょっとした感動ですよね。得能さんは思いのほかよく喋るし、大久保さんは沼澤尚の顔を長くしたような雰囲気になっていて最高にカッコイイ。マリさんもパーカショニストとして活き活きとしてましたし、林部さんは米米で見るよりも実は落ち着いていてベテランの風格さえ漂ってます。金子さんは完全にキーボーディストに徹していて、NORDから出すエレピ系の音は全身の力が抜けてしまうくらいえがったですし、特に坂口さんのドラム、今回はタム×1とフロアタム×1のスーパーベーシックなセッッティングでしたけど、やはりどんなセッティングでもやはり坂口サウンドは健在。今までに散々テレビやビデオで見てきたドラムのキメの音、やっぱりライブでも全然変わらね~なんて感動。ドラムの音を口づさみながら叩いてるのもやっぱりビデオで見るのとおんなじだ~なんてね。そんな感じで子供のように嬉しくなってしまっていた小生であります。

それでもやはり客層はほぼ9割方女性ばかり。う~ん男性客、しかもお1人様は…。意識しちゃうとちょいと肩身が狭い気もしますが、純粋に音楽が聴きたいんですからそこは開き直って。でも我々世代が狂喜乱舞してしまうようなこの選曲、別に女性客向けということでもないですから、もっと男性が聴きにいっても全然おかしくないですよ。まあそこがどうしても米米のファン層の偏りによるところなんでしょうけど、米米とは全く違うコンセプトのこのバンド、もっと男性客にも来て欲しいし、そうあって然るべきとも思います。

どんな曲をやったかは、まだ明日もありますんで次回に。
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油揚げ芸人

2008-08-30 00:00:00 | Weblog
こないだの「アメトーーク!」、(昨日じゃなくて先週でっせ。相変わらず書くタイミング逃しとるな)「油揚げ芸人」というかなりキッツイ企画でした。こういう親近感のあるコアなネタって結構好きなんですけどね、今回はちょっとベタすぎでした。だって、好きな油揚げ料理に出てくるのが「きつねうどん」「いなり寿司」とか。これは芸人さんの答えとしてはあまりにあたりまえすぎ。大体「きつね」系の油揚げって結局甘く濃く味付けしてますから、本来の油揚げの味とはちょっと違う。本当の意味での油揚げ好きの答えじゃないと思う。

小生的に、なんでこれが出てこないんかな~と思うのが、「きざみうどん」。うどんに、きつねみたいに味付けはしてない普通のお揚げさんをきざんで散らしただけのものです。でもこれが旨いんだな~。お揚げさん本来のちょっと油っぽい味に、うどんの出し汁を吸ったのがまた絶妙なコクがあって。多分これも関西独特のものだと思う。これを初めて食ったのは大阪駅の環状線ホームの立ち食い。天かすを好きなだけ入れながら喰ったときは感動しましたよ。今でも家でうどんを茹でて食うときは専ら「きざみ」。油揚げ芸人がこのネタに触れないのは絶対おかしい。
それとも一つ小生的に取り上げて欲しいのは「ちゃんこ鍋」に浮かぶ油揚げ。これは絶品です。ちゃんこ鍋って出汁と油揚げだけありゃそれでもいいくらい。ちゃんこの主役は肉でも野菜でもなく、油揚げであることは間違いありません。ウチでちゃんこやるときは油揚げは大量に用意しとかないと…みんな大好き、まず最初になくなるのが油揚げ。これと同じような立ち位置としては、おでんのもち巾着なんてのもあって、これまた素晴らしい素材ですが…これにも一切触れてくれなかったな~。
でもやっぱり、普通に網でちょっと焦げ目が付くくらいにそのまんま焼いて、味の素と醤油をぶっかけて喰うのが最高です。小生これなら油揚げ1枚でごはん2杯は普通にいけます。
つまりはきつねみたいな甘い味ではなくて、醤油ベースの味がしみこんだ油揚げが本当は一番旨い、ということになるんだろうと思う。

