TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

CEREMONY OF INNOCENCE / A CASE OF RIGHT OR WRONG

2005-04-29 01:29:08 | TOTO&FUSION
CEREMONY OF INNOCENCE / RADIOACTIVE

10.A CASE OF RIGHT OR WRONG

FEE WAYBILL/KRISTOFFER LAGERSTROM(vo)JEFF PORCARO(ds)MIKE PORCARO(b)TOMMY DENANDER(g)
DAVID PAICH/MATS OLAUSSON(keys)STEVE PORCARO(programming)

TOMMY DENANDERとFEE WAYBILLによるこの曲、WAYBILLのボーカルをフィーチャーしたいわゆるノリノリのロックンロールです。しかもバックにはTOTOの皆さんまた勢ぞろいです。
ここでポイントはFEE WAYBILL。この人もいわばTOTO一派なのはご承知の通りでしょう。「KINGDOM OF DESIRE」収録の「NEVER ENOUGH」、「TAMBU」の「TIME IS THE ENEMY」など、そして更にはSTEVE LUKATHER=LOS LOBOTOMYS「CANDYMAN」収録曲の半分近くはLUKATHER、DAVID GARFIELDとWAYBILLの共作です。元々TUBESなるバンドのボーカリストでもあり、ちょうどその頃にはLUKATHERの協力によるソロアルバムを発表したりしていた、LUKATHERのダチなんですね。名前は知ってましたが、声を聴いたのはこの曲が実は初めてです。ちょっとHUEY LEWISのキーを上げた感じの声質でしょうか。
ついでにこの曲のシンセソロはやっぱりDAVID PAICHではなく、MATS OLAUSSON。YNGWIE MALMSTEEN バンドのメンバーです。
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CEREMONY OF INNOCENCE / HAUNT ME TONIGHT

2005-04-28 01:07:48 | TOTO&FUSION
CEREMONY OF INNOCENCE / RADIOACTIVE

9.HAUNT ME TONIGHT

GEIR RONNING/JANEY CLEWER(vo)BRUCE GAITSCH(g,keys)TOMMY DENANDER(g)

前曲「LIQUID」がひきずる余韻に、暗く淫靡な雰囲気を漂わせるシンセとシンセベースの音が絡みます。陰鬱なアコギの音に緊張感が高まり始まるのがこの「HAUNT ME TONIGHT」。これまではTOTOメンバーを中心にした編成でしたが、この曲は BRUCE GAITSCH & JANEY CLEWER 夫妻が大フィーチャーされてます。

ちなみに私はBRUCE GAITSCHの音楽そのもの、ソロアルバムやKING OF HEARTSは聴いたことがないのでただのイメージだけなんですけど、なんとなくBRUCE GAITSCHといえばこういう陰鬱で様式美にこだわった音楽性、この曲はそれが良く表れているんじゃないかと思います。JANEY CLEWERのコーラスもGHOSTLY VOCALなんて表現されてますけど、確かに陰鬱な雰囲気を更に奥深いものにしています。

ところで曲はRICHARD MARX、BRUCE GAITSCH、そしてFEE WAYBILLによるもの。このアルバムで唯一TOMMY DENANDER本人が曲作りに関わっていません。それだけBRUCE GAITSCHに対する尊敬の念が表れているのかも知れませんね。
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CEREMONY OF INNOCENCE / LIQUID

2005-04-27 01:02:47 | TOTO&FUSION
CEREMONY OF INNOCENCE / RADIOACTIVE

8.LIQUID

JEFF PORCARO(ds)MIKE PORCARO/NEIL STUBENHAUS/ABRAHAM LABORIEL(b)
TOMMY DENANDER(g,keys)DEAN PARKS(g)GREG PHILLINGANES/VINCE DICOLA(keys)
DAVE BORUFF(sax)

このアルバム唯一のインストナンバー。このアルバムはいわばハードロックにジャンル分けされるんでしょうけど、この曲だけどういうわけか思いっきりファンクです。
今までゲストプレイヤーもそんな目立ったプレイを披露しているわけでもないのに、この曲に至ってはゲストプレイヤーがJEFF&MIKEのリズム隊をバックに好き勝手やってる感じですね。
基本的には今やTOTOのサブメンバーであるGREG PHILINGANESの、まるでCOMMODORESの「MACHINE GUN」を思い出すような古臭い音のシンセソロがメインにフィーチャーされてますが、そこにDAVE BORUFF(この人知りません)のサックスソロ、そしてまたまた一聴してそれとわかるABRAHAM LABORIELのベースソロ、更にはVINCE DICOLAのプログレッシブなオルガンシンセソロなど、ひたすらソロのオンパレードで繋いで曲を構成しています。
JEFFのドラムもこれまた特徴であるルーズなハイハットワークで16を刻んでいるところがなんともらしいですし、TOPシンバルを絡めた16というのもあまり他の曲では聴かれないかもしれません。
なかなか面白い、異色の曲です。
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CEREMONY OF INNOCENCE / CEREMONY OF INNOCENCE