結局このアメトーーク、こういう拡がりがなくて、ぐだぐだに終始していたんで見ていて消化不良。てなわけでこの場を借りて油揚げを語らせてもらいました。
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BILLBOARD JAPAN TOP JAZZ ALBUMS

2008-08-29 00:15:28 | Weblog
なんてチャートが昨日から提供開始されたそうで。
ジャズ系ではHMVのチャートなんか見ててもなんかこう、も一つピンと来なかったんだけど、このチャート見ると「ぐっすり眠れるジャズ」なんて企画モノみたいなんも入ってるんでむしろリアルっぽいです。普通に日本国内で売れてるジャズアルバム(というか多分フュージョンも同じカテゴリに入ってるようですから)のチャートって今まであったのかどうかよくわかんないけど、一応「BILLBOARD」ブランドですからそれなりに実態を反映しているんでしょうね。時々思い出したようにチェックしてみよう。

http://www.billboard-japan.com/top_06.html

ちなみに9/1付チャートの一位は…さすがというか当然というかやっぱりというかS.M.V.の「THUNDER」です。でもその他のって、上原ひろみくらいしか知らんな~。やっぱりこういうの時々チェックしていないと、知ることができないことっていろいろありそうですな。
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北京的太鼓

2008-08-28 00:43:44 | Weblog
関係ないけど「北京的西瓜」という大林監督の映画があったな~。結局天安門事件で未完成のまま公開されるといういわくが付いてしまったけど…。

高知旅行がどうのこうのなどとだらだら書いているうちにもう8月も末。いつの間にやら北京オリンピックも終わっていたのであります。とくにこれといった興味はオリンピックにはなかったんですけど、たまたま家族が見ていたんで閉会式をちょこっと見てしまいました。

長野五輪閉会式にAGHARTAが出てきてみんなが踊りまくったように、閉会式って全てを終えてのホッとした感が式典全体から溢れ出てくるんですよね。そんな気分って、我々一般人でも日常の中に普通にありうることですから、緊張感漂う開会式や競技とは違う、共有感みたいなものが画面と観てる側とに生まれるんでしょう、画面に向かってお疲れ様と言ってしまいたくなるものです。

今回の閉会式のコンセプトは「お祭り騒ぎ」ということのようで、いろんな太鼓から繰り出すビートに乗って、出場者が思い思いのお祭り騒ぎを楽しもうということのようで。
アトラクションの出演者がいろんな太鼓を叩いてビートを繰り出す。いわば会場全体がパーカッションバトルみたいな雰囲気で、打楽器派の小生にとってはなかなか楽しめるものでした。民族楽器っぽい太鼓もあれば、鼓笛隊のタムタムのような太鼓、果ては忍者の大凧のようなどでかい太鼓が宙を舞い、人がそこに張り付いてその太鼓を叩いているなんて演出もあったりして、それはそれで笑えましたけどね。まあ実際に叩いているかどうかはともかくとして…というか叩いているように見えなかったのが正直なとこなんですけど別に叩いてなくってもいいんですけどね、演出ですから…。開会式の口パクが話題になりましたけど、そんなのテレビとか下手すりゃコンサートなんかでもまかり通っていた「演出」ですからそれはそれということでいいんじゃないすか。

で、話を戻しましてその太鼓の競演、途中からいつの間にやら中央ステージの真ん中にドラムセットが二つ現れました。うぉ、これは著名なドラマーが出てきてすんごいドラミングを披露してくれるんかいな、と思わず期待が高まります。と、画面に映ったのを見ると、幼児くらいの子供がドラムセットに陣取り、やたら長いスティックをビートに合わせて振っています。うぉ、これは四千年だか五千年の歴史のある中国のこと、この子らが雑技団のような超絶曲芸ドラミングを見せてくれるんかいな!と更に期待が高まったんですが…。画面を見てる限りドラムを叩いている様子は全くなし。その後一瞬ながらも何度か画面に出てくるんですけど、相変わらずスティック振り回してるだけで、やっぱり叩く様子なし。
ナニソレ。
これっていわゆる肩透かしってやつですか。
せっかくいい気分で見てたんですけど、なんかこれがどうも気になっちゃって途中でテレビを消してしまいました。いや、画面に映ってないとこ、もしくは消した後になんかやってくれたんだったら申し訳ないんですけど、これは残念、がっかりでした。
結局あのドラムセットはただの置物だったんかな~。全体の演出の中であのドラムセットだけもの凄い異質に感じたンで、こりゃ絶対何かあると思ったんですけどね、まあそんな見方してる人はほとんどいないんでしょうけど、”多分”打楽器好きの人が見てたら小生同様めっちゃ期待したと思うんですけどね。そんな尻切れ気分が残念だった北京の太鼓の競演でした。