2005-04-26 00:48:26 | TOTO&FUSION
CEREMONY OF INNOCENCE / RADIOACTIVE

7.CEREMONY OF INNOCENCE

FERGIE FREDERIKSEN/GEIR RONNING/KRISTOFFER LAGERSTROM(vo)
JEFF PORCARO(ds)MIKE PORCARO(b)TOMMY DENANDER(g,keys)

FERGIE FREDERIKSENとTOMMY DENANDERによるタイトルチューン。JEFFとMIKEのリズム隊にTOMMYのギターが絡むミディアムテンポのロックナンバーです。こんなところでFERGIEとJEFF、MIKEの共演が再現されているなんて思ってもみなかったですね。音的に薄めなのでJEFFのドラミング、MIKEのベースラインとも細かい部分まで良く聞こえます。特にJEFFのドラミング研究には役立ちそうな1曲です。
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CEREMONY OF INNOCENCE / LA MOVIES

2005-04-23 01:12:55 | TOTO&FUSION
CEREMONY OF INNOCENCE / RADIOACTIVE

6.LA MOVIES

JASON SCHEFF(vo,b)JOSEPH WILLIAMS(vo)MARCUS LILIEQUIST(ds)TOMMY DENANDER(g.keys)

JASON SCHEFFの歌う哀愁漂うメロディとJOSEPH WILLIAMSの美しいコーラス。これぞAOR!このアルバムの中で最も胸を打つ素晴らしい曲だと思います。とにかくボーカルのこの二人に尽きますね。やっぱり鉄壁のコーラス隊はタダモノではありません。
そしてもうひとつのポイントはあまり目立ちませんが、よくよく聴いてみるとなかなか渋いJASONのベースです。さすが元々はボーカリストというよりはスタジオベーシストだっただけあります。ベースラインをよーく聴いているだけでも飽きません。
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CEREMONY OF INNOCENCE / WAITING FOR A MIRACLE

2005-04-21 00:49:56 | TOTO&FUSION
CEREMONY OF INNOCENCE / RADIOACTIVE

5.WAITING FOR A MIRACLE

JASON SCHEFF/ALEX LIGERTWOOD/GEIR RONNING/PIERRE WENSBERG(vo)
JASON SCHEFF/MIKE PORCARO(b)JEFF PORCARO(ds)TOMMY DENANDER/BRUCE GAITSCH(g)
DAVID PAICH(keys)STEVE PORCARO(programming)

このアルバムのハイライトと言ってもいいでしょう、JASON SCHEFFとALEX LIGERTWOODのツインボーカルが堪能できるキャッチーでノリのいい素晴らしい曲です。TOTOメンツをバックに歌い上げるお二人はノリノリで、さぞ気持ちいいんでしょうね。こんなツインボーカルが聴けるなんて...やっぱり贅沢なアルバムですよ。
恐らくBRUCE GAITSCHでしょう、ギターのカッティングも気持ち良く、JEFFのドラムもなかなかハードに決まっています。
相変わらずDAVID PAICHのキーボードはバックに徹してるんですが、曲の最後にきてようやくオルガンの早弾きソロで自己主張させてもらえたようで、PAICHらしさ爆発で終わります。
次の「LA MOVIES」とともにオススメの曲ですね。
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CEREMONY OF INNOCENCE / GRACE

2005-04-20 01:04:29 | TOTO&FUSION
CEREMONY OF INNOCENCE / RADIOACTIVE

4.GRACE

KRISTOFFER LAGERSTROM/GEIR RONNING(vo)TOMMY DENANDER/MICHAEL THOMPSON(g)
DAVID FOSTER/RANDY GOODRUM(keys)

4曲目はバラード。リードボーカルはKRISTOFFER LAGERSTROMという人です。全然知らない人ですが、しばらくの間JASON SCHEFFだと思い込んでいたくらい、SCHEFFそっくりのハイトーンボイスがすがすがしいですね。コーラスもなかなか美しい、いい曲です。
で、ポイントはDAVID FOSTER。こんな大物にピアノを弾かせるTOMMY DENANDERって何者?しかもピアノソロがあるわけでもなく、ギターソロの伴奏の一員でしかないんですからこれまた贅沢。MICHAEL THOMPSONもサブのギタリストにしちゃってるし、更にはRANDY GOODRUM、この人「I'LL BE OVER YOU」を始めとしたJOSEPH WILLIAMS時代のTOTOの曲などのソングライターとして名を馳せてますが、曲を作っているわけでもなく、目立たぬシンセ弾きに徹してます。ちなみにRANDY GOODRUMというと最初に思い浮かぶのがOFF COURSEの大コケアルバム「BACK STREETS OF TOKYO」の英詞のライターとして。いやアルバムも出してるミュージシャンとは知りませんでした。更には小田和正の曲をBILL CHAMPLINやらJASON SCHEFFやらBOBBY KIMBALLやらが歌っているアルバム「LOVE STORY」では「BACK STREETS...」の曲をGOODRUM自身で歌ってるというのがちと笑えます。やっぱこのアルバムは買わなならんかな...。
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CEREMONY OF INNOCENCE / ON MY OWN