何にしても北京オリンピック、必要以上に国家という重い荷物を背負わされての戦いを終えた出場者の皆さんにはメダル云々は別にして、お疲れ様でした。
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ムーンライト高知

2008-08-26 00:59:17 | 旅行記
ようやく乗り鉄の旅二日目(8/17)の最後です。

後免から高知に戻り、駅前のコンビニで飲み物その他を調達して再び高知駅ホームに。
機回しもあるから結構早めに入線しているだろうなと思ってたら案の定、22時半には機回しも終わった状態で入線してました。最後の行程、臨時快速「ムーンライト高知」。これで夜を徹して京都に向かおうというというのがこの一人旅の最後の行程。

今や希少価値となってしまった客車列車であり、臨時とはいえ夜行列車。12系でしかも特別仕様に改造されたグリーン車に乗ります。こんな列車に乗れるのももう最後かも知れません。
車内に入ってみると座席は3列グリーン車仕様で足置きや毛布なんかも用意されているし、1列側座席なんて窓一つに1座席。改造する前は4人座っていたいたスペースに1人だけなんですからね、贅沢なもんです。(それを7時間余り楽しめてこれで特別料金は1,900円ですから普通に考えればかなりお得かも!)ただ座席横に取り付けられた読書灯がなんともレトロチックで昭和の香りがぷんぷん。なんかつい最近のことのような気もするけど、このような仕様に改造されたのも既に20年以上前ですからね。そりゃ当時最新の設備であっても古ぼけるのは当然ですな。エアコンの音はこんなにうるさかったかな?と思うくらいうるさいし、しかもやたら冷えるし。最近の車両と違い細かい温度調節が効かないんでしょうな。後免までの道のりでひどい汗をかいたのが未だ乾かず、冷えること冷えること。我慢できずに着替えた上に、こんなこともあろうかと用意しておいた長袖シャツを速攻で羽織って更に毛布を被りましたわ。とはいえそこは昭和44年製の車両。むしろそんな不器用さが、なんとも車両の古さを実感させてくれたりして、それがまた鉄の琴線に触れるところでもある訳です。でもそれが故に時代遅れとなってしまい、夜行列車の衰退に繋がっているというのも事実。そもそも鉄道趣味というのは時代に逆行する懐古趣味という面が多分にあるわけで、最新のものより古いものを求めてしまうものなんです。故に最新車両よりは古い車両を追っかける。でもその最新車両の先が見えた頃にはそれをまた追っかけるという繰り返しだったりするものです…。