2005-04-18 23:01:45 | TOTO&FUSION
CEREMONY OF INNOCENCE / RADIOACTIVE

3.ON MY OWN

FERGIE FREDERIKSEN/KRISTOFFER LAGERSTROM(vo)MARCUS LILIEQUIST(ds)
DAVID HUNGATE(b)TOMMY DENANDER(g,keys)

さてお次はFERGIE FREDERIKSENの登場です。前の曲がBOBBY KIMBALLにJOSEPH WILLIAMSですから、これでTOTOボーカリストのフルキャストですね。(JEAN MICHAEL BYLONは置いといて~)そんでもってベースがDAVID HUNGATEですから完璧です。録音された91年当時のメンバーが参加しているのはともかく、その時点でメンバーでなかった人たちもちゃんとフルメンバーで参加してるのが不思議でなりません。(でもやっぱりBYLONは...無言)FERGIE FREDERIKSENはRADIOACTIVEの次作にもメインボーカリストで参加していますから、よっぽどTOMMY DENANDERと気が合ったんでしょうかね。
曲はFREDERIKSENもソングライティング参加しているだけあって、彼の迫力のあるハイトーンボイスが十分に活かされたハイテンポなロックです。確かに「ISOLATION」に入っててもおかしくないような雰囲気で、当時のTOTOを思い起こさせるものがあります。シャウトの入れ方も当時のまんま。
ちなみにこの曲ではイントロ始まるキーボード・エレピもTOMMY DENANDERによるものですが、むしろ前2曲のDAVID PAICHよりもよっぽど目立っているのがちと笑えます。
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CEREMONY OF INNOCENCE / CRIMES OF PASSION

2005-04-17 22:21:13 | TOTO&FUSION
CEREMONY OF INNOCENCE / RADIOACTIVE

2.CRIMES OF PASSION

BOBBY KIMBALL/JOSEPH WILLIAMS/JASON SCHEFF/ALEX LIGERTWOOD(vo)JEFF PORCARO(ds)
MIKE PORCARO/JASON SCHEFF(b)TOMMY DENANDER(g)DAVID PAICH(keys)STEVE PORCARO(programming)

たまりませんね、このメンバー。これでギターがSTEVE LUKATHERだったら...なんて言っちゃ身もふたもないんですが。
この曲、TOMMY DENANDERとBOBBY KIMBALLの共作で、リードボーカルはもちろんBOBBY KIMBALL。JEFFのハーフオープンの4ビートが印象的なストレートなロックンロールで、JEFFが叩いている姿が目に浮かぶようです。前の曲同様DAVID PAICHのピアノがベタで印象うす~なのがちと残念です。
売りはやっぱりこのコーラスのメンバー。JOSEPH WILLIAMSにJASON SCHEFFこれだけでも万歳なのにそれに加えてALEX LIGERTWOODですから、狂喜乱舞したいところです。でもこんだけのメンバーなんですからもっと使わないと・・・サビのタイトル部分だけしかコーラスがないってのも勿体無い。
う~むやっぱり贅沢な一品です。
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CEREMONY OF INNOCENCE / THE STORY OF LOVE

2005-04-16 01:53:23 | TOTO&FUSION
CEREMONY OF INNOCENCE / RADIOACTIVE

1.THE STORY OF LOVE

GEIR RONNING(vo)JEFF PORCARO(ds)MIKE PORCARO(b)TOMMY DENANDER(g)
DAVID PAICH(keys)STEVE PORCARO(programming)

RADIOACTIVEというだけあって、初っ端はラジオの音声のようなSEから始まります。
そしてTOMMY DENANDERによるギターリフ。始まるはロックナンバーです。
参加プレーヤーを見ておわかりと思いますが、まさにTOTOです。STEVE LUKATHERを抜いただけのメンバー構成。JEFF PORCAROのドラムがのっけから炸裂です。
ただし、TOTO的なサウンド作りではなく、曲もTOMMY DENANDERによるものですから、TOTOな雰囲気はあまりありません。ほとんどのパートがギターで構成されていて唯一自己主張しているのがJEFFのドラミングぐらいです。DAVID PAICHなんているのかいないのかわからん位。全くもって贅沢な1曲ですわ。
ところで、ボーカルのGEIR RONNINGってPRISONERとかいうバンドのボーカリストらしいですが、聞いたことありません。地元スウェーデンのバンドなんでしょうか?
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