で、話を元に戻して「ムーンライト高知」、雨の降る夜中の四国を走り続けます。昼間だったら大歩危の峡谷の景色なんかも楽しめるんでしょうけど、当然闇の中。これ以上ない闇の中を運転する運転士さんも大変だろうな~なんて思いつつ、うとうとしながら気がつくと多度津。ここで松山からの「ムーンライト松山」が連結されるはず…。そこでふと思ったのが、客車同士を連結するのって…どうするんだろ?電車とかならそのまんま後にガッシャンコすればお終いだけど、客車でそれやったら機関車挟まれちゃうし。こうして鉄を何十年とやってますけど、実は盲点だったな~。多度津停車中にそんなことを考えてたら、隣のホームに「ムーンライト松山」がやってきました。客扱いはないので乗客が乗降することはありませんが、車掌さんや駅の係員の人達がホームの上を慌しくあっち行ったりこっち行ったり、文字通り走り回ってます。すると「ムーンライト松山」が先に発車して行きました…。実際見てないんですけど、恐らくこういうことなんでしょう。高知の機関車が外されてどっかに引き上げた後、出発して行った松山編成が高知編成の前に引き上げ、バックしてそのまんま連結…と。しかし連結時の衝撃は全くなかったですからね、見事なものです。機関車含めて4両も後で連結ですから当然運転士には連結箇所は全く見えていないのにもかかわらず…です。まさに職人技。客車列車が希少となったこのご時世、まだこんな技を持ってる運転士がいるって凄いな~と感心。当然、連結箇所のスタッフも綿密に連絡を取り合いながらやってるんでしょうけど。それにしても恐らく両方の列車合わせて200人にも満たないような列車を運行するのにもこれだけ何人ものスタッフのご苦労がある訳ですから…そりゃこの合理化の時代、夜行列車は鉄道会社側からもお荷物になるのも納得できるというもの。深夜に1本だか2本だか発着する列車のためだけに駅を開けておかなきゃならない駅側にとっても…です。

…なんか夜行列車運行の限界のようなものを思い知った気分になりながらも列車は瀬戸大橋を渡り、岡山、そして姫路と停車して行きます。というか小生ようやく完全に睡眠モードに入っておりましたが。気がつけば三宮。日付は8/18月曜日ということで、もう街は夏休みモードが終わり、朝も早ようから通勤モードがぼちぼち始まってました。小生この日は休みをとっていたのでそんな駅の表情を見ながら、ちょっとした優越感に浸ったりして。ありますよね、そうゆうの。世間が働いてるときに休む気分って。
6:44定刻どおり京都着。これで小生の夏休み一人旅はお終い。

京都駅前京都タワーの地下浴場で汗を洗った後は、大阪帰りしているカミさん達と合流に向かった次第です。ちなみに京都タワーの浴場…ホントただの銭湯です。タオル付とはいえあれで750円はちと高くないかい?
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ながおか温泉

2008-08-24 23:13:40 | 旅行記
しつこく乗り鉄の旅二日目(8/17)の続きです。

後免方面行の次の列車が1時間後という状況に、仕方なく特急を選択。
これなら30分ほど稼げる。

ということで向かったのが後免。目的は「ながおか温泉」というこれまた日帰り温泉施設です。今までも散々書いてますが、小生の旅行はそのほとんどが列車に乗っているか温泉に入っているかのどっちかなんですね。高知での最初で最後の?メーンイベントです。

後免駅を降りたのは既に時刻は19時近く。あたりはかなり暗くなってます。地図で見る限り駅から道をまっすぐ行けばまあ15分くらいで着けるかな~なんて思ってましたが、これがまた意外と遠い。更にその道路というのが…最初は歩道と車線のある普通の道路だったんですがだんだんと細くなっていきます。左手にはやけに墓石が大きい墓地と右手には廃校かと思うような寂れた雰囲気の学校の横を通り抜けると車線すらない狭い一本道に。もうほとんど車一台が通れるくらいまでに狭くなると、右手には屋根が崩れてガラスが粉々になったような廃屋が連なります…。さび付いたブリキの看板に(金鳥かボンカレーなのか)描かれた顔はネガフィルムのように反転した状態でこちらを見つめてるんです…正直怖い…。最近のホラーゲームの場面設定ってこんな感じじゃないですかね…。街灯もほとんどありません。気をつけないと横の用水路に足を踏み外しそうです。そんな寂しい通りを抜けると田んぼが広がり、またちょっと道が広くなります。その田んぼにちょっと突き出して何やらほこらのようなものがあったりするんですが。とにかくいろんな意味で汗びっちゃりになりながらもひたすら進んでいくと、ようやく右手方向に明るい光が。これだけ寂しいところからそんな灯りを見ると心の底から救われた気分になりますよね。

で、ようやく到着した「ながおか温泉」。なんでこんな寂しいところ(地元の人ゴメンナサイ)にこんな立派な施設があるのか摩訶不思議なんですが、素晴らしい施設です。綺麗だし、温泉も入るとすぐに肌がつるっつるになったりして、今回の旅行では一番温泉らしかったですな。あんだけ汗もかいたんで、気持ちよさもひとしお。ああ来てよかったと思う瞬間です。
もちろん食事もここで。朝からロクなもの喰ってないんで、この施設にある「くろしお亭」で土佐名物カツオのタタキとやらを喰ってビール飲んだろと心に決めておりました。
しかし…カツオ関係の料理は全て売り切れ。おすすめ料理を書いた紙のカツオコーナーに全てバッテンがついてるのを見たときはのけぞりましたよ、マジで。やっぱりツイてない高知での一日に駄目押しされた小生であります。ガックシ。

結局カツオは喰えなかったけど、心の底からほっこりさせてもらったら、もう時間は21時をまわった頃。さてそろそろ戻らなきゃならない。正直あの道をまた、しかも真っ暗な中を帰らなきゃならんと思うとゾッとするんですが、勇気を振り絞って。

後免駅に向かう途中もいろいろありましたね。温泉の近くにある酒屋に救急車が来ていて(写真の隅っこに赤色灯が写ってるんですけどわかんないだろうな)爺さんが暴れてたかなんかで救急隊員になだめられてたり、何故か田んぼのほこらのところにパトカー2台停まっていて、そのほこらの前に置いてある自転車を3~4人がかりで写真撮ったりして調べてましたしね。盗難自転車を調べてるにはやけに大掛かりな気も。何かあったんでしょうかね。で、件の廃屋前を抜けたあたりで正面から来た車が何故かきびすを返すようにUターンしていったり…どうもパトカーの赤色灯にそこで気がついたようなのですが。そんなこんなで用水路に足を踏み外さぬよう気をつけながら20分近く歩いて、駅に着く頃には再び汗びっちゃり。ビールが仇になってしまったか。う~んなんのために温泉行ったんだかな~。勿体無い。それにしても駅から1kmちょっとくらいの距離と思ってましたけど、絶対2kmくらいはあるな。

「ながおか温泉」ホントいいところでオススメなんですが、やっぱりこういう暑い時期の夜に駅から歩いて行くもんじゃないようですね…。(ていうか普段駅から歩って来る人ってほどんどいないんでしょうけど)いい季節の昼間なら恐らくカツオも喰えるし、併設しているトレーニングプールなんかも利用できるでしょうから、そんな時期を狙って、是非に。

21:43発の列車で高知に戻ります。
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高知でのぐだぐだ

2008-08-23 23:27:20 | 旅行記
乗り鉄の旅二日目(8/17)の続きです。
高知に到着。なんとも不可思議な形した駅です。半年くらい前に開業したばかりという新しい駅舎。まるでドーム球場みたいな屋根の裏側は板張り。しかもターミナル駅であるにもかかわらずホームも4番線までしかない、いたってシンプルな機能重視の作りです。もうちょっと昔ながらのひなびた雰囲気を期待してしまうのは旅行者のエゴなんでしょうな。(写真:それにしても高架の駅で、ホームにいる人が外からこれだけよく見える駅ってのもあんまり見たことがないな。)

ということでせっかく高知まで来たんだから列車に乗ってばかりじゃなくてちっとは観光も…なんて思いきや、全くの無計画が仇になっちゃいました。高知では結局何しに行ったのかよくわからんぐだぐだ道中に。
まずは桂浜にでも行ってみようとバス乗り場へ。見ると「桂浜行」のバスが停まってるじゃないですか。あわてて走り出したものの無情にもドアが閉まって出発。ん~次は何分だ?とその停まっていた乗り場の時刻表見てもそれらしいのが見当たらない。はて?ふと気が付くと向こ~うの方のバス乗り場にまたそのバスが停まってる。…と思ったらすぐに出発してしまい、目の前を通過するバスを見送ったのでありました。しかし旅行に出ると毎度のことながらバス乗り場の不親切さには腹が立ちますね。主だった観光地行のバス乗り場をまとめて表示するような掲示があってもいいと思うんですけど。
しゃあないんで観光案内所でガイドをもらうと、桂浜へのバスははりまや橋南バス停からが便利です、とある。それじゃということで、土佐電鉄乗りついでではりまや橋に。しかし…はりまや橋南のバス停の時刻表を見たら次のバスは40分後。既に時計は15時半を回っており、ちいとも便利じゃないやんとツッコミながら桂浜はあきらめたのでした。それにしても意外と桂浜って高知駅より遠いんですね。駅から数キロくらいかと思ってたら10キロ以上あったとは。
仕方なく高知城の方に向かってとぼとぼと歩き出し、途中「ひろめ市場」なるところに立寄ります。市場といいつつも、市場のある居酒屋みたいな雰囲気です。売ってるものを肴にあっちこっちで昼間から酒盛りしてます。観光客目当ての市場というより地元の屋台村みたいな存在なんでしょうか。とりあえずぶらぶらしながら土産を物色。やはり土佐といえばカツオのたたきでしょ!というベタな土産を実家に送る手配をして高知城へ。
せっかくなので城に登って景色でも見ようかと思いきや、案内板を見ると受付は16:30まで。時計を見ると既に16:30を回ってます。う~む今日はとことんついてないなあ~。ということで振り出しに戻る。

高知駅に戻り、次は後免に向かう計画。でもその前に土産物店で子供の土産とかいろいろと物色。小生土産物選びってめちゃくちゃ苦手なんですわ、優柔不断なもので。さんざん悩んでやっとこさ土産買ってコインロッカーにぶち込んで、さあ後免に向かいます…。時刻は17:50。さて次の後免方面の列車は…げっ~!1時間後かいな。
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予土線~しまんとグリーンライン

2008-08-22 00:11:31 | 旅行記
乗り鉄の旅二日目(8/17)、続いてはこれもメーンイベントの一つ、予土線乗車です。
まず最初に乗ったのが宇和島発9:37の窪川行。キハ32の単行ワンマン列車です。
いや~おっそいですね。車両後の窓から線路を眺めてると、見るからに一生懸命山を登っているのがわかります。クネクネと曲がりまくってる線路にその高低が見て取れます。これぞ山岳路線の醍醐味。

途中松丸駅で下車。目的は…駅舎併設の温泉です。いやこういっちゃなんですが、山の中の一つの駅でしかない松丸駅ですけど、駅舎自体が「松野町ふれあい交流館」という施設と「森の国ぽっぽ温泉」という温泉が一緒になった立派な施設なんです。この日は風鈴をこれでもかというくらいにぶら下げてあって、うるさいくらいの涼しげな音を奏でていました。そしてホームの脇には四万十川の支流である広見川が流れ、対岸にはこれまた立派な道の駅も。
雨がパラつく中、川岸に下りてみるとなんだかわかんないけどちっさい魚がうじゃうじゃ。道の駅では釣竿を貸してくれて釣まで楽しめるというちょっとした天然釣堀だったりするわけで。これで天気がよかったら、暑いけど涼しげな川のせせらぎが最高に気持ちいいんだろうな~。
そして「森の国ぽっぱ温泉」、それほど広くはないけれど、川のせせらぎを聞きながら入る露天風呂はなかなか美味であります。それほど熱くなくってゆっくりできるし、なんでも酒を造るのに使っていたという大きな桶風呂がまた気持ちいい。腰を据えて入るほどの規模ではないけれど、こうして立ち寄るには丁度いい感じです。

ちょいとぶらぶらして、温泉に入ったらもう次の列車の時間。そうです、次に乗るのは「四万十トロッコ2号」。これで窪川に向かいます。ところでこの「四万十トロッコ」、ついさっき予讃線で乗ったキハ185の普通列車に回送扱いでくっついていた、キハ185(オリジナル塗色)&キクハ32のトロッコ列車でした。てっきりキハ54&貨車改造のトロッコ車両と思ってたのでちとびっくり。(後で気付きましたがキハ54の方は「清流しまんと」と名称が違ったんですね…。)乗ってみると肝心のトロッコ車両の方はガラガラ。車掌さんに聞いてみたら江川崎で団体さんが乗ってくるのでそれまでは空いているとのこと。それじゃたった10数分のことではありますが、せっかくなんで料金を払ってトロッコ車両に移動した次第です。そのころには天気も良くなり、まさに四万十川の空気を感じながらのトロッコ列車の旅(写真)。これは最高に気持ちよかった。来て良かったと実感した瞬間でした。ホント10数分のことでしたけど、極上の時間でしたね…。
江川崎からはキハ185の車内に移動。もちろん特急車両ですから、座席は楽だし窓も広いし、それはそれで気持ちのいいスペース。窓の外は四万十の清流が右に左にといろいろな表情を見せてくれます。冷房の効いた車内でそんな景色を眺めるのもそれはそれでオツなもの。ホント乗るだけで価値のある列車でした。
しかしトロッコ車両に乗れるのは土佐大正まで。どうもそこからはスピードアップするのでトロッコは乗車不可となるようです。あの団体さんがこちらの車両に来たらえらい混雑になるな~とビビってたら、ほとんどが土佐大正で降りてしまいました。意外にも旅行者というよりも地元の方が多かったようですね。大混雑の心配は杞憂でした。

そんなこんなで窪川到着。トロッコ列車に後ろ髪を引かれながらも、特急に乗り換えて高知に向かいます…。しかしこの日は8/17、お盆休みの最終日。上り列車はヤバそうだな~と思ってたら今度は予想通り。特急南風20号の自由席は立ち客もちらほら。しょうがないんで覚悟を決めて運転席後のデッキでかぶりつきを高知まで楽しんだ次第です。(ころんでもただでは起きない!)ま、たかだか1時間くらいですから、毎日の通勤とそれほど変わらないンですけどね。
でもおかげでこの日も昼飯食いそびれた…。
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松山→宇和島

2008-08-21 00:07:37 | 旅行記
乗り鉄の旅二日目(8/17)は、松山発6:27の内子経由八幡浜行普通列車から。
神保さんの真似して起きぬけに明治のLG21をぐいっとやってから6時にはホテルをチェックアウト。松山駅に向かいます。

既に入線していた6:27発の列車627D、こいつは秋には引退予定のキハ58形の充当列車なんです。しかも引退を前にいわゆる国鉄色に塗装を塗り替えられたモノ。ちなみにこのキハ58 293、昭和38年製造の車両。小生よりも年食ってはります。平成1桁の頃は日本全国どこでも当たり前のように見られたごくごく一般的な車両なんですが、今や風前の灯火。0系同様これも乗るのは最後になるかもしれない。
…天気予報は午後から雨というはずだったんですけど、この列車に乗ったころから雨が降り始め、しばらくするうちに本格的な降りに。あぁ先が思いやられる。
しばし昔ながらのディーゼルエンジン音と細かい振動を堪能しつつ伊予大洲到着。実はこの列車の先を走る列車(松山発6:06宇和島行)にどういうわけかここで接続。キハ185系だったら乗り換えよ~と思ってたら、案の定そうだったんで、ここでキハ58とわかれいそいそと乗り換え。ちなみにこの列車、本来はキハ185の2両編成なんですが、前2両にトロッコ列車が回送扱いで連結されていました…実はその後このトロッコ列車に乗ることになるのですが、この時点では小生気付いておりませぬ。
ところでこのキハ185系3000番台ってやつも不思議な存在です。国鉄末期に製造されて経営資源の少なかった四国会社に投入されたものの結局後継車両の投入により邪魔になってしまい、普通列車用に格下げ。そんなもんだから座席は特急時代のリクライニングシートを向かい合わせにして固定しただけのもの。ロングシートばっかりの首都圏の車両のユーザーから見ればなんとも贅沢な…。だけどちょっと寂しげな車両です。
八幡浜に到着。ここで再び先ほどのキハ58の627Dに接続待ち。わけのわからんダイヤですね。20分以上も先行している列車が2回も追いつかれるんですから。
小生ここで再び下車。到着したキハ58の2度目の撮影タイムです…。

・徹底的にトイレのない車両
この2列車に乗って気が付いたんですが、変な話いずれの車両もトイレが撤去されてます。もともと四国の普通列車用の車両にはトイレがついてないというのは知る人ゾ知るところですが、元々トイレが付いていたキハ58やキハ185ですら、あえて撤去しちゃってるんですね。徹底してます。まあ、その代わりと言ってはなんですが、主要な駅のトイレは結構ちゃんと整備されているように見えます。(もちろん入ったわけじゃないので外見だけでの判断ですけど)今回はなんとか大丈夫でしたけど、腹を壊しやすい小生にとってはあまり長距離は乗りたくはないな~。

八幡浜からは特急に乗り換え、宇和島に到着。これから予土線から四万十川の風景を味わう行程です。
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尾道→松山

2008-08-20 00:58:26 | 旅行記
乗り鉄に徹した15,16の二日間、まずは一日目。
のぞみで岡山に向かい、メーンイベントとしてまずは0系新幹線に乗ったのは先日書いたところ。
0系新幹線は岡山から三原まで乗り、そのまますぐに山陽本線を引き返して尾道へ。

びっくりしましたね~、尾道駅前。多分今回が4回目くらいの訪問ですが、いつのまにやらこんなに近代的になっていたとは。(写真)そして反面アーケード街の寂れよう。そう、大林映画尾道三部作の頃はもっとひなびた感じで、アーケード街ももっと活気があったような…。こうして駅前が近代化してしまうと、その落差に愕然としてしまいます。それでも歩いていると所々にある映画のロケに使われた場所、昔と変わらずに残っているところもあれば、前来た時にはあったんだけどな~更地になってるな~なんて場所もある。実際に大林映画を見てロケ地めぐりをしたなんてのも既に20年以上前。記憶も薄れているのも事実。ホントはもっと本格的に歩きたかったんですけど、ちょっと勿体無かったかな。
ちなみに最近できた、「おのみち映画資料館」。せっかくなので立ち寄ってみましたが、この資料館の中心は小津安二郎と新藤兼人。う~んもちろんこのお二方も尾道に縁のある方とはいえ、ちょいと対象年齢層高すぎかな?他の来館者もぶちくさ言ってましたが、大林作品には「全く」触れられていません。なんかあったんでしょうかね~。多分大林映画が関係する年齢層は30代後半から40代くらい。更に若い世代だと…小津安二郎とか言っても全く知らないんだろうな。そんな意味で、ちょっと偏りすぎな気もする。

さて、せっかくなので尾道ラーメンでも食って…と思いつつも電車の時間までもう30分を切ってしまったんで今回はあきらめ。小生以前30分くらいならメシくらい食えるだろうと思って店に入ってえらい目にあったものでそのトラウマからか、メシ食うのは30分以上時間があるときだけと決めているもので、1日目から早速昼飯完全抜きの行程となってしまいました。

次に向かうは松山。尾道から今度は岡山に戻り、特急しおかぜで松山に向かいます。そこの車内でようやく昼飯兼晩飯。そいでもコンビニ弁当みたいなおにぎり弁当だったんですけどね。

松山到着はもう22時半過ぎ。
速攻で、松山駅前にある「キスケBOX」とやらの中にある「キスケの湯」という温泉に。
まあ、この「キスケBOX」というのがパチンコ、雀荘、カラオケにボーリング、ゲームセンターまで完備した結構大きなアミューズメント施設。若干危惧はしてましたけど…やっぱり場所がいいせいかもう23時をまわろうとしているのに結構込み合っていて、なんかどうも落ち着かない風呂でした。一応松山の温泉だし…と思いつつもお湯には温泉らしさがあんまり感じられないし…。まあジェットバスのバリエーションは凄かったですけどね。でもホテル宿泊者割引で銭湯並の入場料でしたから、それはそれで良しとするか。というか値段に比べれば素晴らしい施設だとも言えます。

…ホテルに戻ってビール飲んで寝たのはもう1時過ぎ。
翌日は5時半起きですんで、完全な寝不足だな。
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